2008.02.25[15:08] IT' ONLY 万里の酒
2/21長崎、2/22福岡、2/24新潟での増刊ミドリカワを振り返ります。

長崎でのミドリカワ熱は今だ健在でした。何で縁もゆかりも無い私に、長崎のマスコミ関係の方々はこんなに熱心なのかしら、と不思議で仕様がありません。長崎の人々はやって来る歌手全員に熱烈な歓迎をしてるんじゃねえの?とMCで言ったら、終演後の酒席でNIBのヴィクトリア姉さんから叱られました。
「私たちそんな尻の軽い女じゃありませんわ、先生」
ありがたい事でございます。

翌日。早めに福岡に到着したのでホテルにチェックインして、入り時間まで読書。
あっちゅう間に時間は流れ、リハやって、依布サラサのステージが終わって、僕の出番。とりあえず今の段階での増刊全公演中一番盛り上がったような気がします。休憩中、あんなに質問攻めにあったのは初めてです。組織の人からもやたら褒められたし。
かつて我が事務所で働いていた、安武氏が観に来ていました。氏は御実家の福岡で家業であるみかん栽培を継ぎ、健康的な日々を過ごしているようです。「みかんボーイ」という歌を作れとの事でした。

二日後。強風による運休、遅れで東北、甲信越に向かう東京駅新幹線乗り場は恐慌状態。やべえよ、新潟行けんの?わすら。今日行けなかったら新潟県民から孫の代まで恨まれるよ。やべえよ、とめそめそしましたが無事に新潟着。
他の土地に比べてシャイなお客さんが多かったですけども、僕もシャイな人間ですからお気持ちはもの凄くわかります。シャイな人程、ハートは熱いものです。次回はシャイな皆さんを小躍りさせられるように頑張るぞ。って、増刊で小躍りは難しいでしょうから、バックバンドがいるブーライでひとつ。

2008.02.18[13:55] 私待つわ、青葉城で 
2/15名古屋、2/16仙台での増刊ミドリカワを振り返ります。

まだ久しぶり感が抜けない名古屋。オープニングアクト、依布サラサ嬢のマネイジャーである横田氏は、小僧だった僕をたぶらかして札幌から東京へ引っ張ってきた人物。『J-BOY』が鳴り響き、緊張の本番直前のはずが、舞台袖で小橋の復帰戦を生で観た氏に小橋問答をふっかける。
「いや、俺もう泣いちゃって泣いちゃって。あ、行ってらっしゃい」「行ってきます」
休憩時に飲んだおビールのおかげで後半はテンションが高かったと思います。でも声が細くなってたとの指摘を受け、本番中に酒を飲む事についての是非を考え中です。

翌日は、朝っぱらからFM愛知に出向き、川上未映子に嫉妬の炎を燃やす毎日だという事を30分間喋り倒し、早めに仙台へ。
仙台でのライブ経験が少ない、明らかによそもんの僕を、よそもん扱いしない仙台の方々はお優しい。それもこれも『仙台おもせ』のおかげです。あの連載がきっかけで僕も川上未映子になれるかもしれませんからね。頑張ろう、あれ。
終演後、東北地区で新しくイベンターを務めてくださる事になった GIPのちゅうばち氏とマネイジャー三人で、ミドリカワ書房をよそもんじゃなくする計画を練り練りしました。

2008.02.11[12:31] わかれはいつもロックンロール
増刊ミドリカワin札幌が2月8日に行われました。札幌での増刊は二回目。
幸運な事に、ちょうど雪まつり時期だったんです。しかし僕という人間は、そういった浮かれ気分でゴーゴーみたいな行事、場所に関心が無いので、ホテルの部屋でワイドショーを見たり、読書したりしていました。

固くなんな、固くなんなよと自分に言い聞かせながら挑んだ本番。札幌という土地への甘えもあってか、終始リラックスしてできました。
終演後、出口付近で帰られるお客さん方を威嚇していたら、中学一年生の少年とそのお母さんが、
「この子があんたに夢中です。なのでご近所さんから白い目で見られています。なんとかしろ馬鹿」との事。激昂する母上を半笑いでかわしながら少年と固い握手。嬉しかった。腐った社会に立ち向かうロッカーは、キッズの気持ちがわからなくてはなりません。少年との握手を通じて僕はキッズの気持ちが少しでもわかれば良いな、と思いました。

で、その2日後にFRSというイベントが東京は下北沢でありましたね。フロンティア・ロック・スピリッツの頭文字を取ってFRS。腐った社会に立ち向かうロックの祭典。キッズの気持ちがわかりたい日々だったので、個人的にタイムリーなイベントでした。初心を忘れないためにも、あのようなフレッシュなロッカーが集うイベントにはちょこちょこ出るべきですな。あんたフレッシュじゃないから駄目、と言われればそれまでですが。

2008.02.04[13:50] 時代おくれの男になりたい
今年も性懲りもなく増刊ミドリカワが始まりました。一発目は大阪。
会場のclub☆jungleは増刊の度に使わせていただいて、今回で三度目になります。
大阪での増刊はどうも私固くなっちゃうのよねえ。それは一体なんで?と終演後の宿で考えました。そして出た答えは、客電(客席の照明)が暗いからではなかろうか、というものです。歌ってる最中、お客さんのお顔がよく見えないんです。反応がわからないから不安になるし、大袈裟に言うと、真っ暗な誰もいない倉庫で一人きりで歌ってるのと同じようなものです。次お邪魔するときは、客電明るめでお願いしましょう。忘れないようにしなきゃ。
あ、決してclub☆jungleにケチつけてる訳じゃありませんよ。あそこのスタッフさんの何名かは、お世辞でも「あなたは神です」と言ってくださるので、気分が良いんです。

宿泊先の宿が二年半くらい前のキャンペーン中に食中毒を起こし、高熱で意識朦朧とした中点滴を打ってミナミホイールに出演した際、長期滞在していた思い出の場所で、ほろ苦かったです。「豆電球の灯りの中で」はここで完成させたんだよなあとか、牡蠣を食べさせてくれた大阪営業所の行沢さんには悪い事をしたよなあとか……。あれから色々あったけど、今もこうして大阪でライブができている事への幸せを噛みしめながら床につきました。

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