「“死んだ60年代”というのは過去にとらわれずにただ前進しろってことさ」
「国中の壁に俺達の曲名を落書きしてやりたい。俺達の目的はスローガンを作り出すことなんだ」

常に時代に求められてきた「レベル(反抗の)・ミュージック」のことなら、彼らにおまかせ。
ありがちだが「現代のザ・クラッシュ」という代名詞が一番しっくりくるバンド。しかし、それがナンだってんだ!(乗りツッコミ)大人に褒められるようなバカに成り下がりたくない若者たちの“アイコン化”は必至だ。

 ザ・デッド60sは、1960年代に世界で一番有名なロック・バンド=ザ・ビートルズを生んだリヴァプール出身のバンドである。だが、これまでその港町が生み出してきたバンドとは彼らは似ても似つかなかった。バンド名は「死んだ60年代」。リヴァプールでは、“古くて同じでつまらないもの(the same old thing)”を差して揶揄する時に使われるスラングだという。
 彼らは2003年初めから「ダブを聴く連中は少ない」リヴァプールで、攻撃的なダブ・サウンドに取り組んできた。ザ・クラッシュやキング・タビーやジャッキー・ミットゥーらに影響されており、イギリスの偏狭な音楽とは一線を画す姿勢を貫いてきた。「そう、オレたちは異端児さ」とチャーリーは言う。「だからこそ、みんなが聴きたがってるんだ。何か新鮮なものを求めてるのさ。新しいサウンドとフィーリング、それがオレたち、ザ・デッド60sなんだよ」。
こうして出来上がったファースト・アルバムとは一線を画すように、セカンド・アルバム「タイム・トゥ・テイク・サイズ」では、明らかにソングライティングのセンスに磨きをかけたストレートなロック/パンク・ソングを披露している。ずば抜けてキャッチーなリード・トラック「Stand Up」を筆頭に、突き抜け、あか抜け、初期衝動を爆発させつづける彼らにエールを。最新作「タイム・トゥ・テイク・サイズ」は、普遍の傑作である!