TRACK 11.
シンディ・ローパー シンディ・ローパー/トゥルー・カラーズ
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 派手なファッションとメイク。プロモ・ビデオではNYの街を練り歩きながら、踊る。83年のアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』は、タイトルそのままに、いかにもアメリカっぽいユニークな女の子、という印象を強く残した。アルバムは、全米で4位のヒットとなった。でも、この成功が実は、シンディ・ローパーを苦しめた。本当の私は違うのにと。彼女は、もっとメッセージ色の濃い、スピリチュアルな歌を歌いたかった。時代は、まだ80年代半ば。後に彼女は、自由な創作活動が許されず、辛かったと語っているが、そのような状況のなかで、時間をかけ、自分が納得できる作品を、というので制作されたのが、2ndアルバム『トゥルー・カラーズ』。収録曲は、アルバムのタイトルにもなった曲で、肌の色を含め、表面的なことだけに左右されることはない、というメッセージが込められている。アルバムは、全米で4位、シングルは、1位の大ヒットとなっている。

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