アナスタシア
ソウルフル、ダイナミズム、ダンサンブル!
溢れ出る驚異的でパワフルなヴォーカルがすべてここに。


Pieces Of A Dream:ピーシーズ・オブ・ア・ドリーム
**グレイティスト・ヒッツ
2006年2月1日発売 (海外 11/7) EICP-592~593 ¥3,780(税込) / ¥3,600 (税抜)


バイオグラフィ

シカゴ生まれ、ニューヨーク育ちのアナスタシアは、物心付いた頃には既に歌を歌っており、可能な限りパフォーマンスを続け、驚異的でパワフルなヴォーカルで聴く者全てを魅了してきました。エピック・レコーズと待望の契約を結んだ彼女は、2000年にアルバム「ノット・ザット・カインド」でデビュー。同作は全欧で爆発的大ヒットとなり、アナスタシアは瞬く間にスターダムにのし上がりました。2002年の「フリーク・オブ・ネイチャー」によりその急上昇の人気を決定的なものにした彼女は、これまでに全世界で2000万枚のアルバム(うち300万枚はイギリスのみの売上)を売り上げるという驚異的な記録を残しています。また、ヒット・シングルを12枚も連発し、うち3枚はトップ10入り。世界的な音楽賞の総なめにし、イギリスでは大規模なツアーを敢行しました。パワフルな声量と親しみやすいキャラクターに魅了されたファンたちは、彼女の竹を割ったような大胆不敵さと、地に足の着いた情熱的で真摯な性格に惹かれるといいます。その性格は彼女の音楽にも常に現れているのです。

2003年1月、アナスタシアは乳がんを告白。当面の間全ての活動を休止することになりました。しかし彼女は彼女らしく、だからと言って好きな音楽を決して辞めはしないと示唆していました。手術直前の2003年2月、アナスタシアはニューヨークで非公開の撮影を敢行。映画「シカゴ」のサウンドトラック挿入曲<ラヴ・イズ・ア・クライム>のビデオ撮影でした。彼女は病魔の影響が身体中に表れていたものの、2日にわたった撮影を完了させました。その後苦難の日々の中で、アナスタシアはそれまで自分自身も思いがけないほどの情熱で泣き、笑い、闘い、歌い、曲を書きました。ファン達との「強い決意を持って病と闘う」という約束を果たし、誰もが彼女を評していた「サバイバー」(逆境に強い人)として生還したのです。

2003年9月、アナスタシアはグレン・バラード、ダラス・オースティン、デイヴ・スチュアートのグラミー賞受賞プロデューサー陣とスタジオ入りし、本人曰く「創造への苦難の旅」をスタートさせました。肉体的にはこれまでの治療が無駄になるかも知れないと医師たちに警告されながらも、アナスタシアは立ちはだかるであろう全ての困難に根性で立ち向かう覚悟でレコーディングに望みました。しかし現実は、「決して楽しい経験ではなかったわ」とアナスタシアは振り返ります。「いつもは物事の明るい面を見るようにしているけれど、このアルバムを作ることでポジティヴになれることなんて何もなかったの。何にも集中できなかった。一つの章を書けばコーラスが書けないし、コーラスが書けると今度はブリッジが書けないし。口を開く気にもなれなくて、まともに頭が働かなくて、とにかく異常な状態だったわ。先生方にも疲れてしまうだろうって言われていたし…勿論眠れなかったしね。辛かったわ」

にもかかわらず、6ヶ月近くにも及んだそのレコーディングを経て、アナスタシアはセルフ・タイトルのアルバムをリリース。彼女の経験した厳しい現実の数々や、それらの一つ一つにまつわる生々しい感情が全体的に反映されたアルバムとなりました。 ストレートなロックの<タイム>から、<レフト・アウトサイド・アローン>や<シック・ン・タイアード>のように情熱的なヴォーカルを聴かせる斬新な曲、そして<ヘヴィ・オン・マイ・ハート>のように心を打つ感動的な真摯さのある曲まで、アナスタシアは魂をさらけ出し、最もプライベートな想いの内側にまでファン達を引き込み、その内容はファンを裏切らないものでした。「アナスタシア」はイギリスで120万枚を売り上げ、プラチナ・ディスクを獲得。2004年度に同国で6番目に売れたアルバムとなりました。また、同年は彼女にとって最も多忙かつ成功を極めた1年となり、新しいファン層を獲得した彼女は、向かうところ敵なしの状態になりました。そのような激動の時期がひと段落ついたアナスタシアは、キャリアの新しい章をスタートしようとしています。レコード契約を勝ち取り、3枚目のアルバムを制作し、恐ろしい病魔を克服した大奮闘はもう過去のもの。新しい冒険を始めようとしているのです。その記念に、究極のグレイテスト・ヒッツ・アルバム「ピーシズ・オブ・ア・ドリーム」がリリースされることになりました。12のヒット曲をはじめ、人を惹きつけてやまないアルバムタイトル曲、<イン・ユア・アイズ>、イタリア人シンガーエロス・ラマゾッティとのデュエット曲<アイ・ビロング・トゥ・ユー>、そしてエヴァネッセンスのフロントマン、ベン・ムーディとのデュエット<エヴリシング・バーンズ>(ヒット映画「ザ・ファンタスティック・フォー~超能力ユニット」のサントラに収録)の、書き下ろし4曲が収録されています。アナスタシアの人生における特別な時期を総括し、小柄な身体からスケールの大きな歌声を聴かせるアーティストがまだまだやってくれることを確信するのにぴったりの内容となっています。