エクス・キューショナーズ
バトルDJとは、DJ対DJでターンテーブル及び、ミキサーを使いワザを競い合うDJのことでエクセキューショナーズは、まさにDJをネクストレヴェルへと浸透させた草分け的DJであり、ここ日本では絶大な人気を誇る。エクセキューショナーズの面々がソロでバトルに登場したのは、90年初頭でチームの結成は、89年である。当時のメンバーは、スティーヴ・D、ジョニー・キャッシュ、ロック・レイダー、ショーン・Cの4人組だったが、ロック・レイダー以外は脱退し、現在はロブ・スウィフト、シニスタ、トータル・エクリプスがメンバーとして活動を共にする。98年にグループ名をX-MENからエクセキューショナーズに改名し、初のアルバム「X-pressions」を発表。究極のターンテーブル・アルバムとしてヨーロッパなどでも絶賛される。プロデュースワークは、コモン、ビートナッツを初め、ジャングル・ブラザーズ、メイシー・グレイなどジャンルの幅を広げて手掛けている。リーダーであるロブ・スウィフトは、ジャズ系ミュージシャンとも交流があり、ハービー・ハンコック、ボブ・ジャイムスらの作品にも参加する傍ら、日本でも人気のファッション・ブランド”GAP”のCMにも堂々出演し、話題を呼んでいる。
残念なことに、今作を最後に日本でもキャラクター、スキルともに大人気であったメンバーのシニスタが脱退することになった。脱退の原因については、リーダーのROB SWIFTが、以下のようにコメントしている。「お互いのクリエイティヴ面で方向性が違ったからなんだ。それと性格的なものもあったんだ。特にここ2年くらいは、グループとしての方向性とシニスタの意見が合わないことが多くていつももめてばかりいた。ずっとツアーをやっていたし、その溝がどんどん大きくなってきちゃった。俺達グループとしても、今回ラウドという大きな会社でのリリースだし、新境地に達したところだったからプレッシャーも感じるし、こういう結論を出すのはすごく辛かったんだ。もちろん、俺とレイダーとで意見が食い違ったり、エクリプスとレイダーの間で意見が合わなかったりってことはあったけど、グループとシニスタの食い違いはそんなものじゃないんだ。俺達としては、このアルバムを出すことに全力を注いでいたし、出すからにはそれなりに成功したいと思ってたんだけど、シニスタが入ると制作にも支障が出る程だった。とりあえず、今は3人で活動をしようということで解決したんだ。この先どうなるかはまだわからないけど。だけど、すでにアルバムは出来あがっているし、シニスタも参加してる。その部分をカットするとかは考えてないよ。アルバム・ジャケットにもシニスタが写ってるし。」
最新作「BUILT FROM SCRATCH」は、「何もないところから、スクラッチを中心にサウンドを築き上げる。スクラッチという表現方法でいろいろな音楽を表現することを伝えたいんだ!」とリーダーであるロブ・スウィフトが語る。
目下、1st.シングルとなる"It's Goin Down"feat.MIKE SHINODA and MR.HAHN of LINKIN PARKが全米ロックチャートでヘヴィーローティション中!
他にM.O.P.,LARGE PROFESSOR、PHARAOH MONCH,XZIBIT,INSPECTAH DECK and MAD SKILLZ,BIG PUN,KOOL G RAP,TOM TOM CLUB&BIZ MARKIE and more…と豪華ゲスト参加。
ROB SWIFT(ロブ・スウィフト):
Tiltes:1992 DMC ESAT COAST CHAMPION
Worked With: Large Professor, Akinyele
ROC RAIDA(ロック・レイダー):
Titles: Christened "Grandmaster" by Kool Herc, DST and Grand Wizard
Theodore, inducted into the DMC Hall of Fame in 1999, 1994/95 DMC American
and World Champion, 1992 DMC US Finalist, 1991 Supermen Battle Finalist
Worked With: Showbiz & AG, Lord Finesse, Artifacts
TOTAL ECLIPSE(トータル・エクリプス):
Titles:1996 ITF World Champion
Worked With: Organized Konfusion and Pharoahe Monch