【註釈】
※1:節分の日。
永友聖也のモスト・フェイバリット・イベント。
※2:セカイイチ、フジファブリック、音速ライン、シュノーケルなど。
※3:梅田の指弾きはセクシーだ。
※4:しずかちゃんの「のび太さんのエッチ!」のイントネーションで。
※5:キャプテンストライダムの略。他にもキャプテン、ストライダム、キム、CTSRなど、ファンから様々な略し方をされた。バンド名の由来はマンガ『グラップラー刃牙』に登場する名脇役の名前から。
※6:リチャード・ランセロッティ。87-88年に広島東洋カープで活躍した助っ人外国人選手。ホームランか三振、という博打性の高い打者で人気を博した。87年には打率.218ながらホームランを39本も打ち、本塁打王のタイトルを獲得した。
※7:ミートショップ・こしみず:
http://plaza.harmonix.ne.jp/~kosimizu/
※8:筆者自身はミステリアスではないので確証はない。
※9:MCではカレーに対する思い入れや節分に対する思い入れなど、音楽にはまったく関係ないことをよくしゃべる。永友のカレー好きは有名だが、きっかけは高校の時に部長を務めた哲学研究会(テッケン)の顧問に「哲学と言えばインドだ」と言われて作ったインドカレー。他にもどぶろくなどを作っていたらしい。
※10:永友は小〜中学校の同級生でバット工場の娘だったナオコちゃんを愛していた。中学卒業の時、自分で編集したウルトラマンの主題歌のベスト盤テープをナオコちゃんにプレゼントした。
※11:「流星オールナイト」で浦清英氏が弾いたローズピアノは、もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」でも使われたというビンテージな逸品。
※12:初期の頃に作った曲は永友が好きなように書いた歌詞が多かったが、CDをリリースするようになって意外とリスナーが真面目に反応してくれたりしたことで、ちょっと自己嫌悪に陥った時期もあったらしい。対して「流星オールナイト」はそれまででいちばん曲作りに時間をかけた。歌詞は何度も書き直し、松本隆氏にもアドバイスを貰いながら完成させた。ちゃんとした。
※13:「キミトベ」を初めてライブで演奏したのは2005年3月16日。
※14:男女の微妙に冷えた関係性を“サイボーグ”という比喩で表現した名曲。梅田曰く、「この曲ではサイボーグ感を出したかった」とのこと。
※15:イベント“NEW BREEZE 2006 at 大阪城野音”の当日はずっと雨が降っていたにも関わらず客のテンションが異様に高く、その歓声に感動したキャプストもテンションが上がり、全てを解き放ったようなライブとなった。テンションが上がった永友はコール&レスポンスで野音コールをしようとしたが、スペルを間違えて“Y・O・A・N”コールとなった。
※16:シングル『風船ガム』リリース直後の2006年6月9日、キャプストはTV番組『ミュージックステーション』にも出演。前日、急遽永友の声が出なくなるという事件が起こるも、医者に行きつつ薬を飲んだり点滴を打ったりしてなんとか凌いだ。宇都宮時代、ライブのリハ後に磯辺餅を食べたら声が超ハスキーになったという“磯辺餅ガラガラ事件”は有名な逸話だが、声が出なくなったのはこの時が初めて。
※17:当時、永友は「2年経ったら日本のロックシーンはみんなこうなってるんじゃないか」と発言した。奇しくも2年後となる2008年辺りの音楽シーンではメタルやハードロックを採り入れた激情型ロックバンドがブレイク。恐るべし永友聖也、先見の明である。
※18:恵比寿LIQUIDROOMにて2006年9?11月の3ヶ月連続で行われたワンマンライブ。それぞれEAGLE NIGHT、SHARK NIGHT、PANTHER NIGHTと名付けられた。イベント名は特撮テレビドラマ『太陽戦隊サンバルカン』の主人公の名前(バルイーグル、バルシャーク、バルパンサー)から。
※19:これは内緒だが、「LONE STAR」の2番Aメロ“靴底をすり減らして”という部分のメロディはチャルメラをフィーチャーしている。
※20:2006年10月から5年の間、正式名称は“渋谷C.C.Lemonホール”となっている。
※21:言っている。
※22:この日のライブ、「長い坂の登る途中」のときに永友が泣いていたという噂がネット上でまことしやかに流れたが、当時の本人は否定。そして2010年2月、今回のヒストリーアルバム『ベストロリー』リリースに際してもう1度問いただしたところ、「それはご想像にお任せします」と永友は笑った。最後まで食えない男である。
※23:キャプストは自らに様々なハードルや刺激を課し、それに対する反発で新たなモチベーションを上げてきたドMバンドである。
※24:9thシングル『わがままチャック』と、その後にリリースされる10thシングル『人間ナニモノ!?』及び4thアルバム『音楽には希望がある』収録曲数曲は、世界一のドラマーSteve JordanのプロデュースによりNYでレコーディングされた。
※25:10thシングル『人間ナニモノ!?』の際の宣伝用アーティスト写真は3人とも頭からキノコを生やした怪しい出で立ちだし、ジャケット写真の永友は前衛的だった。
※26:Steve Jordanは世界一のドラマー。作曲やプロデュース業もこなす。
※27:キャプスト史上最大のピンチだった。
※28:このときの“僕”は、ライターというよりファンとしての目線である。
※29:つたない文章で恐縮ですが、今回ライナーノーツを書かせていただいたことを心から誇りに思います。