WHAT'S DJ?



DJはまず、何が必要?


ミキサー

 て、今度は2台のターンテーブルを繋ぐミキサーです。
ミキサーは本当に多種多様です。値段も1万円台から20万円を越えるものまで、ピンキリです。その違いは音質だけではありません。値段の高いミキサーは多くの機能を持っていて、それらには2台のターンテーブルのみならずより多くの機材(CD, MD, DAT, カセットテープなど)を接続できたり、たくさんのイコライザー(音のトーンを変化させるもの)やエフェクター、ものによってはサンプラーがついていたりします。
ここではまず初心者に適したシンプルな機能のミキサーを幾つか紹介します。

PMC-01A まずVestaxPMC-01A(右図)は、同時に使えるのは2台のターンテーブルのみですが、2バンドのイコライザーがついていて、雑誌等での広告による価格では2万円前後というのを見かけます。Vestaxはターンテーブルも出していますが、むしろミキサーの分野での信頼が非常に厚く、上位機種になると実際のクラブで使われている事が多いくらいですから、お薦めのひとつです。

 また、GeminiからはPS626PROという機種があり、同時に使えるのは3チャンネルで、より幅の広いプレイが可能になり、価格的にも3万円前後で手に入るようです。

 さらにターンテーブルでお馴染みのTechnicsからはSH-DJ1200という機種が出ています。これは同時使用チャンネルが2チャンネルですが、使いやすい配置のイコライザーや見やすいレベル・メーターが人気のようです。こちらは3万円台。

DJ-2000 シンセサイザー等で知られるRoland(ローランド)も最近DJ-2000(左図)というDJミキサーを発表し、話題になっています。これはマイク入力も合わせて同時に5チャンネル使える上に、特殊な効果を出すエフェクターや、ある帯域を完全にカットできるアイソレーターなどもついています。価格の方は7万円台とこれまで紹介したものより幾分高いですが、オリジナルなミックスをする上で目が離せない機種です。


 DJM-500Pioneer(パイオニア)からは小型のDJM-300、大型のDJM-500(右図)という機種が出ています。価格はそれぞれ4万円台と8万円台。PioneerはCDJの分野で貢献しており、これらのミキサーは同社のCDJプレイヤーと合わせた時の特別な機能も持っていて、CDでのプレイを目指す人には特にお薦めの機種です。



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