TEXT by Q'HEY

この日、日本からはかなり豪華なメンツが台北を訪れることになった。
パーティーでDJをするのはボクとWADAさんとMAYURIちゃんの3人。
それに加えてSUBLIMEの山崎さん、TECHNIQUE/SUBVOICEの佐久間氏、同じくDJ SHUFFLE MASTER、DJ YO*C、LOUD編集部の斧さん、GROOVE編集部の北口さんなどなど。
東京でもめったに揃わないメンツが異国の地台湾まで繰り出して、いったいどんなことになるのか出発前からワクワクというかハラハラというか。
無事に入国して空港を出ると、いきなりカメラマンによる写真攻撃。
新聞に載せるらしい。たかだかDJがやってきたというのを新聞のネタにするなんて、いったいどういう国なんだここは。
ホテルにチェック・インした後、食事を終えるとラジオ局のインタビューが2件控えてるという。
しかし1件終えた時点でインタビューの内容の無さに呆れたボクらは次の予約をキャンセル。
戻ってみると、他のみんなはホテルに併設されているディスコに行っていて、ボクらも入ってみたところ、ちょっとイケイケだけどテクノがかかってるじゃないか!
話によると、ボクらが来てることを意識した曲をしてたらしい。

夜の3時を回ったころ、デビッドが事務所を改造して作ったプライベート・クラブへ行くことになった。
ここがとにかくすごいのだ。
バクは何度か来てるんでもう驚かないけど、初めて来た人たちはもうびっくり。
東京のヘタな小バコよりもよっぽど充実してる。
ブースの中の贅沢なスペースの取り方を挙げれば、ここに勝るハコは東京にはないと言ってもいいだろう。
興奮したYO*Cは「ボクここで廻します!」と言ってホテルまでレコードを取りに戻った。
そしてプレイする様子が右の写真。

夜が明ける頃、次の日の本番のためにボクらはホテルに戻ってゆっくり休むことにした。