古内東子

テレビから流れる歌謡曲や映画音楽を姉とピアノで弾いた幼少時代を経て、中学生の頃、

ビリ−・ジョエル、ホ−ル&オ−ツ、エルトン・ジョンなどの洋楽に目覚める。

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アメリカ、コネチカット州の高校に留学し、1年間のホームステイを体験する。

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帰国後、姉と共同作業でオリジナル曲を作り始める。姉に内緒で送ったデモテ−プがソニ−・

ミュ−ジックエンタテインメントの新人発掘セクションのディレクタ−の耳にとまり、

'93年2月21日にシングル「はやくいそいで」でデビュ−。

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その2ヶ月後には1st アルバム『SLOW DOWN』を発売。当時20歳(しかも大学1年生)にして

制作されたその1stアルバムで、身近な言葉を使ってあくまで身近な出来事を、特に恋愛を描い

ていくそのスタイルが既に確立され、瞬く間にその”フルウチワ−ルド”にふれた人々の心を

魅了する。

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その9ヶ月後、2nd アルバム『Distance』を発売を発売(名曲「逢いたいから」収録)。様々

な試みを加えながらもそのスタイルは洗練され、特に北海道を中心に確実にファンを増やしていく。

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3rd アルバム『Hug』発売の'94年から古内東子のアルバムへの興味、評判がようやく全国に広

がり始める。

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翌年'95年には4th アルバム『Strength』を発売。全国のCDショップのチャ−ト上位にランクイン。

そして、'96年に古内東子のシングルヒットとしては最高の売上を記録した「誰より好きなのに」

を収録した5th アルバム『Hourglass』を発売。発売後すぐに全国のCDショップのチャ−ト1位

を独占。シングル「誰より好きなのに」のヒットに引っ張られながらロングセラ−を記録。

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'97年発売の、アルバム『恋』は、それまでのアルバムの売上記録を大きく上回る大ヒットとな

り”古内東子”という一人のシンガ−ソングライタ−の存在感をゆるぎないものにした。

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'98年2月14日には、初のベスト・アルバム『TOKO~best selection』を発売。5枚のオリジナル

アルバムからよりすぐりの14曲を収めたこのアルバムは、第一期をしめくくるにふさわしい

ゴ−ジャスな一枚となり、さらに次なる新章を予感させた。

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'98年8月19日、7th オリジナルアルバム『魔法の手』を発売。オリコン・アルバムチャ−ト

で初登場一位を記録。

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’99年には2枚のシングル「返事」「45分」、セルフ・プロデュースによる8thオリジナル

アルバム『winter star』を発表。全曲打ち込みによるタイトなサウンドと華麗なコーラス・ワーク

で新境地を開く。

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2000年3月4日~4月16日待望の全国ツアー(「spring star」全国13都市15公演)

8月2日シングル「昨日にさよなら」発売。11月1日、男の切なさ・女の切なさをそれぞれ

歌ったシングル「My brand new day」「『そばにいて』」を2枚同時発売し話題に。

12月6日、自分の原点である「切なさ」という感情を極限まで見つめた感動的なアルバム「

Dark ocean」を発表(9thオリジナルアルバム)。

12月、アコースティック・ライブツアー「a secret night」開催。6公演。

3人の卓越したキーボード奏者をバックに、珠玉のラブソングの数々を披露し、聴衆を魅了した。

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2001年ビートルズのカバー「IN MY LIFE」(ドラマ「最後の家族」主題歌)で

新境地を披露。続いてマドンナ、ワム!等80年代の洋楽をカバーしたアルバム「CRAZY

FOR YOU」を発表。



恋愛の切なさ、女の子の日常をリアルに描き出す古内東子の作品の数々は、表情豊かなボ−カル

と相まって、OL、女子大生、女子高生、さらにその周囲の男性を巻き込んで、絶大な支持を得、

ファンを増やし続けている。