ザ・ストロークス

ファブリジオ・モレッティ(Dr)、ニック・ヴァレンシ(G)、ニコライ・フレイチュア(B)、アルバート・ハモンド Jr. (G)、ジュリアン・カサブランカス(Vo)による5ピース・バンド。
1999年、NYにて幼馴染ですでに一緒にバンドをやっていたジュリアン・カサブランカスとニコライ・フレイチャーのコンビに、ニック・ヴァレンジとファブリジオ・モレッティの幼馴染コンビが出会い、そこにLAから映画の勉強にやってきていたアルバート・ハモンド・ジュニアが加わってバンドを結成。活動をスタートするやいなや、USはRCA、UKはラフトレードと契約。USよりも先にUKで火が点き、各音楽誌が“NEXT BIG THING”としてアルバム・リリース前にして有力誌の表紙を飾るなど、その人気振りは一部では「メディアに祭り上げられたハイプ」「実力よりも人気/話題先行のバンド」とも揶揄される中でデビュー・アルバム『イズ・ディス・イット』を発表。その人気はUKからUS、そして日本にも飛び火し、後に「名盤」とよばれるこの作品からは「ザ・モダン・エイジ」「ハード・トゥ・エクスプレイン」「ラスト・ナイト」といったシングルヒットがうまれ、ツアーや確固たる世界観をもったメンバーのアティデュード、そしてなによりも世界中のファンの熱狂的なサポートによって、「本物の、そして歴史に残るロックンロール・バンドであり、これからの世代を担うバンド」「今のジェネレーション=“モダン・エイジ”のためのロックンロールはザ・ストロークスによって鳴らされている」という時代とその世代を象徴するバンドへと一気に上りつめた。


02年2月には初の日本上陸を果たし、大阪、名古屋、東京での来日公演が実現。チケットは発売と同時にソールド・アウトとなり、急遽、当初より大きな会場に変更されるという伝説の初来日となった。


03年8月にはサマーソニック初参戦にしてセカンド・ヘッドライナーをつとめ、その興奮冷めやまぬ中、10月には前作と同じくゴードン・ラファエルをプロデューサーに迎えて制作されたセカンド・アルバム『ルーム・オン・ファイア』を発表。より洗練され、ポップなアート性とロックンロールのダイナミズムを兼ね備えたこの傑作からは「12:51」「レプティリア」などのヒット曲がうまれ、ザ・ストロークスがワン・アンド・オンリーであることを改めて強烈に印象付け、その人気と評価を不動のものとした作品となった。


06年、プロデューサーには前2作までのゴードン・ラファエルにかわってデヴィッド・カーンを迎え、1年以上を費やして制作されたサード・アルバム『ファースト・インプレッションズ・オブ・アース』を発表。その特異で魅力的なセンスを見せつけた1stアルバム、さらにザ・ストロークス独特の“世界観”を加えてみせたセカンド・アルバム、そしてこの3rdアルバムは練り上げられた凄まじい完成度を誇るサウンドによって、他のいかなるバンドともアーティストとも比べようの無い更に特別な存在へと高める作品となり、同年に行われたフジロック・フェスティヴァルでは日本では初のヘッドライナーを務めた。


サード・アルバムの発売以降、ファブやアルバート、そして09年11月にはジュリアンが初のソロ・アルバムを発表し、2010年5月に単独の来日公演も実現するなどソロ活動が活発化したが、同2010年初頭から、約5年振りにバンドとして新作の制作を開始し、夏にはロックネス(スコットランド)、ワイト島フェス(イギリス)、ロラパルーザ(US)などのフェスなどでヘッドライナーとして登場して再始動と新作発表を高らかに宣言。12月には早くもサマーソニック2011へのメイン・ヘッドライナー参戦も正式発表した。


2011年に入ると、1月にアルバム・タイトル、発売日、トラックリストを正式発表し、2月には1stシングル「アンダー・カヴァー・オブ・ダークネス」を解禁し、48時間限定フリーダウンロードを敢行。“ロックンロール・リバイバル”ムーブメントを象徴する存在としてシーンを創り上げた歴史的名盤『イズ・ディス・イット』から10年。メンバー自身が「本当の意味で初めてバンド全員でつくり、2011年、そして2010年代におけるザ・ストロークスのニュー・モデル」と自負する今作。ボーカルのジュリアンをはじめメンバーそれぞれのソロ活動によって得た進化・成長から引き起こされた化学反応によって到達した新たなる世界=第二章におけるザ・ストロークスというバンドと『アングルズ』」という作品が、自らが創り上げた時代・世代、その唯一無二の完成形を打ち破り、2011年、さらに2010年代という新たな時代=“モダン・エイジ”をつくり、牽引する。