H.E.R.O.
Christoffer Stjerne // Vocal クリストファー・スティアネ
Søren Itenov // Guitar ソレン・イテノフ
Anders Kirkegaard // Drums アナス“アンディ”・キルケゴール

 

 

H.E.R.O.見参!これぞ今のロックのあるべき音だ。

デンマークのロック・トリオ“H.E.R.O.”が、ロックというジャンルの現代的な解釈の真価を求める人々に相応しいアルバムを完成させた。

遡って2014年、彼らはデンマークの音楽シーンやいくつかのラジオ局のプレイリストに「スーパーパワーズ」というキラートラックで存在をアピール。まさにそのトラックが、同郷のスーパーバンド“ディジー・ミズ・リジー”とのツアーへの切符となった。

 

その後、ヤコブ・ハンセン(ヴォルビート、アマランス、プリティ・メイズ他)とニック・フォス(ディジー・ミズ・リジー、D.A.D.他)というデンマークのプロデューサーのレジェンドたちと共に作業を行ってきた。2016年にはセルフ・タイトルのEPをリリース、評論家やメディアの注目を集めると同時に、デンマーク内外でさらなる強力なファン・ベースを得た。ストリーミング100万回以上、デンマーク国営ラジオでのヘヴィ・ローテーション、数々のLIVEを経て、今ついに彼らは、待望のファースト・アルバムをリリースしようとしている。

 

メロディ狂とクリエイティヴな民主主義

それぞれが音楽において独自のバックグラウンドとプロフェッショナルなキャリアを持つ3人の男たちが新しく他と異なるものを作るという共通の目標をもって力を合わせると、クリエイティヴな民主主義が生まれる。

 

「というか、俺たちは単に、他のやつらより爆音でプレイするメロディ狂のバンドだってだけなんだよね」とソレン(ギター)は言う。しかしH.E.R.O.が世に放つロックのモダンなサウンドは、単なるひとつのメロディ狂の表現ではない。3人の才能あるミュージシャンがそれぞれの主な能力をもってレベルの底上げを行うという、ユニークな協力体制の産物なのだ。

 

リード・シンガーのクリストファー・スティアネはプロデューサー、シンガー、ソングライターとして活動する。同様に、ギタリストのソレン・イテノフとドラマーのアナス“アンディ”・キルケゴールも、デンマークの音楽界において着実に経歴を積み上げてきた。

3つの異なるキャリアパスにより、H.E.R.O.は限りないインスピレーションの源と、様々なジャンルや作曲スタイルの間を行き来する機会を与えられている。

 

「俺たちは、各メンバーの音楽的なバックグラウンドとパーソナルなストーリーを活かすことのできる、独特と言えるサウンドを見いだしたんだ」とクリストファー(ヴォーカル)は言う。

 

音楽的な遊びの時間

H.E.R.O.の協力体制は遊び場のようなものである。3人のミュージシャンが、モダンなロック・サウンドを形作るという共通のプロジェクトの中で自身を解き放つ自由を与えられる。

 

彼らは共同で曲を作り、60年代に始まり今に至るまでの様々な時代のロック・ミュージックにインスピレーションを得る。したがって、ファンやリスナーはH.E.R.O.の音楽の中に自身が受けてきたロックの影響に気づくことができるのだ。

 

彼らの音楽のプロダクションを特徴づけるのは、すべてに優先される完璧主義。そして次々とヒットを生み出すよりも、初めてのことを正しく行うことの方が重要なのである。

 

完璧主義ならではのファースト・アルバムデビューの遅れ

2016年にはセルフ・タイトルのEPのリリース以来、彼らは別々に活動することがかなり多かった。そして彼らのファースト・アルバムが長い間進行中だったのも、最高のものだけが十分に値するという非常にシンプルな理由によるものだった。

 

完璧主義はこのグループにとって進化の最も大きな原因であり、一般的な課題でもある。完璧主義が進化をもたらすのは、その曲だけが次にやって来るものを決めるという妥協のないプロセスを生み出すからである。未来の計画、交渉、リリースは、その特定の曲に全員が満足した後の話なのだ。

 

そして、ついに完成したファースト・アルバム『ヒューマニック』

マーメイド・レコーズのニック・フォスをエグゼクティヴ・プロデューサーに迎え、2019年素晴らしいメロディへの愛を共有するこのトリオの高い志が結実し、キャッチーなポップ・チューンが、パワフルなリフやロックの激しいエネルギーと融合するファースト・アルバム『ヒューマニック』が遂に完成。

 

ロックが衰退しているという風潮の中、彼らはこのジャンルを改革し、再び人々にとって身近なものにしようとしている。彼らは伝統的なロックの要素をモダンで進歩的で新鮮なサウンドと融合させている。クリストファーがパワーとポップの両方の要素を持つその声で人生のダーク・サイド、敗北、失敗、そしてそれらからの復活を歌う。

 

3人はメロディックなものへの情熱と自分たちの道をゆく勇気を共にするだけでなく、誰ひとりとして最高のもの以外に落ち着く気はない。

 

「レコーディング・プロセスのどこかの時点で、俺たちは題材の一部から成長して離れていった自分たちに気づいたんだ。音楽に対して真摯であるためには、多くを捨ててやりなおさなければならなかった」

「世界を征服しようとしていないのであれば、その人はこの生業には向いていないってこと。オール・オア・ナッシングさ!」クリストファーはそう語る。

 

そんなクリストファーの言葉を裏付けるように、ここ日本でも2018年11月東京で行われたHOKUO LOUD NIGHTの出演者として抜擢され。業界関係者もオーディエンスを瞬く間に魅了した彼らは、年が明けたばかりの日本に舞い戻り、全国区のメディアに登場するとともに、ギター界のレジェンド、スラッシュとツアーを行い、そのパワーを見せつけた。

 

「他のどんなバンドとも違う音がする…」

彼らはロック・ミュージックを解釈し、そのジャンルを自然に新たな方向へと牽引する。例えばビートルズ的なメロディにサウンドガーデン的なリフとクリーンなハーモニーを組み合わせてみよう…すべては敢えて他のこと、他とは違うことをすることに尽きる。それこそが彼らの生業なのである。

 

彼らは「タック・ロック」(訳注:デンマークのビール・メーカー「ロイヤル・ビア」(Royal Beer)提供の新人支援プロジェクト)のアンバサダー、ディジー・ミズ・リジーによって「明日のロック・スター」に任命された。また、デンマークのサイト「Kulturanstalten.dk」は彼らを「現時点のロック界のステージにおいて、他のどんなバンドとも違う音がするデンマークの新人バンド」と称している。

 

次の目的地はどこか、そしてその後何が続くかは誰も知る由もないが、ひとつ確かなことがある。アルバム『ヒューマニック』と同様、彼らの未来はビッグでラウドなものとなるのだ!