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エイフェックス・ツイン/Aphex Twin

エイフェックス・ツインはリチャード・D・ジェイムスによるユニットだ。UKの片田舎コーンウォールからあれよあれよという間にメディアから注目され一躍トップ・テクノ・クリエイターになった彼は、まさに今の時代が生み出した天才児ともいえるだろう。91年にマイティ・フォースからリリースされたホワイト盤でデヴュー。後に同レーベルから「アナログ・バブルバス」、「同2」をリリース。またハード・テクノ作品をラビット・シティからリリース。このなんとも説明のつかない狂気のノイズにメディアはこぞっていろいろな論法を展開した。だが、誰も回答が出なかったというのが正直なところであろう。その後R&Sと契約。名作「ディジョリドゥ」、「XYLEM TUBE」、アンビエント作品を集めた「アンビエント・ワークス」をリリース。このころから時代の寵児として爆発的な評価を得ることになる。また、自身のレーベル「リフレックス」を設立。次々と問題作を発表しマニアは血眼になってレコードを探し求めた。ワープからは93年リリースの「ポリゴン・ウィンドウ」でデヴュー。シングルとアルバムをそれぞれ一枚づつリリース後、エイフェックス・ツイン名義でシングル「オン」、そしてアルバム「アンビエントワークス2」をリリース。95年には「ヴェントリン」、アルバム「…アイ・ケア・ビコーズ・ユー・ドゥ」をリリース。R&Sからは初期作品集「クラッシクス」もリリースされるなど彼のカリスマ性は衰えを知らない。1997年には2月、7月と2度に渡って来日ライブを行い、豪雨の中、「アンビエント・ワークス」の「パルスウィドゥス」から始まり新曲「カム・トゥ・ダディ」で幕を閉じた7月の富士ロック・フェスティバルでのステージは、早くも伝説と化している。

Discography

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