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Reported BY Toru Nagamine (Sony Techno)
Illustrated BY Midori Hirano

今、ロンドンで大人気のクラブ、"The End"でのスクエアプッシャーのホット・ライブレポート!
ジャコ・パストリアスばりの生ベース演奏をこの目で見てきました。
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ロンドンの中心街にある、「The End」はとにかく今旬なクラブ! 入るときにボディチェックがこれでもか、というくらい厳しく、行列ができてしまうほどの大人気。ここで、あのスクエアプッシャーのライブが行われるというので、一足お先に見てきました。(これがアップデートされる頃にはもう、日本でリキッドルームにてライブも行われているハズ。) SQUARE01 PHOTE

「The End」は2フロアに分かれており、この日は一つがエスニックバー、一つがトランスやハードコアがかかっていて、スクエアプッシャーはこちらのメインフロアでライブの予定。 フロントアクトのDJが廻している1:30頃、スクエアプッシャーが柱のわきのDJブースでセッティングをしている姿が見える。どうやら、音が出ないようでイライラしているようだ。ヘッドフォンを投げつけかねない感じでちょっと近寄れない雰囲気だ。


何とか音が出て、スクエアプッシャーのライブ、スタート!
最初の三曲はミキサーをいじりながらのライブ。ミキサーは愛機との噂のSOUND CRAFT社のSPIRIT FOLIOのようだ。一曲目がアンビエントっぽいノリで始まった後は、もうのっけからスクエアプッシャー節の嵐!とにかく、目を閉じて、EQをいじったりして、かなり本人のテンションも上調子になっている。さきほどイライラしていたのが嘘のようだ。ライブの音が彼のアタマに完璧に入っていて、16小節の最後のブレイクが入る時のEQ使いのアクションがタイミングにばっちり合っていてかっこいい!

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出た!これが噂のジャコ・パストリアスばりの生ベースの早弾き!
肩の方のかなり高い位置でベースを抑え、ピックなしの指とチョッパーで、ヘッドバンキングしながら指が高速で動きまくっている.....!!!!

その衝撃といったら、あまりにもものすごすぎるテクニックと彼の放つ強烈なカリスマ性に呆然とする僕の後ろで、ノリノリの外国人がガツンガツンあたってくるのにもしばらく気がつかなかったくらいだ。(笑)

プレイリストは、新旧のアルバムとりまぜて、HARD NORMAL DADDYからCOOPER'S WORLD、SQUAREPUSHER'S THEME...と三曲くらい、BIG LOADAからA JOURNEY TO REEDHAMとCOME ON MY SELECTORなどがかかっていたという感じ。

彼の天才的プレイに酔いしれたロンドンの一夜だった。

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