TRACK 13.
シャンテ・ムーア/ディス・モーメント・イズ・マイン
 67年サンディエゴ生まれの34歳。ヒップホップがメインストリームを極め、ジャンルを超えて、さまざまな音楽に影響を与えるなか、シャンテ・ムーアは、ブラック・ミュージックの歌モノの、正統派路線を受け継ぐシンガーとして登場した。91年に映画『ハウス・パーティII』のサントラに、キース・ワシントンとのデュエットで参加し、翌92年にアルバム『プレシャス』で正式なデビューを飾った。収録の『ディス・モーメント・イズ・マイン』は、4年のブランクをおいて、99年にリリースされた同名タイトルの、3rdアルバムからの曲。ジャム&ルイスのプロデュースで、彼女自身もコラボレートしている。ピアノのイントロから始まり、丁寧歌い綴っていく、メロウなバラード。正統派と言われる理由がここにある。ただ、昨年11月にリリースした4thアルバム『エクスポーズド』では、ジャーメン・デュプリをプロデューサーに迎え、ダンサンブルな曲にもチャレンジしている。

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