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ブンブンサテライツがアノ『NME誌』のライブレポートで大絶賛されたばかりでなく、彼等のシングル『Joyride』がなんと、『NME SINGLE OF THE WEEK』に選ばれた!

この『NME SINGLE OF THE WEEK』は、毎週、数百本にものぼる、世界中からリリースされるシングルの中でたった一つのベスト・シングルとして選ばれるという、非常に重要なチャートだ。おそらく、NME誌で日本人として、史上初めて選ばれらたと思われる。素晴らしい快挙!

おめでとう、ブンブンサテライツ!

BBS LIVE

NME LIVE REPORT
NME LIVE REPORT: ブンブン会場を震わせる
ARTICLE OF NME

BBS FLAG7. MARCH.
NME LIVE REPORT


火曜日、地下は人でいっぱいで皆踊り狂っていた。ものすごい音と振動が観客を壁に殴りつけるようだった。

それにしてもあの名前は何なんだろう。80年代のポップ・ファンクバンドでもあるまいし。

しかしこの日本のデュオの欠点はそれぐらいなので、(名前に)騙されないでほしい。

そういうと、中には驚く人も少なくないだろう。ヨーロッパで日本のアーティストはいくつもデビューしているけれども、世界の中でも最も技術の発達した国にもかかわらず、日本はテクノに関してはあまり素晴らしいスタートをきったとは言い難いから。

しかし、童顔のミチユキ(Vo.、G)、マサユキ(エレクトロニック、B)そしてナオキ(D)はビールでビショビショのフロアーに火をつけた。

彼らは90年代後半のドリーム・バンドなのだ。

古くさい者を嫌う人を満足させる新しさもあるし、毒々しいロック性は十分にあるし、またエレクトロニカに対して機械的で冷たいイメージを持った人をも黙らせるウィットもある。

つまり、一言で言うと、デビューしたばかりのバンドとして、恐ろしいぐらいファンタスティックになるポテンシャルを秘めているということだ。

ブンブン…決して侮れない奴らだ。


NME SINGLE OF THE WEEK
NME Single Of The Week: Boom Boom Satellites 'Joyride'

BBS FLAG14. MARCH.
SINGLE OF THE WEEK
BOOM BOOM SATELLITES
"joyride"


Jarvisから1位の座を奪ってしまいそうなくらいの勢いの、うるさくクレイジーなBoom Boom Satellitesの2人はBig Beatのどろどろしていてビール臭く、だらしなく汚らしいイメージをスーパー・シャープでスピード感のあるテクノに巧みに変身させた。



BBS

大勢いるポスト・ケミカルのミュージシャンのほとんどが オールド・スクール・ヒップホップのレコードを何枚か持っているようなギター小僧なのに、この'Joyride' はジャングルとPantraのピュアなターボ・メタルをミックスし、Atari Teenage Riotの頭蓋骨が割れそうな痴呆性を付けたものに、さらにAquaの洗脳的なウルトラ・ポップをプラスしたような仕上がりだ。AAAAAAARGH!!!!

今までにも大勢がトライしてきたが、マンガの優美さ残忍さ、そしてバブルガムのキュートなクールさとウルトラ・バイオレントな部分をデジタル・サウンドに表現することができたのはこの日本の2人だけだ。この音は何千ものコンピューターが‘ハリキ’っている音や、自らの消費に飲み込まれてしまった戦後最も成功を収めた経済大国のショックを音にしたような感じだ。
一言で言うと'Rock'なのだ。

MOLOTOV


他に収録されている曲も、徹底的にスクラッチされたブレイクビーツと狂乱したJap-Rapを付けたような感じで決して期待を裏切ることはない。
スーパー・フューチャリスティック・ジャズのような感じだが、ベストを着た年とった偏屈者が聴くようなもろい戯言みたい音楽とは全く違う。

そして、Jason Pierce。Satellitesの2人はSigue Sigue Sputnikから名前をとったのかもしれないが、ポップへの、今のところ太陽系で1番うるさい音楽を作っている。彼らは宇宙に向かって叫んでいるのだ。


BOOM BOOM LIVE INFOMATION

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