2005.11.23[16:25] 機材バカ一代#7〜ストラップ カトウタロウ

世界の国からチンコニハ!
どーもカトウタロウです。
さすらいの音楽旅団BEAT CRUSADERSはただいまクイズハンター2005北陸・東海シリーズ敢行中です。本日は愛知県は豊橋におります。
ちうことで古くからお世話なってるライブハウス、ラハイナさんの楽屋からお送りします今回の機材バカ一代は、ギター弾きである我々にとって切っても切れないっちうか切れちゃ困る、ストラップについて触れてみま(○コ)す。

さて、島倉千代子さん言うところの人生いろいろあるようにギターのストラップにもいろいろありますが、相変わらずのテメー好きなオレはテメーの愛用のやつについてだけ、ちろっと触れてみようCA4LAなんて思ってます。
オレが使ってるのはちなみにコレです(写真1)。これは形はスタンダードなタイプなんですが、ギターのストラップピンといわれる部分(写真2)に引っ掛けるところがしっかりと縫われていて(写真3)、激しく動いてもいっぱい抜き差ししても穴がガバガバになったりしません。そんなわけで信頼し、愛して止まないのです。しかーし、そんな愛しのストラップちゃん、残念なことにメーカーが倒産したかなんかでこの子はもう生産してないはずなのです。
ここの作りが弱いやつなんかはよくライブ中に穴がちぎれちゃったりして、「いやんこんなにしてヒドイわヒドイわ」的なことになったりしてるのを見ます。
今後ストラップを購入予定の方、もしくは買い換えようかと思っている方は参考にしてみてくダサい。

ところでギターを構えた姿とかって、気にして見たことありますか?
もしそんなヒマがある方はちょっと気にして見てくさい…あ、間違えた、見てください。何か発見が会ったり無かったりだと思います。
で、この構え方っちうのも十人十色なんですが、オレの場合は敬愛するAC/DCのアンガス・ヤング様に習い、かなり高い位置に構えております。
そしてそうする理由としてもう一つ大事な点があります。
ライブを目にしたことがある方は分かると思いますが、ギターを抱えてピョンピョン跳ね回るオレにとっては、身体にフィットしている状態のほうがギターがぶれずにプレイしやすいのです。
さっぱりわかんない人のために日常生活にリンクする話をすると、例えば
「イヤだ、次の電車逃したらデートに遅刻しちゃう」「ヤッベー、トイレが長引いた〜」ってな感じでメチャクチャ急いで走ることとかありますよね。まあ、中には「待たしときゃイイのよ、男なんて」とか「トイレなんだからしょうがねーじゃん」なんつって余裕ブッこいてたり、半ば逆切れ気味な人もいるかと思いますが、そういう人のことはこの際置いときます。
で、急いだりする時に肩から掛けるタイプのカバンなんかを持って走ったりすると、自分のタイミングと明らかにずれたタイミングでカバンが揺れるでしょ、あれすごく走りづらいじゃないですか。そんな時はストラップを短くするか抱え込んで走ってると思うんです。そう、オレがギターのストラップを短くしてるのは、その行為と一緒だと思ってもらって問題ないです。
元RAGE AGAINST MACHINE、現AUDIOSLAVEのギタリスト、トム・モレロやKORNとかのヘヴィーロック勢とかにはギターを高く構えてる人が多いですね。その理由も多分さっき書いたのと同じだと思いま(○コ)す。
昔はストラップ短いのってカッコ悪いな〜なんて思ってたけど、今は弾きやすくて動きやすくて快適なんでございますヨンジュンペ。

っちうことでギター弾きの人は是非一度『ギター高い位置で構えの術』試してみてください。まあ、プレイスタイルや体型によってそれぞれかと思いますが、そこから自分にあったポジションを見出すのもまたオリジナリティですよ。
ってこんな話、ギター弾かないアタシにとっちゃなんも面白くないんだよ! って言って血管浮き立たせてるそこのあなた、そんなあなたもコレを機にお持ちのカバンのストラップの長さ、見直してみては? って余計なお世話?

失礼いたしマシータ、では股!



2005.11.20[01:15] 太古バンザイ#7 ケイタイモ

寒いねー。冬だねー。
冬といえば坂本冬美だねー。
ケイタイモです。

寒いが行くぞ、五面楚歌!

皆様方、もう4年も前の話だけど、
アフガニスタンで仏教石窟寺院のバーミアンの石仏が、
イスラム原理主義武装勢力タリバンによって破壊されたってニュース、
覚えておいででしょうかね?

歴史的建造物が内戦の過程で破壊されてしまったという、
悲劇の世界遺産だね、バーミアン。
それが4年も経つと、ニュースでもやらなくなるしね、
忘れられていくんだよねえ。

さてそんな人々の記憶から完全に消え失せつつある、
悲劇の世界遺産を一つ紹介しようかね。

ベトナムのミーソンの遺跡でごんす!

1898年にジャングルを分け入った一人のフランス人によって発見される。
硬いレンガの質の良さ、接着剤なしでレンガを積み重ねる技術、
アーチを使わずに屋根を架ける構造、そして壁面を飾る精緻な女神像などなど、
高度の文化レベルが窺われる遺構だね。

悲劇は1960年に始まったベトナム戦争のさなか、
アメリカ空軍は、この周辺に潜んだ、
南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)を遺跡諸共爆撃したのよね。

当然この文化遺産はボロボロに。
この爆撃後、パリのギメ博物館の学芸員が米・ニクソン大統領に、
もうこれ以上遺跡を破壊しないように頼んだみたいね。
そういやジョン・レノンが反戦を訴え、
GIVE PIECE A CHANCEをレコーディングしたのもこの時期だね。

悲しいかな、遺跡は現在も殆ど壊されたままで、
建物に草が生えているような状態になっておるそうな。

しかしそんな文化遺産を後世に残すべく、
ミーソン遺跡保存環境整備計画が進行中。
この中で我が国の熊谷組も世界遺産保全に貢献しておる。
素晴らしい!


しかし何だか今回は重いなあ。
えー、ミーソンの遺跡の近くを流れる川があるんだけど、
その川の名前が「ドボン川」。なはははは! ドボン!
…取り乱しました。

では!

2005.11.12[23:07] 生き物バンザイ! #7〜トモダチ マシータ
うっほほーい! みんな元気にしてっか〜?! そうそう、ケイタイモ情報によると、今年はインフルエンザが大流行の兆しなんだって〜。というわけで今年、お面ズは揃って予防接種に行くかもだ。みんなも気をつけぃよ!

そして今回の『生き物バンザイ』はまたもや番外編! 生き物大好き、自然大好き、田舎ラブ! なオラにもこんなエピソードが。。

これはオラがまだ小学校に上がる前の話し。うちの母ちゃんは小学校の先生だったんだけど、ある日、家庭訪問(そういえば最近はやってんのかねぇ?)に行こうとしてて、ただ、ウチを空けるとガキんちょオラが一人で留守番になるので、家庭訪問にオラを連れてったのよ。

んまよく分かんねぇけど何か面白そうだし行ってみようかなぁみたいな感じで、母ちゃんに連れられ、歩くこと十数分、「ここかな〜?」と母ちゃん、どうやらそれらしいお宅に到着した模様・・。

「こんにちは〜」といいながら、母ちゃんが門を開けた・・・その途端、スッゲェ怖そうなドデカい犬が「ガゥオ〜!」って吠えながら、オラの視界画面右端から飛び出して来るじゃねぇかぁ!うわぁ〜、オラたち絶体絶命のピィ〜ンチ!

・ ・ ・ ガ ブ リ ! ! !

気がついたときはオラはもう病院のベッドの上で…ってのは全くのウッソ〜ングで!

母ちゃんがすんでのところでオラを引っ張り門を閉めて、ギリギリセーフで助かりました…ホッ。ちなみにあとで聞いたところ、その犬は『秋田犬』という、とても体の大きい、っつーか日本犬では一番大きいらしく、背丈は60〜70センチほど、体重は大きいもので50キロにもなる犬だったんだってよ! いや〜今でも何となく憶えてるんだけどね、そんなデカイ犬の歯がオラの鼻の頭をかすめたよ…って、ヒョエー!

そして母ちゃん、よくよく表札を見たら「あら、家間違えたわ」だって。おーい、母ちゃーん! しっかりしてくれよぉ〜!

そんなこんなで何とか無事、目的の家庭訪問は終えたんだけど、あとに残ったのはオラの『犬恐怖症』! この一件があってからというもの、オラは道端で犬に出会うたびに・・それがどんな小さな子犬や小型犬であっても、全力ダッシュで逃げるようになってしまい…ハイ、完全にトラウマです(泣)! でもホント追いかけられてどうしようもなく困ったときは本気で電柱によじ登りました…オバケのQ太郎みたいに!

んま犬ってもともと狩猟本能があるから「逃げるものを見ると追いかけたくなる」のは当然なんだよね。。で、よく考えたらあの秋田犬ワンちゃんも「番犬」としてちゃーんと己の仕事を全うしてただけなんだよね。秋田犬ってもともと闘犬の血が流れてるので、他の犬種より闘争本能が強いらしくて。ただ、落ち着きがあって頭が賢く、忠誠心もあるらしいので、きちんとしつけをすれば、飼い主に忠実な良い番犬になるんだって。へぇ〜、いいじゃ〜ん! なので(秋田犬に限らずね)、決してワンコ(notマ○コ)は悪くないとです! というわけで全国の犬恐怖症の皆さん(あんまりいねぇかな?)、犬はいいヤツらなんですよ。てか彼らは太古の昔からオラたち人間と共存してきたっていうじゃない! 一緒に生活する以上は仲良くやっていきたいよね…トモダチー!


てか「犬」で思い出したけど(っていうのもなんだけど)、バンドの『赤犬』(あかいぬ)…音楽好きのチミならもちろん知ってるよね! オラが別にやってるバンド、NATSUMEN(ナツメン)でこないだ対バンしたんだけどさ(大阪市立大学『銀杏祭』実行委員のみなさま、その節はお世話になりました!)、彼らの作る音楽、そしてライブ、めちゃくちゃ面白い! ホント最高でした。『赤犬』を知らないって人のために少し説明するとね…総勢13名ものメンバーが(日によっては来てないメンバーもチラホラとの噂が…)繰り出す音とミニ芝居(?)のオンパレード! 音楽的にもホント幅広く…スカやディスコ、パンクから歌謡曲っぽいの、はたまた軍歌まで、そして時には映画音楽をも手がけたりと(それもひとつやふたつじゃありましぇん!)…うーん、上手く説明できてるか、オラ! んま、彼らは単なる「音を出すバンド」というより「活動家集団」と呼ぶ方がふさわしいじゃろか。エンダァ、彼らのサイトには、これまでのオモロイ活動歴とか(あとなぜか彼ら制作のゲームも)あるし、見に行くと面白いと思うっちゃ! 音源はもちろんだし、あと特にライブがお勧めだ!

え? で、オラが今でも犬が怖いかって?! まーさかぁー、ちゃんと克服したっちゃ!ただこれにはまた色んなエピソードがあってね…てなわけでこの続きは「エピソード2」でお話ししませう!(公開予定は未定)んだば!

2005.11.05[05:51] 中年俳優FILE#7〜児玉 清 ヒダカトオル

 すっかりしっかり秋めいて、ともすれば冬かと思わせる夜を独り寂しくお過ごしの負け犬の皆様、お待○コたせいたしマシータ! 年下の男なんて頼りないし口先ばっかりでもう勘弁してぇ〜ってなア・ナ・タのために、しっとりばっちりキメキメのオ・ト・ナの漢(おとこ by 怒髪天)をご紹介するこのコーナー、今回は各TV局秋の番組改編に伴う新ドラマ出演者の中から選りすぐりのE男をチョイス(で会おうぜ)!
 そう…日曜の昼間っからオーダーメイドのスーツに身を包み、奥様方のハートを鷲掴みにしているスクウェア・ダンディー、児玉 清さんどえ〜っす!

 一休さんと同じ1月1日お正月生まれという、聞くだけで徳の高そうな誕生日なのも驚きな児玉さんですが、更に何と! 1934年生まれだから今年で71歳…見た目もベシャリもありえねぇ程の若さがみなぎっておりマンモス(愛・地球博…とっくに終了)!
 東京生まれ(HIP HOP育ち♪では無い)で学習院卒というキャリアの華々しさが氏の華麗な立ち振る舞いの理由を物語っておりますが、それを裏付けるかのように趣味は読書…しかも原書で(英語のままで読むことYO)という情報も…う〜ん、全くスキがありませんな…。
 そんな明治時代の文豪のような児玉さんが、何故に俳優になったのか…その理由も半端ありません。学習院在学時、1年先輩にあたる『クイズダービー』でお馴染み篠沢教授(当時は学生ですな…判らない方は親御さんに訊いて下さい)に誘われ、フランス古典演劇の舞台に立っていたところを映画関係者に見初められたのどえす…やはり只者ではありませんな。

 とは言え、戦前戦後の日本映画制作のトップを走り続けていた東宝で俳優としてのキャリアを華々しくスタート! というわけにはいかず、大部屋にて脇役として起用される日々が続きます。かねてから時間効率の悪い映画制作に疑問を抱いていた児玉さん、ここで思い切ってTVの世界にその活躍の場を移すことを決意します…そしてそれが見事に大成功! 昭和のTVドラマ全盛期において、彼を見ぬ日は無いというほど主役から脇役までこなし、更にその学歴を買われ司会業にも進出。それが現在も続くクイズ番組『アタック25』なのです! タイトな進行と冷静な語り口は、他のクイズ番組には無い独特なグルーヴを生み出しており、それが児玉さんの存在感と才能によるものだというのは、一度でも番組を見た人ならば容易に理解できますよね…う〜ん、こりゃもしかしたら、昭和の知の巨人は、吉本隆明(ばななの父ちゃんです)氏や、立花隆(田中角栄を文筆にて糾弾した人)氏ではなく…児玉清、その人なのでは!?

 しかし、児玉さんの巨人ぶりを物語るエピソードはこれだけではありません。
世界のクロサワ監督作品『悪い奴ほどよく眠る』に、大勢の記者団の一人としてセリフも無いに等しい役を与えられたときのこと。10人以上いる記者役の俳優の中で、児玉さんにだけクロサワ監督のNGが連発されたました。腕組むな、前出るな、生意気言うな等々、何をやっても叱られてしまうのです。後日、児玉さんが助監督にその理由を聞いたところ、クロサワ監督はこう答えていたそうです。「アイツは良くも悪くも目立ち過ぎる。しかし、あと十年その気持ちを持ち続けていられたら、モノになるかもしれないな」と。三船敏郎、勝新太郎、仲代達也と、圧倒的な個性と才能を世界レベルで認めさせる役者を育て上げた世界のクロサワからの一言。児玉さん自身は大いに恐縮してしまったようですが、まさに俳優・児玉清の存在感を端的に表しています。

 才能と学識に溢れる俳優界の知の巨人・児玉清…全盛期のデビッド・ボウイやブライアン・フェリーばりの伊達男エピソード満載な才人ですが、『アタック25』では出演者に自ら飴玉を配ってリラックスさせるという敷居の低さを持つ漢(おとこ by TROPICAL GORILLA)…素敵ですねぇ〜! 勢い重視の世の中に、じゃつかん異を唱えたい奥様は是非とも児玉さんチェックスを忘れずに! いやぁ〜、俳優って、ホンッとに、素晴らしいですね(水野晴郎風に)…それでは次回まで、さよなら・さよなら・さよなら〜(淀川長冶風に)…。

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