はじめに


ファンの皆様へ***
ひとつの対談が実現しました。4月以降、仕事を中断して術後の療養に専念してきた宇多田ヒカルは、日常の生活にはほぼ支障が無いところまで回復したように思われます。 6月末には久しぶりに、スタジオでのレコーディングに挑戦してみました。 いつもより時間を掛け、ゆっくりと自分のペースを確認しながらの作業でしたが、無事に納得の行くものを仕上げることが出来ました。 ここで仕事へ完全復帰させることも考えましたが、今回の体調不良の様々な原因を慎重に考慮し、僕の判断で、もう暫く様子をみることにしました。 そんな状況の中で「DEEP RIVER」の発売日を迎えました。 総てのプロモーションをキャンセルしたヒカルの中には、自らの言葉で皆さんに伝えたかったことが沢山ありました。 この対談は、そんなヒカルの気持ちを消化させるために、途絶えていた皆さんとの繋がりを再開させるために、企画実行されたものです。 対談の相手はヒカルの強い希望で音楽雑誌「ROCKIN'ON JAPAN.」の鹿野淳氏にお願いしました。 また、対談の掲載は今回の突然の体調不良によりご迷惑をお掛けした沢山のメディア各位への公平さを考慮し、ヒカルのホーム・グラウンドであるこのホーム・ページを選びました。 とても長い対談になりましたが、この対談を通して、ヒカルの現在の心境を、これから歩んで行こうとしている道程を、皆さんへの気持ちを読み取ってもらえることを期待しています。 これからはヒカルのペースを十分に理解し、より良い環境の中で存分に活動が出来るよう、親として、仕事のパートナーとして協力していきたいと思います。 この対談の実現には、(株)ロッキング・オン  代表 渋谷陽一氏の大きな協力が不可欠でした。この場を借りてお礼を申し上げます。

うただ てるざね/U3MUSIC



先日、ゲームソフトのキングダムハーツの欧米発売のための英語ヴァージョンのRecordingを行いました。 いつもなら、2−3時間連続で歌い1曲のメインVocalを仕上げるヒカルですが、少し歌い、休みまた歌いとインターヴァルをとり完成させました。 これが現状でヒカルのペースで出来る仕事は可能になりましたが、決められた日時の中でまた長い時間におよぶ本人のプロモーション稼動は難しいと判断いたしました。
今後、静養しながら徐々に体調の回復に万全を期し、いつの日か皆様の前に登場する機会をと本人とスタッフは考えております。 これから本人は世界のどこかで公園に行ったり映画を観たり買い物に行ったりの日常生活を過ごすでしょう。 そしてさらに強力 になり元気な姿で皆様の前に現れるまで、しばし、ご理解と温かい目で見守っていていただきたいと願っております。

東芝EMI Virgin本部 A&R1部  三宅 彰



[ご注意]
本サイトは、東芝EMI(株)によって管理・運営されています。
本サイトに掲載されている画像・文章等、全ての内容の無断転載・引用を禁止します。




00