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プレスリリース

「デヴィッド・ギルモア・ライヴ・イン・グダニスク」は、ピンク・フロイドのシンガー兼ギタリストにとって初のソロ・ライヴ・アルバム。高い評価を得た2006年のツアー「オン・アン・アイランド・ツアー」最終公演として、グダニスク造船所で5万人の観客を前に行われたコンサートの魅力をとらえた作品である。ピンク・フロイドの選りすぐりの名曲をオーケストラと初めて共演したときの模様も収められている。

デヴィッド・ギルモアデヴィッド・ギルモアは、グダニスク公演についてこのように語っている。
「ポーランドで演奏したのは今回が初めてだったんだ。ヨーロッパ現代史における最も大切な記念日の一つを飾るお手伝いができて感激だったよ。グダニスク造船所はとても象徴的な場所だし、そこで自分たちの曲を演奏することができて光栄だった。中でも、友人のズビグニエフ・プレイスネルにポーランド・バルト・フィルハーモニー交響楽団を指揮してもらって、初めて自分のアルバムを思い通りに演奏できたのには感動したね」

デヴィッド・ギルモアとそのバンドを労働組合「連帯」結成26周年記念特別コンサートに招聘したのは、ポーランド元大統領のレフ・ワレサと、グダニスク市長のパヴェウ・アダモヴィチ。グダニスク市と「連帯」の出資によるこのコンサートは「すべてはグダニスクから始まった—自由の空間」(英題:It Started in Gdansk _ The Space Of Freedom)と題され、1980年に労働組合「連帯」が結成された記念日としてポーランド国民の祝日となっている8月26日に開催された。「連帯」は結成の9年後に共産党政権を打倒。委員長のレフ・ワレサが、民主化されたポーランドの大統領に選ばれた。

デヴィッド・ギルモアとフィル・マンザネラがプロデュースを手がけた2枚組ライヴ・アルバム「デヴィッド・ギルモア・ライヴ・イン・グダニスク」はグダニスク公演を収録したものであり、あるミュージシャンとそのバンドの音楽的才能がまさに頂点を極めている様子を披露している。6人編成のこのバンドは「オン・アン・アイランド」ツアー中唯一オーケストラを伴っている。ポーランド・バルト・フィルハーモニー交響楽団の、40人強で編成されたストリングス・セクションである。指揮は、ナンバー1を獲得したデヴィッド・ギルモアのアルバム『オン・アン・アイランド』の編曲を手がけた、ズビグニエフ・プレイスネルが担当した。この演奏は、ピンク・フロイドの〈運命の鐘〉(原題:High Hopes)と〈壁が崩壊した日〉(原題:A Great Day For Freedom)の初のオーケストラを伴うライヴ録音であり、後者は[連帯]の結成記念として一度限り演奏されたものである。

この歴史的なコンサートでギルモアと演奏を共にしたのは、世界的に有名なミュージシャンの集団である。メンバーは以下の通り。
リチャード・ライト:ピンク・フロイドのキーボード奏者
フィル・マンザネラ:ロキシー・ミュージックのギタリスト / 「オン・アン・アイランド」の共同プロデューサー
ガイ・プラット:ピンク・フロイドとロキシー・ミュージックのベーシスト
ジョン・キャリン:キーボード / 長年ピンク・フロイドのサポートを務める
スティーヴ・ディスタニスラオ:ドラムス / 近年はクロスビー&ナッシュと共演
ディック・パリー:サックス / 長年ピンク・フロイドとコラボ活動を行う

ライヴ・アルバムに伴う収録時間2時間半のDVDは、ギャヴィン・エルダー監督によるもの。造船所の都会的な風景や立ち並ぶクレーンのシルエットをバックに行われた、グダニスク公演のドラマを刺激的に描写している。ステージ上方から2台の巨大なクレーンで吊り下げられているのは、重さ16トンのスクリーン6枚。それぞれが各バンド・メンバーに焦点を当て、光の魔術師マーク・ブリックマンの手がける色とレーザー光線の万華鏡によって照らされている。DVDには113分に及ぶコンサート映像の他、36分間にわたる魅力的なドキュメンタリーも収録されており、ギルモアがレフ・ワレサ元大統領と個人的に対面している様子や、コンサートのリハーサル風景、ギルモアがワレサと共に、1970年の暴動で殺された造船所労働者たちの慰霊碑に花輪を捧げる感動的なシーンなどが収められている。

「デヴィッド・ギルモア・ライヴ・イン・グダニスク」は数フォーマットにより発売され、その全てにオーケストラとの共演曲が収録される。113分間の「コンサートDVD」にはオーケストラとの共演曲の演奏シーンに加え、〈エコーズ〉と〈天の支配〉(原題:Astronomy Domine)が収録される。(〈ウォッツ〉(原題:Wot's Uh… The Deal?)はアナログ盤LPにのみ収録される)

www.davidgilmour.com