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DJF400はどんなセットで録音したんですか?ハードディスク・レコーダーとか使ったりしたの? |
石野 |
ターンテーブル2台とミキサー。以上! |
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(笑)ミックスCDを作る時って、普段クラブとかでDJする時と環境が絶対的に違うよね?お客さんはいないし、使う曲はライセンスの関係上最初から限られてくるし。どんな風な思いで作業します? |
石野 |
クラブでプレイする時って、例えば32小節のブレイクがあったりしてもいいけど、CDだとそれはキツイから詰めていったり、谷間を作るにしてもそれがクラブだったら長ければ長いほど気持ち良かったりするけど、CDだともうそこでCDプレイヤー止められちゃったりするから(笑)。だからなるべくコンパクトにまとめて。あとお客さんのリアクションで変わるっていうところもないから。やっぱりちょっとダイジェストっぽい形になるかな。 |
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今回のDJF400に収録されたスタイルが、今の石野卓球のプレイ・スタイルと受け取ってもいいのかな? |
石野 |
いや、あれは6〜7月にヨーロッパツアーやってて、そん時にフライトケースに入れてたレコードの中から選んだんだよね。で、その中でも割とハードめなやつを選んだんだよ。ベルリンではあんまやらないスタイル。ベルリンだと、ラブパレードみたいなデカいフェスティバルとかでやる時のセット。クラブであそこまでハードな感じだと、ベルリンとかじゃダメなんだよね。 |
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もうちょっとディープな感じ? |
石野 |
もうちょっとテンポ遅いとか。ベルリンのクラブとかだとケツのリミットがないから、お客さんが帰るまで、昼までやってたりとかするし、それこそ1人6〜7時間とか平気で廻したりすんだよ。だからあんま派手にガーンといくとことか無いんだよね。結構すーっと来てて、微妙なところで上がったり下がったりするのがみんな好きだからさ。東京とかだとあんまそんな感じじゃないよね?結構上がり下がりが激しいっていう感じで。 |
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そういう感じで盛り上がるってのはおもしろいね。 |
石野 |
ベルトコンベアーみたいな感じなんだよね。すーっと行ってちょっと疲れて休んで、あ、おもしろいってなってところですーっと動き出すって感じで。 |
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