スティーヴ・ルカサー、TOTOファン歓喜の最新ソロ・アルバム 『ブリッジズ』 を6/21 (水) にリリース!
今年2023年は、近年世界中で人気沸騰中の<シティポップ>の音像形成にも多大な影響を与えたアメリカの伝説的ロックバンド、TOTOのデビュー45周年。そんなビッグ・メモリアル・イヤーに、新たなラインナップで再始動した "新生TOTO" の4年振りのジャパン・ツアー(全8都市)が7月に決定している。
そんな中、TOTO再始動の最重要メンバー/中心人物にして、LAスタジオ・シーンのレジェンドであるスティーヴ・ルカサー(g)が、2年振りとなる9枚目の最新ソロ・アルバム 『Bridges(ブリッジズ)』 を6月21日にリリースすることが明らかになった。
9枚目のソロアルバムを 『Bridges』 と呼んだことは、これ以上ないほど相応しい。ルークは言う。
「これは、俺のソロとしての音楽と、TOTOの音楽との“架け橋(Bridges)”というべきアルバムだ。曲の大半をジョセフ・ウィリアムズ、デヴィッド・ペイチ、そして僕自身で書き、TOTOの昔の仲間を呼んで演奏してもらい、ランディ・グッドラムやスタン・リンチといった共同作曲家たちによって、そのすべてが一つになった。今でも、昔の仲間のほとんどが大親友だということの証だし、TOTOがもうスタジオ・アルバムを作ることはないと思われる今、”TOTOのスタイル”の1枚を作りたかったんだ。そこに近づける限り近づいたアルバム、ということさ」。
ルークのその言葉通り、ソングライティングと演奏の両面でTOTOファミリーが大挙参加した 『Bridges』 は、まさにTOTOとの架け橋となるキャッチーなメロディと、ルークならではのソリッドな佇まいのバンドサウンドにより、TOTOテイストとルーク・テイストが見事に融合したファン歓喜の作品に仕上がっている。
収録曲の1曲 「Far From Over」 は長男トレヴァーとの共作だ。ルークは言う。
「不思議さ。35年前に息子が生まれた時、俺はへその緒を切る前に彼の目を見て、思ったんだ。“果たしてこの子は俺の跡を継いでくれるだろうか?”とね。そしたら…確かに継いでくれた!マジでバカうまなんだ。嬉しいなんてもんじゃない。俺がすべてを教えたんだと胸を張りたいところだが、そうではないよ。大抵の子がそうであるように、最初はドラムから始め、ギターを弾きたいと言うので、ドロップDチューニングとディストーションが出せる小さなアンプを伝授した。そして“リフをいくつか書いたらまた来い”と言ったんだ。すると1日かそこらで来たもんだから、感心したよ。あとは彼が自分の力でやったことさ。4人の子供の中で音楽を好きになり、音楽の道に進んだのは(今の所)彼だけだ。あいつには俺にはどうしたって手に入らない、生まれながらの才能がある。ほんと、こんな誇らしいことはないよ」
ルークのキャリアにおいて、何度となく、共作者として名を連ねてきたスタン・リンチとランディ・グッドラム。『Bridges』 では、この多作なソングライター2人とのコラボレーションが再び実現した。リンチはルカサー、ペイチ、ウィリアムズと 「Not My Kind Of People」 を共作。グッドラムはルークと 「All Forevers Must End」 を書き上げた。ルークは言う。
「彼らはやってきて、俺なんかよりもずっと上手に歌詞を書いてくれる。これまでもそうだったように、いい曲になると思ったけど、思った通りだったよ。大切な友人であり、一緒に仕事をするのが大好きな2人さ。俺も歌詞には意見を出した。言いたいことを伝えたなら、その思いを彼らが音楽に込める。最初のドラフトに目を通したあとは話し合い、ここを、あそこをと編集し、その結果がアルバムに収められる。その点では過去のやり方と変わっていない。友人たちと何かをするっていうのが好きなんだよ。そもそもアルバムを作ったのも、そうしたかったからさ」
『Bridges』 が体現するのは TOTOのファミリー・ツリーにおける、深く張った根と、いくつもの枝だ。ソングライティングと演奏の両面で貢献しているのは、過去と現在のメンバーたち。ジョセフ・ウィリアムズは6曲、デヴィッド・ペイチは4曲の作曲クレジットに名を連ねている。ウィリアムズは全レコーディングに参加し、曲ごとにバックヴォーカル、シンセ、パーカッション、キーボードを担当。ペイチは5曲でキーボードに参加。サイモン・フィリップスのドラムは 「Far From Over」 「Not My Kind Of People」 「When I See You Again」 「Burning Bridges」 で聴くことができる。また、シャノン・フォレストが 「Someone」 「All Forevers Must End」 「Take My Love」 「I'll Never Know」 で復帰した他、旧友で元メンバーのリー・スクラーと、ガヴァメント・ミュールのベーシスト、ヨルゲン・カールソンが共に数曲で参加。ルーク自身もそれら、そしてもう数曲で演奏している。「Far From Over」 では、長男トレヴァー・ルカサーがギター、ベース、バックヴォーカル、シンセで参加。現在のTOTOのキーボーディストであるスティーヴ・マッジョーラは、作曲に参加した 「Take My Love」 での全キーボード、並びにバックヴォーカルを担当した。ルークは言う。
「誰かがバンドを脱けたり、別の仕事に移ると、もう友達ではなくなり、一緒に仕事はしないんじゃないかと思われがちだ。でもそうじゃないってことが、このアルバムが証明していると思う。俺としては、昔の仲間とバカ話でもしながら、一緒に音楽を作りたかった。実際、すごく楽しかったし、聴きなじみのあるサウンドは僕らが書いていた音楽と完璧にマッチしていたよ」
デヴィッド・ペイチとジョセフ・ウィリアムズに関して言えば、ルークを含めた3人は今も大の親友だ。ペイチは、ツアーに出て全てのステージに立つことは無くなったが、現在もTOTOの音楽監督であることに変わりはない。ウィリアムズとルカサーは、<Dogs of Oz> としてのキャリアを未来に向けて舵を取っている。ルークは言う。
「二人とは、俺がガキの頃から一緒に仕事をしてきた。心から彼らの才能を尊敬しているし、ただ友達とアルバムを作りたかっただけさ。自分がプレッシャーをすべて負うのではなく、いちアーティストになれるよう、ジョーにプロデュースしてもらった。ペイチは俺にアルバムの作り方を教えてくれただけでなく、TOTOで曲を書くことにはじまり、ありとあらゆる音楽的な意味で、後押ししてくれた張本人だ。 それに、俺は彼らが大好きだし、やっててとても楽なんだ。みんな好みも一緒だし、人生の大半を一緒に過ごしてきた。最高の仲間たちとサマーキャンプに戻った気分さ!」
そしてこう続ける。
「ジョーもデイヴも、プロデューサーとしても、ソングライターとしても超一流だ。俺はただリラックスして、そのプロセスを楽しめばよかった。だからこそ、すべてが一つになると、“聴きなじみのある”サウンドやスタイルになるんだろう。でも意図したわけじゃないよ。このメンツが集まって一緒に音楽を作ると、自然とそうなる、というだけのことさ」
50年以上にわたり、スティーヴ・ルカサーはポップカルチャーに消えることのない爪痕を残してきた。TOTOで唯一、不在期間がなかったメンバーである彼だが、セッション・ミュージシャンとしても何千ものアルバムに参加。その中には、マイケル・ジャクソンの 『スリラー』 をはじめとした、歴代セールスと影響力を誇る不朽の名盤も含まれている。加えて、回顧録 『The Gospel According To Luke』 は世界的なベストセラーだ。今もなおTOTOのバンドリーダー、リンゴ・スター&ヒズ・オールスターバンドの一員、ソロ・アーティストとして、そのマルチな活動は止まることを知らない。
この10年でTOTOは世界規模の大復活を遂げた。2022年から2023年の間で、彼らは100万人近いファンの前で演奏をする試算だ。その全作品はSpotifyだけで30億回以上のストリーミングを記録。「アフリカ」 単独の再生回数は10億回に達している。 アルバムセールスは4,000万枚を突破。TOTOは、変化するトレンドやスタイルに耐えた数少ない70年代のバンドの一つであり、キャリア45年目にして数世代に及ぶファン層を誇り、今なお世界中のコンサートを完売にし続けている。4年振りとなるジャパン・ツアーで、決して色褪せることのない名曲の数々を披露する、最高のライヴ・パフォーマンスを堪能したい。
スティーヴ・ルカサーの最新ソロ・アルバム 『Bridges』 は、TOTOジャパン・ツアーを目前に控えた6月21日(水)に発売。
最新リリース/配信情報
TOTOファミリーが大挙参加した、3年振り9枚目の最新ソロ・アルバム
スティーヴ・ルカサー|ブリッジズ
収録曲
01. FAR FROM OVER |ファー・フロム・オーヴァー
02. NOT MY KIND OF PEOPLE |ノット・マイ・カインド・オブ・ピープル
03. SOMEONE|サムワン
04. ALL FOREVERS MUST END|オール・フォーエヴァーズ・マスト・エンド
05. WHEN I SEE YOU AGAIN|ホェン・アイ・シー・ユー・アゲイン
06. TAKE MY LOVE|テイク・マイ・ラヴ
07. BURNING BRIDGES|バーニング・ブリッジズ
08. I’LL NEVER KNOW|アイル・ネヴァー・ノウ
featuring:
Steve Lukather
Trev Lukather
Joseph Williams
David Paich
Simon Phillips
Lee Sklar
Shannon Forrest
Jorgen Carlsson
Steve Maggiora
■高品質Blu-Spec CD2仕様(日本盤のみ) ■歌詞・対訳付 ■解説:中田利樹
2023年6月21日 (水) 発売 SICX30178 定価¥2,620(税抜¥2,400)<同日デジタル配信:ダウンロード(通常+ハイレゾ)/ストリーミング) >
※アナログ盤(輸入盤のみ) 6/16(金)リリース
関連動画
スティーヴ・ルカサー 「When I See You Again」 (Official Lyric Video)
来日公演情報
<TOTO 2023 ジャパン・ツアー>
【福 岡】 7/10(月) 福岡サンパレス ホテル&ホール
【金 沢】 7/12(水) 本多の森ホール
【名古屋】 7/14(金) 名古屋国際会議場 センチュリーホール
【大 阪】 7/15(土) 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
【広 島】 7/17(月・祝) JMS アステールプラザ大ホール
【仙 台】 7/19(水) 仙台サンプラザホール
【盛 岡】 7/20(木) 岩手県民会館
【東 京】 7/21(金) 日本武道館
来日予定メンバー
スティーヴ・ルカサー(g,vo)
ジョセフ・ウィリアムス(vo)
ジョン・ピアース (b)
ロバート “スパット” シーライト(dr)
ドミニク “エグゼヴィア” タプリン(key)
スティーヴ・マッジオラ(key)
ウオーレン・ハム(sax, etc.)
企画・招聘・制作:ウドー音楽事務所
協力:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
関連リリース情報
ビル・チャンプリン、ジョセフ・ウィリアムスらAORレジェンズによるファン感涙のスーパー・プロジェクト=CWFの新章を告げる最新EPが到着!
チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット|CARRIE(キャリー)
収録曲
01. キャリー(feat. ジェイソン・シェフ)
02. フライ・アウェイ・ナウ
03. ラスト・アンブロークン・ハート
04. キャリー・オン <Demo>
05. タイム・ネヴァー・ストップス
06. パメラ <Live>
プロデュース:ピーター・フリーステット& ビル・チャンプリン
豪華参加ゲスト:ジェイソン・シェフ(vo.& b)/トミ・マルム(key)/ジョン・ロビンソン(d)/ランディ・グッドラム 他
■高品質Blu-Spec CD2仕様(日本盤のみ) ■歌詞・対訳付 ■解説:金澤寿和(Light Mellow)
2023年5月10日 発売 SICX30165 定価¥1,980(税抜¥1,800)<同日デジタル配信>