テクノ講座

Drum & Bass(ドラムンベース)

ドラムンベースは90年代初頭のBreakbeats Techno(ブレイクビーツ・テクノ)を源としています。ソウルやヒップホップなどで使われていたドラムを、サンプラーに録音してさらに分解し、それを2倍速などで再生していたものが発展して、現在の形に至っています。従来のバスドラム4つ打ちのスタイルに拘らず、綿密にリズムを打ち込んでいき、曲のテンポも非常に早いのが特色です。発祥の地はイギリスで、代表的なアーティストにGoldie(ゴールディー)やLTJ Bukem(LTJブケム)などがいます。96年のSonyTechno Awardsでも上位にランキングされていたRoni Size(ロニ・サイズ)も、この分野から出てきた人です。ソニーテクノからリリースされているPlug(プラグ)、Wax Doctor(ワックス・ドクター)やVoyager(ヴォイジャー)や、Jamie Myerson(ジェイミー・マイヤーソン)なども、ドラムンベースを基盤としたアーティストです。
ドラムンベースの中でも美しい旋律を持つ「アートコア」や、重い雰囲気の「ダークコア」を始め、多くの分類分けがされています。
さらにドラムンベースの手法を取り入れながら、オリジナルな音世界を作っている人達もいます。
Squarepusher(スクエアプッシャー)などが代表的な例で、彼はドラムンベースの手法に彼自身が演奏する生ベースを織り交ぜたり、ロック的な要素を取り入れたりしています。Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)なども、ドラムンベースの手法を取り入れた作品を発表しています。国内ではDJ Force(フォース)やDazzle T(ダズル・T)といったアーティスト/DJがいます。

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