2005.10.21[07:27] 『料理のススメ』六時限目 クボタマサヒコ


『女将さん!! もうこんなに入ってますけど、よろしいんでしょうか FES 平成17年』

ってなお上品なタイトルを冠するライブに行ってまいりました。
はい。ケツメイシです。

わかっちゃいたけどスゴかった、、
なんというか11,000人が完全に一体化してたこの日の代々木体育館は
もはやライブ会場っていうか某国のマスゲームさながらの狂宴。
芋―ションと二人して見よう見まねで手を振ってみちゃったり『涙』に涙したりね。ははは。
純粋に楽しかったー

シモネタと三十路(ボンバイエ)ってとこだけは共通してるんだけどなぁ、、
何がこうも違うんでしょ? 見習いたいもんです。
精進!

とかいいながら今日の一枚は迷い無くコレ、
シゼンカイノオキテ『お前もかブルーギル』。

こないだの京都のボロフェスタでYOUR SONG IS GOODのステージが終わった瞬間
(正確には終わったかと思った瞬間)、背後から聴こえてきたノイズ混じりのギター。
自分たちの出番前だったし、ちょっとのぞいてから楽屋に戻ろうかなんて思ってたんだけど、、
完全にその場にくぎづけ。
どこかヒトクセありそうな少年とすっごくフツウな女の子2人(リズム隊)
の3人組が叩き出すサウンドは、容赦なくトリッキーで攻撃的。
それでいてほのかに香る文学的な匂い。
なんというか町田康みたいな湿度感っていうか、、
とにかくうまく形容できないんだけど、ひさびさの理屈じゃない衝撃!

終わったあとCD即買いして、メンバーに話しかけてみたんだけど
いつかどこかで一緒にライブやれたらいいな〜


さてさて、話は本題に入りまして
今回の『料理のススメ』は目安箱に頂いた食に関する質問にお答えしたいと思います。
えー、こんな質問です。

「メンバーの中で昆虫か何か変わった物を食べた事ある人いませんか?
 私の友達はエスカルゴとセミとバッタを食べた娘っ子がいます」

セミ?! ・・・セミは食べるもの??
エスカルゴはふつうにフランス料理で食べたりするけど
この方はその辺にいるかたつむりを食べてそうですね。
どちらかといえばとゲテモノ好きと言われてしまう僕ですが、
虫に比べたらヤシガニとか山羊の○○とかフツウだよね、、

ちょうど夏の大阪のMEET THE WORLD BEATの会場にあった国立民族学博物館で買ってみた
梅谷献二・著『虫を食べる文化誌』を開いてみると、、
バッタ、クモ、タガメとかはもはやフツウで、ムカデ、カメムシ、はたまた○○○○!?

古来より虫は重要なタンパク源とされていて、
農耕、畜産、漁業の発達により、その重要性を失ったものの
現在、世界中で恒常的に食べられている昆虫は500種以上、
ここ日本でも当時の全国アンケートによると大正時代くらいまでは
虫を食べる習慣があると解答した道府県は41に上ったそう。。

・・・人類の食虫文化の歴史は長く深いものです。

んだばうちのメンバはどうかちょっと訊いてみましょうか。

クボタ「ってわけなんだけどどうだい?」
ヒダカ「イナゴの佃煮とか? ホヤはニガ美味しい…」
クボタ「基本トオルさんは食がお子ちゃまだからね、カレーとかオムライスとかさ」
ヒダカ「う、うるちゃいわい!」

ケイタイモ「俺はね小学生の時いじめっ子だったのよ。
で、アキオくんっていういじめられっ子にストーブで焼いたザリガニ喰わせてみたんだけど、
意外と美味い! って言うんで自分でも食べてみた」
クボタ「イヤな子だなぁ・・・ってオカシクない?!」
ケイタイモ「意外と美味いんだって! そいつと解り合えたような気がしたもん」
クボタ「・・・そりゃそんな髪型になるよ」

タロウ「オレは蒸しパンの下の紙を、」
クボタ「それ違ーう」
タロウ「あ、あ、こないだTVであややと仲のいいっていうアイドルの子が小さい頃ダンゴムシがおやつだったって・・・」
クボタ「はー?! ありえない! じゃタロウも食べてみーよ、ホラホラ」
タロウ「むぐ!」

マシータ「アウアウアウ」
クボタ「なになに、カブトムシのカーくん? あー、飼ってたやつ食べちゃったのね」
マシータ「アゥアゥアゥー!」

ということらしい。
なかなかね、意外と変わったものって食べられないよね。
・・・食べたくない、よね。

僕もまだ虫料理を作るほどのレベルには達してないようです。


2005.10.12[23:20] 機材バカ一代#6〜フットスイッチ カトウタロウ
こなさんみんにちは!
スーツを着こなし、日本全国駆け回るスクールボーイ、カトウタロウです。
先日も『クイズハンター2005』で東北地方、そして北の大地北海道を行脚ス・ヤングしてきましーた。
ツアーを周っていると人間の身体が疲労していくのと同じように機材も悲鳴を上げます。
前回のツアー『アタック2005』では、オレのアンプが悲鳴を上げてダウンしてしまいましーた(機材バカ一代#4参照)が、今回のツアーでは機材バカ一代#5で紹介したばかりのブス…あ、間違えた、ブースターが負傷のため戦線離脱しました。
彼女の身に何が起きたかってことで気になる人も、全く気にならない人もいるでしょうが勝手に話をすすめさせてもらうと、スイッチがイカレて音が出ないところまでイってしまったわけです。問答無用で戦線離脱です。そんなことがあり、今回のツアーで機材のメンテナンスをお任せしている坊主頭のにくいヤツMr.CLEANに原因のほうを聞いてみたところ、スイッチがいかれてしまったとのことで急遽取り寄せることに…。代わりとなるものは用意できたものの、これを機に改めてスイッチについて考えてみることにしました(鉄拳風に)。

ちうことで今回はエフェクターのフットスイッチについてイキま(○コ)す。
さっきちょろっと出てきましたが、機材のことなら何でも知ってるMr.CLEAN(オレとタメ)、そんな彼と一緒にいる機会が多いこのツアー、2人で楽器屋さんに行ったりもするし、ご飯もいっしょに食べるし、お風呂には一緒に入らないけど傍から見たら新宿2丁目系かと思われてしまいそうなくらいに一緒にいました。
そんな愛すべきMr.CLEANにフットスイッチについていろいろ聞いてみましーた。大まかにわけて2種類あるスイッチの種類、まずは写真1と2を見てください。写真1は老舗メーカーMXRのdistortion+です。このエフェクターのON/OFFスイッチは真ん中にある銀色のヤツです。特徴としてはスイッチのON/OFF感がハッキリしていることと故障した時に交換がしやすいことで、ハンドメイドの個性溢れるエフェクターなんかはこういったスイッチが使われてることが多いかも。
ただ、踏み損じしがち(実際オレもよくやります)なのと、ON/OFFの際にポチッって音がなってしまうのが難点(のど飴)かなと思いま(○コ)す。タイムボカンシリーズでいうところの「ポチッとな」みたいなもんですが、コレがアンプにつないだ大音量だと「ボヂッどな!」くらいに濁点だらけになって思いっきり聞こえてしまうこともしばしば(遼太郎)です。それと、例えばライブ中にジャンプして、エフェクターめがけて急降下! そんなふうにスイッチを踏むと、ペダルを踏む力にさらに自分の重力も加わり、スイッチがボッコリと入り込んで掻きだせない状態にもなったりします。コレを世間では「逆ビトウィーン現象」と呼びます(ウソです)。
一方写真2は超有名どころ、BOSSという会社のアナログディレイです。スイッチは下半分のところ全部といっても良いでしょう、実際はペダル部分を開けるとその下にスイッチがあるんですが、どこを踏んでも踏み損じが無さそうな感じがこの会社のペダルの特徴です。スイッチ的には電子スイッチという、ゲームのコントローラーのボタン部分などに使われる回路と同じようなものを採用していて、フニャリンコとしたふみ心地でさっき書いたようなタイムボカン的ノイズがほぼ無いです。ちうことでライブなどで使いやすいので色んな人が使っているのを目にしたことがある人も多いのでは。が、しかしこっちはスイッチ部分が壊れると修理は素人的には難しいと思われま(○コ)す。ただ、頑丈に出来てるからそう簡単に壊れることはないでしょう。
ちうことでそれぞれに一長一短があります。求めるもの、音楽性によっても選択基準が異なるので一概には言えませんが、経験上どっちがライブ向きかと言ったらBOSSかなぁ。「BOSSの凄いところはスイッチ部分がよく出来てる。現場での使用を考えられたつくりの素晴らしさが世界中で評価されてるんじゃないかな」(Mr.CLEAN談)。数々のライブ現場を生き抜いてきた男の言葉、悩めるギタリスト諸君もエフェクター購入の参考にしてはいかが? では股!

2005.10.07[13:50] 太古ばんざい#6 ケイタイモ
今回山形で食った芋煮、美味かったなあ。
ケイタ芋煮です。

さてクイズハンター2005、只今北海道内を行脚中!
やっぱり寒いね。なめたらいかんな、北海道。

ただどこもライブは熱いね!
終わって外に出るとみんなの身体は湯気だらけ。
タロウなんて、何だろ・・・飲茶みてえだな。
風邪ひくなよ!

こんな時は熱めのお題がいいよね!うん。
というわけでベタすぎるけどエジプトのピラミッド!

以前紹介した、ポンペイでライブをしたというピンク・フロイド、
何と2000年にエジプトのピラミッドの前でライブをしたらしい!
観に行きたかったなあ・・・。
彼等の超ド級に有名なアルバム「狂気」のジャケットにも、
ピラミッド・プリズムが描かれているのよね。

ピラミッドのミステリーはさ、
大抵その建立の目的や方法がクローズアップされるけどね、
ちょっと気になってた事があるんで、そいつをちょいと。
それはね・・・船!
クフ王のピラミッドから木造船が出土したのであった!
先ずはこちら。

<古代エジプトの神話>

さてさてピラミッド、
昨今では古代ギリシャの歴史家ヘロドトスによる、
単なる墳墓説はオールド・ファッションド。
墓ではなく神殿なのだという説が一般的なのよね。

古代エジプトにも閻魔大王みたいな話があって、
人間が死ぬと、人生最後の総括をさせられるのだ。
まー、簡単にいうと天国か地獄か、みたいな。
でもね、ファラオ(王)の場合はだね、
この神殿、ピラミッドにて神と相まみえ天の神へと化身する!
これは所謂神話ですな。

そんな神話を元にピラミッドが建立されたんだねえ。
並大抵の信心深さじゃねーぞ、これは。


<太陽の船>

さてさてさて、ピラミッドは普通、王の部屋(玄室)、王妃の間、
地下の間からなっており、
他の幾つかの付属施設と一体となって形成されてるんだわな。
更に吉村作治教授らによってクフ王のピラミッドで王妃の間の北壁の奥や、
通路の下の部分に不明の空間が確認されているようだよ。

それらのピラミッド・コンプレックスの中で、何で?ってのが、
クフ王のピラミッドで発見された「太陽の船」。
今はピラミッド近くの博物館に展示されてるみたい。
やっぱり砂漠のど真ん中に存在するピラミッドと
船ってにわかにリンクしないよいね。

どういうこっちゃ。

この船は死後太陽神ラーとなったクフ王が太陽へ旅立つために造られたとされている。
太陽へ旅立つためって・・・。
現在の一般常識では考えられないような神話を元に、全長43m、
レバノン杉材により釘を一本も使うことなく組まれているという船を、
造り上げてしまう技術とその情熱って正気の沙汰じゃねーなー!「狂気」!
ちなみに人類最古の木造船とされるのよ。

でもさ、神話を信じ切って造ったとしてもだよ、
船の実用の可能性が皆無のピラミッド周辺で人類最古の木造船が発見されるのって、
う〜ん謎だぞ、おい。
腑に落ちんちん。

この太陽の船以外にもピラミッドには謎がいっぱいなのよ!
この四角錐の建造物は全世界に自然発生的に点在してるのも、
なんだかわくわくしちゃう謎だよね!(何と日本にもある!)
次は色んな国にあるピラミッドを調べてみるか!
謎が謎を呼び、書いても書ききれない予感。

ヴァーチャル・エジプトで若干熱い思いになったが、
やっぱ寒いわ、北海道!

2005.10.02[23:57] 生き物バンザイ!#6〜喧嘩上等 マシータ

すっかり秋らしくなってきたけど、みんな風邪なんか引いたりしてねぇだよな〜?? ドラムのマシータじゃ! そういえばこないだ発売されたDVD、「PHANTOMS OF THE PopERA〜ポペラ座の怪人たち〜」はみんな買ってくれたかな〜?! あれ観てて思ったんだけどさ、よく考えたらあんだけの数のミュージックビデオをこの1年で撮ってたんだよなぁ…なぁんてひとりTVの前でしみじみ観賞会。。っちゅーかこのDVD1枚で、オラたちのこの1年の活動を振り返れると言い切っても過言ではニャイので、まだ持ってない人はSHOPへ急ぐのじゃ〜! でぃーぶいでぃーばーさすぶぃーてぃあ〜る♪

てかもう10月だね。あれだけせわしなく鳴いてたセミたちはどこへやら、近頃じゃ夜になると秋の虫の声があちらこちらに。コオロギにスズムシ、マツムシにクツワムシ。。オラが今住んでる花の都・東京でも、夕暮れと共に草むらからヤツらの歌声が聴こえてくるじょ。。

そういえばオラ、昔スズムシ飼ってたんだけど、毎晩のように彼らは涼しげな歌声を聴かせてくれて、マシータ家のみんなを楽しませてくれたものでした。ところが! 実は最初は気づかなかったんだけど…たくさんいたスズムシくんたちの数が日に日に減ってる! う〜ん、どした〜い!?

図鑑によると、スズムシくんたちはもともと雑食性で…ということは肉系のものも食べるんです(「伝染るんです」は吉田戦車ね。エンダ「今日は焼肉にすっか〜」なんて言ってるスズムシくんたちを Do You IMAGINE?)。

さらにさらに、あんな涼しげな歌声をもってるスズムシくんたちの性格は意外や意外、かなりの武闘派。その信条はまさにlike a ヤンキ−、『喧嘩上等』! エンダァ性質上、自分の縄張りを持つので、そこに入ってきた他のスズムシくんにタイマンをしかけるのなんて日常茶飯事! と、い・う・こ・と・は、「共食い」ぃ?! だよなぁ…うわあぁー!!(その昔、下北沢はKOGAレコードの古閑社長(めっちゃお世話になりました!)がカニを食べてるときに「コガさんが共食いしてるゾ〜」などという名言が出たとか出ないとか。。)

うーむ、そんな荒くれ者たちとはつゆ知らず、あんまり大きくない水槽に十数匹ものスズムシくんたちを同居させてしまったオラ…ゆえにこんなことに…ゴメンよぉ、スズくんたち。。

ハイ! ここで今日の教訓! 付き合ってみてから「こんな人じゃなかった…」とか、結婚してから「主人の(カミさんの)性格が豹変してしまって…」なんてことでお悩みのそこのアナタ、しっかり相手のことを勉強(観察?)してからコトを進めましょーね〜って、ちょっと強引け??

っちゅーわけで、都会住まいの貴男貴女も、そうでない田舎っぺのオドゴオナゴもちょいと手を休めて、虫たちの恋の歌声に耳を傾けてみねぇがぁ〜!

← 以前の書き込み 新しい書き込み →