マーティン・スコセッシ監督によるディランの60年代にフォーカスをあてた
話題のドキュメンタリー映像作品『NO DIRECTION HOME』について
「わたしはラスト・ワルツでボブ・ディランを撮影する機会を与えられたとき以来、ずっとディランのファンでありつづけている。わたしは、彼の幾多にもわたる音楽的な変遷に驚嘆するとともに、それらを楽しんできた。ディランほど様々な影響を緻密に組み込ませて、個性的な、ユニークな自作品を創造できるミュージシャンはほかにいないとわたしは思っている。このドキュメント映画は、過去50年間でもっともすばらしいアーティスト、もっとも偉大なイコンであるディランを探求する機会をわたしに与えてくれた」
―――マーティン・スコセッシ
「ディランはまったく新しいファン層を呼び起こすでしょう。ディランは特異な人生の中でも最も重要な時期について、率直に話しています。このドキュメント映画の製作に関われたことを誇りに思います」
―――スーザン・レイシー(『アメリカン・マスターズ』の企画者、エグゼクティヴプロデューサー)
「ボブ・ディランは全世界的レベルの真の文化的イコンです。ボブが初めて前例のないこの企画に許可を出したことと、マーティン・スコセッシの類い希な映画作りの才能が組み合わされたことで、20世紀文化に記されたディランの不滅の業績が前代未聞のドキュメントとして描き出されるでしょう」
―――ナイジェル・シンクレア(スピットファイアー社)
「ディランの偉大な歴史に、さらなる頂点が描かれるでしょう。同時に、このドキュメントはBBCとPBSにとっての金字塔です」
―――ウォール(アリーナ・シリーズの編集者)
アメリカでもっとも影響力を持ち、尊敬されている文化的先駆者のふたり、ボブ・ディランとマーティン・スコセッシが組んだ『ノー・ディレクション・ホーム:ボブ・ディラン -ア・マーティン・スコセッシ・ピクチャー』が、PBSテレビの数々の賞に輝いた番組「アメリカン・マスターズ」シリーズで9月26、27日に放送される。1961−1966年のディランの生活と音楽に焦点を合わせたドキュメント映画には、ディランの未公開のコンサートライヴ映像やスタジオレコーディングの映像、過去の映画のアウトテイク、貴重なインタヴューが収録されている。インタヴューでは、ディラン自身が初めてカメラに向かってこの重要な期間、生まれ故郷のミネソタ州ヒビングから現在でもディランの影響力を感じさせるニューヨークのグリニッチヴィレッジにやって来て、音楽的、文化的に中心的存在になるまでの過程を詳細に語っている。傑作映画と評価される『レジング・ブル』『グッドフェローズ』『アビエイター』の監督であるのにくわえ、アメリカのポピュラー音楽の歴史の熱心な記録者でもあるスコセッシは「ディランほど様々な影響を緻密に組み込ませて、個性的な、 ユニークな自作品を創造できるミュージシャンはほかにいないとわたしは思っている」と語っている。『ノー・ディレクション・ホーム』は、われわれの時代のもっとも偉大で謎めいた、文化的巨匠であるディランを驚くべき映像で余すことなく伝えてくれる。

BOB DYLAN
NO DIRECTION HOME: THE SOUNDTRACK ミ THE BOOTLEG SERIES VOL. 7
ボブ・ディラン『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(ザ・ブートレッグ・シリーズ第7集)』 『ノー・ディレクション・ホーム』は初めてつくられた本格的長編伝記映画で、ナレーションは全編ボブ・ディラン自身が担当!しています。数時間におよぶ貴重な過去のモノクロフィルム、カラーフィルム、写真にくわえて、この映画のために新たに撮影された多くの独占インターヴューも挿入されています。インタヴュー登場するのは、ジョーン・バエズ、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのメンバーでありカメラマンでもあるジョン・コーエン、アレン・ギンズバーグ、トニー・グローヴァー、アル・クーパー、ブルース・ラングホーン、ポール・ネルソン、スージー・ロトロ、ピート・シーガー、デイヴ・ヴァン・ロンク、フォークロア・センターを主宰していたイズィー・ヤング、ほか大勢の人たちです。
2004年に紙ジャケで発売したデジタル・リマスター盤も通常盤にて8/24、9/21に再発売!