日記
気張り過ぎの屁の危険度 2005.04.30[12:33]
26日。秋田スウィンドル。
場内は長靴のような不思議な形になっていた。こういう場合、各メンバーで場所によってモニター環境がかなり違う。ライブは非常に熱かった。何人もの人が脱水症状のため、ステージを通って退場していった。倒れてケガする人とかがいないようにってことで、脱出するにはステ−ジを横切るしか方法がなかったんだけど、調子が悪いとは別な感じでセットリストをマジマジと見てから退場した人がいたのが残念でならない。
でも別に、秋田の印象が悪いというわけではない。みなさんの熱気のおかげで会場の湿度が高く、こういう時はボーカルにとっては一番歌いやすい環境なのです。ありがとう。脱水症状の方が発散した水分で自分の喉が潤ってるかと思うと複雑な気分だけどね。ナマハゲのことを教えてくれてありがとう。
秋田で「山菜の王様」と「山菜の女王様」と言われる二大巨頭みたいな山菜を食べたんだけど、どっちがどうでどう凄いのかとかが全くわからずに困った。「○○の女王様」とかいう表現はイメージしにくいよね。「○○のプリンセス」とかだったらなんかイメージが湧くから、キャッチコピーって以外に難しいもんだ。
夜走りで青森に到着。

27日。青森クウォーター。
青森市内を観光していたら、集合時間に遅れそうになって焦った。タワーみたいなところで津軽三味線の実演をやっていて、それを見ていて遅れそうになってしまったのだけど、「じょんがら節」と「アイヤ節」を生で聴く機会なんて滅多にないから、良い経験だった。はっきり言ってメタルキッズもびっくりなほど全編早弾きのようなめまぐるしい演奏に驚いた。バチが弦を弾く時に出るバチッ(ダジャレではない)というアタック音が凄い。テンポも演奏者のテンションヌによって早くなったり遅くなったりするけど、興奮すると心臓の鼓動が早くなるのと同じように、そうやって脈打つ音楽が俺は好きだなぁ。
ライブは中盤以降にトランス状態になり、興奮のあまり我を失うほどステージ上で踊り狂った。たまに冷静になって、「あー、このまま首の骨がカパって外れるかもしれん」という危機感を演奏中に何度か感じた。キヨシは朦朧としていたけど、バンドはずごい良いテンションヌだった。
いつか「ねぶた祭り」を生で観たい。

28日。仙台移動。ラジオに出演。
ホリエアツ氏とのメール交換から始まった「飯食うかー」という案は、最終的にアジカン、エルレ、テナーの一足早いアラバキ打ち上げになってしまった。牛タンやホヤの塩辛などを日本酒とともにおいしく頂いた。

29日。アラバキロックフェスティバル。
どういうフェスなのかとドキドキワクワクしていたのだけど、出演者としても観客としても最高のフェスだった。風邪が強くてホコリが凄かったのだけがキツかったけど、ゆったりしていて良い雰囲気のフェス、それがアラバキ。水戸納豆、それはイバラキ。イバラギっって言うと激しく否定される、それがイバラキ。
アジカンの演奏自体も楽しかったんだけど、その後観たバンドの演奏も最高だった。曽我部さんの放射するエネルギーであったかい気持ちになり、ACIDMANで鳥肌が立って、イースタンユースTシャツで観たイースタンユース、「スローモーション」「アバヨ、風の残像」で泣きそうになった。感動した。その後、楽しいぜっていうテンション全開のエルレガーデンでアガって、銀杏BOYZは「DOOR」ってアルバムが凄い良くて、ちゃんとライブ観たいなっていう念願がかなって良かった。CD以上のエネルギーだった。そのあたりでかなり疲労が出てしまって、THE BAND HAS NO NAMEを少し観て休憩。休憩というか脱力に近かった。その後、グループ魂。最高に面白かった。ちゃんと格好良い瞬間があるから、笑いに説得力があるのかなぁ。破壊氏と暴動氏と少し話す。

しかし、フェスのバックステージは当たり前だけど多くのミュージシャンがいて、俺はどちらかというと人見知りとかするし、初対面は何を話して良いかわからなくなってしまって苦手なので、どうしても社交的なスペースに行けない。自らの楽屋の前か中にしかいれないもんね。このあたり、「色々な人に挨拶して話したい」っていう自分がいるんだけど、逆に「シャシャってそういうところに出て行って人間関係広げれば良いってもんじゃないしなぁ」とかいって実は臆病なだけのヘタレで、自ずと「なるべく目立たんとこに居よう」っていうことになってしまう。
でもやっぱり、ちゃんと挨拶はしないといけない。そういうのを目立たんようにしてバックレてる俺は人間として小さい。恥ずかしい。

追伸。良いアーティストが被って、テナーとモーサムが観れなかったのが残念。

テールスープ一気飲み一揆 2005.04.25[22:53]
20日。キューンで取材の後、ART SCHOOLのライブを観に行った。凄く良いライブだった。興味のある人には「MISS WORLD」「シャーロットe.p.」「LOVE/HATE」の3枚が個人的にオススメ。新しいアルバムは海外レコーディングということらしいんだけど、普通にうらやましい。エンジニアにデイブ・フリッドマン!!。どんなアルバムになるのか、いちリスナーとして楽しみだ。
MMは木村カエラちゃんをゲストに迎えた。いや、超プリティー。

21日。郡山ヒップショット。
初めて行く土地のお客さんは「アジカンはどんなんカイヤ」とおとなしいことが多いけど、熱いぜ福島。昔、福島の友達に教えてもらった福島弁をMCに織り交ぜたところ、結構ウケたのが嬉しかった。MCがウケると乗ってくるんだけど、メンバー曰く「そういうことが演奏に影響するのはまずくないカイヤ」とのこと。ごもっともな指摘でウームと唸る。

22日。山形に移動。
桜を見ようと霞城公園に行ってみたところ、嵐のような天候になってしまい、仕方ないので「玉コンニャク」を買い食いしたのみでホテルに戻ってきた。まだちょっと満開には早い感じだったけど、かなり多くの学生と思わしき団体が宴会の準備をしていた。雨でも中止にしないところがすごいなと思う。花なんてどうでも良いんだよね、基本的に。なんでも良いから理由を見つけて飲みたい騒ぎたいっていう気分は凄くわかる。

23日。山形昭和セッション。
スタジオが隣接されたライブハウス。楽屋でヌッキーの芋煮を頂く。これがもの凄くおいしくて感動した。その勢いでライブもおおいに盛り上がり、キヨシの山形ラップが炸裂した。
終演後、車で仙台に移動。全員の肉を一枚一枚くっつけたら一本の舌に戻るのではという程に牛タンを堪能。ライスとロマンチックが止まらない夜になった。

24日。ゼップ仙台。
ガッツーンと演奏。ケニー喜多が新機軸を打ち出したと言い張っていたが、それにまったく気付かなかった。本番中はケニーの新機軸より自分のギターの音の良さにびっくらこいていたので、「そうなんだ…」としか返すことができなかった。というか、俺の場所からはケニーもヤーノルド山田もドラムス・キヨー軒も、意識してその方向を見ないと誰ひとり見えないからね。
ライブ後、デカバコのライブ時の反省点やバンドに今後必要なこと、それに対する課題などを討論した。ツアーの最初より我々の演奏は良くなっている。それをしっかりと感じる。だけれども、まだまだ良くなりたい。上手くなりたいけど、上手くなりたいというよりは凄くなりたい。「アジカンは凄い」と言われたい。地位や名声はいらんけど、そういう欲求はある。

25日。くそまずいラーメンを某所で食べて憤慨し、秋田に移動。いままで食ったラーメンのなかでワースト3に入るマズさだった。アーティスト的なアティテュードで挑んだラーメンというのに旨いヤツがあった試しがないと俺は思う。奇抜なことが目的になってんじゃねーのかYO!と言いたい気分をぐっと抑え、握ったコブシを今回は上着のポッケにしまった。ラーメンをはずした時の残念感といったらない。悔しくて仕方ない。
久保田城の公園みたいなところに出掛けたら、屋台がたくさん出ていて賑わっていた。仮設のステージでは民謡を歌う人やギターを持ったゲストみたいな人たちがリハーサルを繰り返していた。屋台を見ていたら、金魚すくいをやりたい衝動が現れて困った。持って帰ってもホテルではどうにもならんもんね。でも金魚すくいたかったなぁ。なんで人は金魚をすくいたがるんだろう。普通に買うということはかなりの金魚好きじゃないとやらないけど、なんかお祭りで見かけると飼う気もないのにすくってる人って結構いるんだよなぁ。あと、たまに祭りですくった金魚を「よくぞここまで」というくらい育ててしまう人がいて驚く。だけど、祭りの金魚は大きくなるとあんまり可愛いっていう感じじゃなくなるんだよね。デメキンはすぐ死ぬイメージがある。
そう言えば、夕食で食べた子持ちハタハタの卵が凄かった。食べるとボリボリと音が出る。ハタハタは嫌いじゃないけど、ハタハタの卵は難しい食い物だ。名前を忘れたけど、キリタンポの原形と言われている鍋は最高においしかった。キリタンポーとサモハン・キンポーは俺の中で大好きな二大「ポー」だ。どちらも最高です。

タカヒロ・ヤマダ式メンズ・エステ 2005.04.20[13:39]
16日。豊橋ラハイナ。
倉庫のようなバーのような、それでいてやっぱり外見は倉庫にしか見えないけど県道にデッカイ看板がドーン!というライブハウス、その名もラハイナ。楽屋にトイレがないので、駅の近くの会議室を楽屋代わりにしてもらった。基本的にもの凄く緊張するタイプなので、「本番前にトイレ行けません」的な環境でのライブは無理。尿意ほど集中力を奪うものはないからね。NO MORE 尿意。ライブは最高のテンションだった。
名古屋に移動してミソニコミウドーンを食べて就寝。飛騨高山地ビールはもの凄く美味しいけど、値段が高過ぎるよ。1本の値段でウドーンがもう1杯食えるもんね。こういう高価なやつはキヨシティーボーイズが必ず注文する。自腹でないときは内容より金額であいつは選ぶからね。今回は俺も便乗した。

17日。名古屋ダイアモンドホール。
「名古屋の人はシャイだから、盛り上がるまで大変だよ」とデビュー時にさんざん脅されていたが、なんだかんだ今では名古屋は最も盛り上がる地域のひとつのような気がする。名古屋の観客は熱い。ただ、ドリフを知らないヤツが多いのが気がかりだ。
本番後は通称「お兄ちゃん」こと元横綱花田勝氏の経営するチャンコダイニングで食事。ちゃんこ鍋そのものより、一品料理の数々が非常においしかった。メンバー一同で「さすがお兄ちゃんは違うね」と賛辞を送りながら鍋をつついた。そして、女性店員が綺麗な人ばかりだったのにも驚き、「さすがお兄ちゃんは違うね」と賛辞を送りながら店を後にした。

18日。戻り。
帰宅してから、ホリエアッシーと待ち合わせをし、キャッツと3人で豊田監督の映画「空中庭園」の完成披露試写会に出掛けた。家族をテーマとした、非常に生々しい映画だった。「家族」というのは、身近にある一番小さな社会。小さいけれど、ここからすべてが始まるから、「家族」について考えないといけないことは沢山ある。小さいから単純だと思ったら大間違いなんだよね。他にも映画を観ていろいろ考えたことがあるけど、これは俺自身の中でこれからもグチャグチャ考えたいことなので書きません。気になった人は是非、劇場で観ていろいろ考えてみて下さい。公開されたら、もう1度観に行こうと思う。

19日。PV撮影。
某巨匠が次作を撮影したという倉庫でPV撮影。今回も割とコンセプチュアルなPVになると思うのでお楽しみに。しかし撮影が早く終わった。17時くらいに仕事が終わるなんていうことは滅多にないから嬉しい。この時間に仕事が終わって、帰って19時くらいに飲むビールは最高に旨い。なんでなのかはわからないけど、旨い。やっぱり仕事は8時から17時までっていうのが、人間の生理には合っているのかもしれない。

ツーアウトなのにスクイズのサインが出た 2005.04.16[00:14]
15日。休み。
映画「エターナル・サンシャイン」を観に行く。これはウチの両親とかが観たら話のスピード感についていけないだろうなというくらい目まぐるしい展開と映像。ケイト・ウィンスレットがもの凄くキュート。
しかし、全国展開のハリウッド映画を映画館に観に行ったのは超久しぶりだな。日記とか遡って調べたわけではないけど、恐らくティム・バートンの「猿の惑星」以来だと思うから3年か4年ぶりかもしれない。日本語で歌い始めてからというもの、邦画のほうが(ダジャレではない)観る機会が増えた。それと、金も暇もないならツタヤへGO!って感じだったから、レンタルで済ましてたというのもある。DVDやビデオを家で観る場合、トイレとか気にしなくていいしね。

それからちょっと驚いたんだけど、駅で地ベタに座り込むのはアリかナシかっていうことを考えていたら、推定18〜22歳くらいの若者がたったひとりで、ひとけのない駅の長いエスカレーターの階段部分に座って上から降りてきて度肝を抜かれた。駅や電車で座り込む人は観たことあるけど、エスカレーターに腰掛けてる人は始めて見たよ、本当に。だってエスカレーターっていうだけで、科学の恩恵で楽させてもらっているのに、「楽したい」って気分がその上をいってるっていうことだから凄いよね。「地ベタに座るか否か」って考えそのものが小さく感じたものね。「あー、俺ちっちぇー」って思ったもんね。あの子、完全に「我が家ですけど」って顔してたなぁ。
そして、さらにその直後、その若者がメールに夢中で電車のドアに挟まれたのね、メールしている右腕だけ。ダブルパンチ。いや本当、久々に面白いもの見た。どうせだったら、エスカレーターの一番したに来ても気づかないでズボンがひっかかっちゃったりしたら最高だったのに。オシイ。
でも、10代中盤から20代前半にかけて、なんであんなに立ってること自体に疲れを感じるのだろうか。俺もその頃は電車で立っているのもシンドイ感じだった。今より体力はあったはずだし、とくに何か疲れるようなことはしていないのに「疲れた」って思うことが多かった。どこかに出掛けても休憩ばっかりしていたし。不思議だ。
あの頃のエネルギーを返せ!という感じ。電力に転換したい感じね。そしたら猛暑もドンと来いということです。

久々にくだけた日記を書いてみました。

ボヤッキーの鼻みたいなブーツ 2005.04.14[21:45]
11日。恵比寿リキッドルーム。
ゲストはロストインタイム。素晴らしい新曲を何曲もやってくれた。心に沁みる。我々は演奏は良かったが、「大人ぶってんじゃねー」という部分が結構あった。ロックバンドはテンションヌが高くなくてはいけない。ウマいこと演奏したとしても、エモーションやパッションが伝わらなかったらなんの意味もない。伝わっている人も勿論いるし、ありがたいと思う。が、もっと飛ばせや!アジカン!ということで、更に燃え上がる決意を固める。
ライブ後、上京した白☆星の面々を交えて乾杯。

12日。横浜ブリッツ。
ビークルは曲は最高だけど、MCは…。念願かなっての対バンは本当に嬉しかった。インディーの頃から大ファンだからね。
ブリッツは相変わらず「低音の悪魔」がステージ中央を占拠して、ボーカルとドラムにとってはストレスがかかる感じだったが、そんなもんはテンションヌでぶっ飛ばしてしまえというステージだった。地元横浜で燃えた。「元気があれば何でも出来る」ということだ。
終演後、ブリッツ内の部屋で乾杯。ビークルと談笑する。

13日。マザーミュージック。

14日。休み。

豊橋からのツアー後半戦、我々は以前にも増してテンションヌ高めで参ります。汗と汁まみれになって、ステージ上で果てる覚悟で参ります。よろしく。

シューマッハーの愛車はミラターボ 2005.04.10[23:18]
7日。熊本移動。ひとりで熊本城内をプラつく。そして、夕飯は馬刺をたっぷりと食べ、卓球およびバッティングをやりに出掛けた。ケンスイは超振り遅れにも関わらずホームランを放ち、サービス券を貰っていた。使用期限内にもう1度同じ施設を訪れる可能性は皆無なところが悲しい。

8日。熊本ドラムBe-9。
熊本のお客さんはちょっと「顔で笑って心でコブシ」的な控えめな人が多いのかなと序盤は思ったが、後半にかけて非常に盛り上がった。客席に段差があるからかもしれないけど、人を押したりもみ合ったりする人が全くと言っていい程おらず、恐ろしくマナーの良い人たちだった。スタッフも「今日のお客さんは紳士やなー」と言っていた。熊本はあったかい。
大黒ラーメンが旨かった。

9日。熊本から戻り。飛行機がかなり揺れて怖かった。
帰宅後、再集合して友人の結婚パーレーに出掛けた。嫉妬して「shit!」と言いたくなるほど綺麗な嫁を我々の友人は貰っていたので、多少の冷やかしを入れながら結婚を祝った。大学時代の友人、先輩、後輩は全く変わっていない人が多く、「以外と懐かしくねぇな〜」という意見で皆が一致した。良い仲間がいるということは幸せなことだなと痛感する。

10日。花見に出掛けたが、鼻水が止まらない。これは花粉症デビューしてしまったのかもしれない。明らかに風邪と違う水っぽい鼻水が出て困った。今まではこんな症状なかったのに。面倒臭いことになった。

ういろうの一本食い禁止 2005.04.07[10:28]
4日。長崎ドラムBe-7。
長崎名物皿うどんを食ってから会場入り。ライブは非常に盛り上がり熱いものであった。ライブ後、久々にメンバーミーティングを開催し、「お前、ちょっとナメてんのとちゃうんか?」的な話し合いを熱く行う。基本的に音楽には「こんなもんで良いかな」っていう部分はない。我々にはやりたいこと、やらなければならないこと、それから「こうなりたい!」という野望もある。だからこうやって、ちょっとずつ転がして行く。
「TENDER」は泣けるほど美しい曲だ。
そう言えば、アンケートにて「アジカンの曲で好きな曲は?」という設問に「有限グライダー」と書いている人がいてズッコケました。そんな曲はありません。

5日。トルコライスを食ってから、鹿児島に移動。ラジオ生出演。
ラジオ後、桜島に行く。「恐竜公園」という施設の看板が出ていたので楽しみにして行ってみると、恐竜のハリボテが沢山おいてある普通の公園だった。中にはパンダやトラのハリボテもあり、「恐竜関係ないなぁ…」と静かに突っ込みを入れる以外に他なかった。ありえない。とはいえ、桜島の景観には驚いた。ゴツゴツとした溶岩は神秘的だが、なんど埋め尽くされようがそこに息づく植物たちの生命力にも感動する。「ここが桜島のツナギメだよ」とイヂチ家ペーがわけのわからないことを言っていた。
黒豚シャブシャブを「♪黒豚〜シャブシャブ〜」と絶唱しながら食い、卓球を楽しんでから就寝。

6日。鹿児島キャパルボホール。
楽屋は屋上的な場所にあり、高所恐怖症の俺は「怖ぇよ」と良いながらステージに入った。テンションの高い、非常に楽しいライブだった。
終演後は飯をササっと食って、マザーミュージック生放送。オアシスの新譜「ライラ」を聞く。ストレートにポップな曲だった。5月に出るアルバムも良いのではないかという予感がしている。本人たち曰く、「ファーストアルバム以来の傑作」とのこと。楽しみだ。

アンコールについて。
「アンコール!アンコール!」みたいなコール、俺もいろいろライブに行きますが、ライブハウスや海外のバンドのライブでは手拍子だけというのが一般的ですかね。我々も特になにかコールがないとアンコールをやらないというわけではないし、「盛り上がってないな」なんてことを思ったりもしないし、拍手が鳴り止まないだけで十分嬉しいことなのです。
各地でのアンコール、有り難うございます。

蒲郡から白鳥ボートで出航 2005.04.03[22:30]


1日。福岡ドラムロゴス。
風邪の影響で体調が芳しくなかったが、おおいに盛り上がった良いライブだった。本番前に風邪と咳に良いとされるショウガ湯(ゆず風味)をがぶ飲みしたところ、本番中に大変なことになった。昔、大阪で点滴入院した次の日の名古屋であったのと同じハプニング。ハプニング後、さらに盛り上がった。アツいぜ福岡。
モツ鍋を食い、かなり早めに就寝した。

2日。「元気一杯!!」というラーメンを食ってから、大分に移動。大分ドラムトップス。
オープニングで観客がやけにキョトンとしているので、大丈夫かな?と一瞬思ったが、1曲目が始まると段々と盛り上がり熱い夜になった。MCウケず、「ドンマイ、ドンマイ」的な空気を大多数の観客が発していたのが残念でならない。大分の観客はあたたかい雰囲気だった。グッドバイブス、グッドミュージック。音楽は空気の振動。どこで演奏しても、その土地の空気が振動して、そこにいる人に伝うっていうことが、これほどまでに幸せなことなのだということを、ツアーをやればやるほど実感する。ありがたい。
サバとダンゴ汁(ダンゴとはいえ、豚汁にほうとうをブチ込んだような食い物)を食べ、前日に引き続きかなり早めに就寝。

3日。サービスエリアで別府湾御前などを食したりしながら、長崎に移動。別府湾御前の刺身がマグロだったことが残念でならない。普通はアジかサバだろ!と憤慨しかかったが、チキン南蛮がおいしかったのでプラマイゼロということで、握ったコブシはポケットにしまった。「顔で笑ってこころでコブシ」、イケてるメンズの心得。
長崎に到着してからは、街中をプラプラする。長崎のベスト電気で買ったDVD、「ルパン三世 念力珍作戦」をホテルの部屋にてひとりで鑑賞する。最高におもしろい。松方弘樹の弟である目黒祐樹(漢字が合ってるか微妙)こそが実写版ルパン三世であると、本当にそう思ってしまうほどのハマリ役で、内容も非常に面白い。節操なく詰め込まれたギャグや強引な展開で、84分があっという間だった。あまりに面白いのでケンスイにレンタルした。夕飯はひとくち餃子。

これから「パルコフィクション」というDVDを観る。

そういえば、テルスターの面々が高円寺のリッツというライブハウスの経営権を購入し、新しいライブハウスを作るという報告を受けてビックリしている。「音楽シーンに一石を投じたい」という彼らの気持ち、そして行動力、ライブハウスを買ってしまうという企画の面白さ。やっぱりテルスターは凄い。昔から、今も変わらず尊敬している。自分のことではないけど、なんかワクワクする。そして燃える。負けらんねー。

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