TRACK 14.
	メイヤ/クレイジー
日本におけるスウェディッシュ・ポップ・ブームの起爆剤となったのが、96年にリリースされたメイヤのデビュー作『メイヤ』だった。明るく、爽やかで、ナチュラルな魅力に溢れるポップ・ソング。ストックホルムの豊かな自然に育まれたそれは、とても新鮮に響いた。無名の新人は、瞬く間にトップ・アーティストとなり、アルバムは80万枚を超える大ヒット。収録の『クレイジー』も、そのデビュー作からだ。98年には２ndアルバム『セヴン・シスターズ』をリリース。母国語以外に、英語、スペイン語を話し、リッキー・マーティンの99年のアルバムではデュエットを。そして今年１月、スペイン・イビサ島が精神的に解放してくれたと、大胆にロックへ方向転換したアルバム『リアリテイルズ』を発表。彼女自身のロックのルーツとともに、自然体で生きる彼女の魅力と、引き出しの多さを見せることとなった。最近は、矢井田瞳と急接近。彼女のステージで共演までしている。

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