日記
無味無臭のはずなのに、うっすらとポマードの匂いが… 2005.03.31[23:07]



30日。MMスタッフがこの日をもって入れ替わるということで、歓送迎会を夕方から行う。焼肉屋に行ったのだが、サッカーがどうなっているのか気になって気になって仕方なかった。どうしたもんかと思っていると、スタッフの携帯でTVが見れると言うではないか!ビバ!科学技術!!ということで、ちょっと見せてもらった途端に、「高原よ!これがシュートの見本ぞ!」というとても美しいオウンゴールがサイドネットに突き刺さった。恐るべしジーコの強運。試合内容は見ていないのでよくわからないけど、誰が何と言おうと監督を変えたほうが良いと思う。
焼肉屋から出て、あたりを見回してみると上の画像の張り紙が定食屋に張り出されていた。明らかに「サッカー」とかいてあったのに「ァ」を書き足している。そこに皆で激しくウケた。「バレーソ」というミスはまだ理解できるとして、「サァッカー」の間違い、しかも書き足している店長のその姿を想像すると本当に笑える。「あ!『ァ』を書き忘れた。」みたいな光景。

31日。海沿いで和食を食う。そして横浜に移動してスーツを購入。来月は友人の結婚式があり、それに着ていく用のスーツ。久々のスーツも気が引き締まる感じで悪くないなと思った。


我々、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが主催する「NANO-MUGEN FES.」、今年はアジカンの地元である横浜で開催します。新宿ロフトから始まったこの企画、最終的には地元横浜の大きな会場でやりたいというのが開始当時の野望でした。ひとまず、それが叶って嬉しいです。
会場に関しては、野外フェスが定着し、大小含めかなりの数が行われているという現状を考えて、屋内という会場設定を選びました。ライブハウスの延長線上で見せたいという気持ちもあっての選択です。こういった比較的来やすい大きな会場で生の音楽を体感してもらって、ロックンロールやライブハウス自体がもっともっと身近なものになってくれればなと願っています。
また、会場のある新横浜は新幹線も止まりますし、ホテルなどの宿泊施設も充実していますので、遠方の方もふるってご来場ください。ラーメン博物館もありますので、おいしいラーメンを食べてもいいかもしれません。

それから、今回から新しい試みとして、出演者の音源が入ったコンピレーションCDをフェスに先駆けてリリースすることにしました。これは一重に、良い音楽を皆さんに届けたいという気持ちからです。TVとかチャートとか関係なく、良い音楽はたくさんあります。そして、「良い音楽ねぇかなぁ」とアンテナがビンビン立っている人も沢山います。その橋渡しになれば良いなと思いますし、もちろん皆に聴かせたい我々の新曲も収録しております。これは買いです。アンテナが立っていない人たちをもビンビンにしてしまうに間違いありません。「良い音楽があんのによー、業界がよー。」とか、そういう文句垂れてるヒマはねぇ!という我々の新しい挑戦です。
そしてこれは、我々だけでなく、素晴らしいチーム・アジカンスタッフ、出演してくれるバンドたち及びそのスタッフのお陰で実現しました。本当に感謝しています。

という訳で、長くなりましたが、皆さんが良い音楽に辿り着く入り口のようなフェス、ライブハウスに通うようになる入り口のようなフェスになってくれたら本当に嬉しいです。

ということで、明日からのツアーも気合いを入れて参ります。

ズックより

よく見たらカマボコじゃなくてケシゴム 2005.03.30[16:51]


29日。休み。
エルレガーデンの細美君と釣りに出掛けた。憧れのバス釣り。朝5時起きで細美君は俺をマニュアルの渋い車で自宅まで迎えに来て、そして千葉の山奥の池とダム湖に行った。
釣果としては、細美君曰く「今日はあまり良いとはいえない環境」とはいえ、ズックは生まれて初めてルアーでブラックバスを釣り上げ、細美師匠は5匹ものバスを釣り上げた。ズックこと俺は1日かかってたった1匹であったが、ルアー釣りがほぼ初体験(中学の時にやったことがある)にもかかわらず、ちゃんと釣れたということが非常に嬉しかった。
ただ、俺が釣り上げたところを撮影した写真を細美師匠が保存し忘れるという惨劇が起こった。なので、本来は誇らしげなズックの写真が掲載される予定だったが、今回は師匠の画像を添付したいと思う。

いや、釣りは良いね。これは趣味になるかもしれん。脱インドアオンリー。

イボイボしてんじゃねぇよ。 2005.03.28[22:33]
26日。高崎フリーズ。
ライブやコンサートは、発券されたチケットを手にしたひとが全て参加するということはほとんどない。都合の悪い人なんかも存在するからだ。そしてもう一つ、どんな会場でも「これ以上入れたらダメです。」という動員数が消防法で決まっている。このふたつを踏まえたうえで、高崎フリーズ史上、最高の動員数を記録した。そして熱いライブだった。アンコールにて、今夜のみのスペシャル新メンバーを迎えてエントランスを演奏。必死にギターを弾いているふりをする新メンバーに笑いが止まらなかったが、もの凄く暖かい気持ちになった。音楽は最高だ!と、わかりきったことだけど大切なことを再確認した、そんな良い夜だった。

27日。熊谷ヴォーグ。
本番前に喰った「フライ」と言う名のお好み焼きの出来損ない的な食べ物。「微妙だな」と思っていたのだが、本番後に喰ってみると決して旨くないのに後をひく感じてたっぷり食べてしまった。ほんのちょっとの肉や野菜や卵を挟んでいる生地の部分が、実家の近くにあった駄菓子屋チックな店(いつのまにか閉店)の100円お好み焼きに似ていて懐かしい感じだった。
喉の調子がちょっと良くなかったのだけど、お客さんのお陰でかなりアガって、自分でも思っていない程に声が出た。きれいごとを言うつもりはないけど、こうやってお客さんからもエネルギーを毎回貰っている。ありがたい。だから何倍にでもして返したい。ライブは、こうやって生でエネルギーの交換をしているようなものだ。観てるアナタからも、そして我々からも汗や汁以外の何かが放出されているということ。
目には見えない。

28日。武道館にて、スペースシャワーTVの授賞式。
今年もビデオアワードの賞を頂いた。本当に光栄なことだと思う。会場は非常に賑やかだった。ACIDMANのリハをちょこっと観たけど相変わらず演奏が上手い。映像と音楽の関係を大切にしてるバンドがちゃんと受賞しているのは、素晴らしいことです。我々はコンセプト部門での受賞ということで、「君の街まで」の撮影スタッフ一同のアイデアと技術に感謝し、そして祝福したいと思います。

そう言えば、もうすぐPVの撮影があるんだった。まだ言えることはないのだけど、我々は夏に向けて楽しいことを考えました。そのうち、それが何かを伝えられると思うのでお楽しみに。今週のMMで発表できるというような話をスタッフとした記憶がある。情報の解禁日とかね、そういう面倒臭い事情とかもあって随分と勿体ぶるのだけど、「やっぱアジカンは分かっている」という話になるに決まっているので、よろしく。

忍者だらけの水泳大会 2005.03.26[01:10]
23日。金沢へ車で移動。
非常に家庭的な昼食を取り、ホテルでギターを弾き倒す。今回のツアーは余った時間で観光に出かけず、ホテルでアコースティックギターをとにかく弾いている。エレキギターより握力がいるし、弦をしっかり押さえないと音が出ない。これを弾き続けるとギターが上手くなるはず。猛練習あるのみ。

24日。金沢8ホール。
このライブハウスは照明が熱い。そして観客も熱い。ただ、マツイヒデキに対する愛情がもうちょっとあっても良いのではと思った。「松井、石川じゃ人気ないのかね?」と、野球に全く興味のない山ちゃんさえも心配していた。
ゴリという川魚の唐揚げやら、ブリの頭やら、奇声を発したくなるほどの料理を食い、ケンが壊れた。その壊れたケンを先導にミズドに行き、何故か皆でドーナツを食って就寝。ナントカクリスピースティックみたいなのが旨い。

25日。高崎に移動。
楽器屋でワーミーを購入。ホソミ君が使ってるヤツね。そして、秘密のブツを購入してホテルでそれを加工する。非常に素晴らしい出来だ。感動すら覚える。
その後、サッカー観戦。相変わらず、ジーコの采配は良くわからん。アウェーだし、負けないことが目標なんだから、やり慣れた3バックのほうが良かったのではないかと思う。柳沢の投入でチームがうまく動くかなと思ったけど、小野と高原の交代で、またバランスが崩れたように見えた。ラッキーパンチは早々出るもんじゃない。次のバーレーン戦で結果が出ないようなら、監督は交代するべきだと思う。川淵キャプテンも言ってることが良くわからんよ。緊張感が伝わってこない。ヒリヒリしていかないと。親善試合でなく予選ですので。

しかし、ジーコはJリーグをちゃんと見てるのかなぁ。

レバ刺を布団代わりに 2005.03.23[10:26]
20日、富山に移動。新潟 to 富山は思ったより遠い。基本的に、今回のツアーは移動が車なので、ケツが痛くなることが多い。
ふらっと入った焼き鳥屋で食ったラーメンが結構おいしくてビックリした。富山ブラック。

21日。富山マイロ。ドカーンと盛り上がった。もう、本当にもの凄い盛り上がり。なかなか行くことが出来ず、初めて来た場所での歓迎は本当に嬉しい。「やっぱり、次のツアーは全都道府県に行きてぇなぁ」という気持ちが、いろいろな場所でやればやるほど強くなる。
リハーサル前に食った「元祖!富山ブラックラーメン」という店のラーメンは、本当にもの凄くしょっぱかった。その昔、労働者の白飯に合うように、味を濃くして「おかず」のようなラーメンを作ったのがその発祥とのこと。濃い味大好きっ子、キタケンスーはかなり気に入った模様。
終演後、福井へ夜走り。社内でマス寿司。ホテルに着いてTVを着けると、レディオヘッド特集が放送されていて、なんだかんだで最後まで吠えながら観てしまった。グリーンウッドが最高に格好良い。

22日。福井、響のホール。スタンディングと椅子席が両方あるという、不思議なかたちをしたホールだった。ゆっくり観たい人や前で盛り上がって観たい人、いろいろな価値観を持った人がライブハウスには集まるから、こういうホールも良いなと思った。広さも丁度良い。ステージからはお客さんがよく見えて、非常に気分がアガった。そんな中、変な振り付けで踊っている椅子席の4人組が笑えた。「それはおちょくっているのですか?」という振り付け(工藤静香風なイメージ)。流行らないことを祈る。
ソースかつ丼は後半飽きる。越前おろしソバは最高です。

現在、イヂチ家ペー撮影による変な顔選手権がバンド内でブームになっている。主に打ち上げにて、誰が一番変な顔を記録に残せるかに挑戦し、みんなで見て爆笑している。今のところ、富山で撮影されたヤマーダーの顔が圧倒的に笑える。これはある種のアートなのではないかと思うほどに不細工で本当にはらわたがよじれるくらいの衝撃的な面白さ。負けたくねぇ。

ニック・ジャコルソン?誰? 2005.03.20[11:00]
16日、宇都宮ヴォーグ。
楽屋でミンミンのギョーザを美味しく頂く。よって、全員でギョーザ臭い息を吐きながらの、非常に臭くそして熱いライブだった。ギョーザは最高だったが、帰りにパーキングエリアで食った佐野ラーメンがイマイチだった。というか、パーキングエリアのラーメンが旨かった試しがないのに、何故かラーメンを注文してしまう。これはもう病気。
MM。

17日、取材。BUZZ。大半は「自信もってやれ!」という説教のような激励のような話。なかなか鋭いことを沢山言われたが、非常に楽しい取材だった。

18日、長野ジャンクボックス。
熱い、そして暑すぎる。酸欠なうえに、もう汗まみれ汁まみれで演奏する。会場入りする前に商店街で見かけた、サザエさんそっくりな髪型をしたおばちゃんが気になって仕方ない。実写版!という衝撃。あずまちづる越えも!という衝撃。
終演後、もの凄く旨いチャーハンと中華ソバを食って、そのまま新潟に移動。

19日。新潟フェイズ。朝食からブリ刺身定食ということで、日本海の海の幸を堪能してから会場入り。フェイズは体育館みたいな造りで、天井が高く、なんと1000人もの人が入る。こういう会場が各県にひとつくらいあると良いなと思う。ただ、1000人を超えると変なヤジを飛ばすヤツが3人くらい現れる。「メガネ頂戴!」とかね。「ウルセーよバカ」という話。
アンコールでドキドキが加速したが、非常に良い演奏が出来た。最高。
終演後、へぎソバとブリ。

ンジャメナという街があるのよ、アフリカに 2005.03.15[23:44]
13日。ツアー用のバッグ(タイヤが付いたやつ)を買う。何故か俺だけ持っていなかったが、さすがにこれだけの日程だと今のバッグには入りきらないと思い、結構大きめなやつを買う。そう言えば、ケニー親衛隊長とヤマー特攻隊長のバッグはお揃いで、一緒に買いに行ったときにヤマーが「ケンちゃん黒でいいよ」的発言をし、それによりケニーが黒、ヤマーがグレーを購入したらしいのだが、何日かたって「本当は俺、黒が欲しかった」と煮え切らないヤマーVS「お前、良いって言っただろ」と腑に落ちないケニーの小競り合いが勃発し、非常に観ていて面白かったのを記憶している。
他にもヤマーは、俺以外のふたりが既に持っているものを何の偶然か知らないが同じように買って、いつもふたりから文句を言われている。こういう言い争いも観ていて非常に面白い。

14日。下北沢シェルター。初日ということで初めは少し緊張したが、3曲目あたりからは我を忘れるほどに音楽へのめり込んだ。非常に良いツアーのスタートだった。ただ、ビデオをチェックしたところ、自分の頭の寝癖がピヨーンとなっていて、もの凄くダサいヘアースタイルで演奏していて笑ってしまった。人前であの髪型はありえない。恐らく、今後何公演かは寝癖アリで出演するかと思われますが、どうぞあたたい目で見守ってやって下さい。
それから、一龍のニンニクソバを喰ってからライブをやったため、「マイクが腐る」とPAのMIKIさんに叱られる。「そのまましまったら、宇都宮で死ぬところだよ」と言われるということは、相当臭かったということか。最前列の人々にも謝りたい。すいません。

15日。恵比寿で上半期紙媒体用の写真撮影。ヒデロウ・ジャパンによる撮影はいつもながら非常に楽しく進んだ。

インチキ霊媒師がタコ八郎の霊と交信 2005.03.13[01:11]
10日。川崎にてアコースティックギターを購入。ギブソン、ハミングバード。最近、TFMのMIZUGUCHI氏に教えてもらったカントリーにオルタナティブな感性を注入したようなバンドを家で聴いている。言うならばブライト・アイズの最近の2枚を延長線上にさかのぼった感じかもしれない。そういう影響もあって、アコースティックギターが無性に欲しくなってしまった。ということで、先に書いた通り川崎でギターを買った。
そのままギターを抱えたまま、大江戸線で六本木に移動し、新曲のミックス作業を行う。作業の合間、その新曲のアコースティックバーションなどをキタケンナオコと試してみる。これがことのほか良かった。リフとリズムで組み立っている曲をアコースティックでやってみると、意外にアコースティックで弾き語るような曲とは違った魅力が出て面白い。ハマってしまいそう。
とりあえず、ツアーに持って出るので、ホテルで弾き倒す予定。曲も沢山作りたい。

11日。都内でリハーサル。非常に良いリハーサルだった。

12日。都内でリハーサル。途中、自分の不甲斐なさに何度かどん底まで堕ちる。後半は復活し、初日のシェルターに向けてなかなか良い感触でリハーサルを終了することだできた。早くライブがしたい。

全国すべての市町村に行けるわけではないいけど、いろいろな街に行けるのが楽しみ。そこでどんな人がどんな顔で我々を待っているのか。そういうことを考えながら、不気味な笑顔を浮かべている。

君の街まで。

肉、肉、野菜、憎らしいほどの肉、そして野菜 2005.03.10[15:54]
7日、都内でリハーサル。練習あるのみ。

8日、都内でリハーサル。ケンスイと激しい言い合いを行う。主に、どういうことがバンドやその演奏には必要かということで。こういう熱い言い合いが始まった場合、MCヤマーがふたりの意見の中間となる、非常に冷静な意見を出し、イヂチアツメは争いの最中は巻き込まれないようにバックレ、収まった頃にボソっと「それ正解」という意見を言う。揉めるのは悪いことではない。
話し合いは解決し、このタームで最高のリハーサルを行えたことが収穫だった。ただし、終盤、アツメの集中力が切れたのと同時にクソのような演奏になったのが笑えた。バンドっていうのはメンバー全員のテンションが揃わないとうまいこといかない。

9日。ラジオ収録。
その後、レミオロメンを観に武道館へ行く。仕事が押してしまい、少しだけ遅刻してしまったのだが、ほぼすべてを観ることができた。ライブは心が温まるような、非常に素晴らしい内容だった。物理的な距離はステージからかなり離れていたけど、直ぐ前で演奏しているかのような錯覚に何度もとらわれた。こういう時、バンドとその音楽の世界に引き込まれたんだなと思う。こういう感覚が連続して何度も訪れるライブというのは、その場に入れることが非常に幸せ。
ライブ後、TFMにてマザーミュージック生放送。


そう言えば、ひとつ腑に落ちないことがある。それは缶コーヒーについてだ。現在、本当にいろいろな種類の缶コーヒーが販売されている。豆の産地や種類、焙煎がどうたらとかキレがどうだとかコクがどうだとか、正直言って、俺にはあまり味の違いが分からない。何故ならば甘すぎるから。
「甘すぎる」いう理由により、俺はブラックの缶コーヒーしかのまない(タバコを吸っていたときは、むしろ甘いのが好きだった)。ここでその、腑に落ちないことが発生する。単刀直入に言うと「ブラックコーヒーの種類がなさすぎる」ということ、この一点において俺は非常に腹を立てている。俺は味にうるさいわけではないので、「美味しくしろ」と言っている訳ではない。しかし、砂糖入りの種類の豊富さと、「ブラックはこれだけです」というほどの種類のなさ、この落差は何なんだろう。これほどの差が露骨につくくらい、ブラックの缶コーヒーを買う人はマイノリティーということなのか。
缶コーヒーのブラックを買うとき、少しは悩みたい。「これしかねぇじゃん!」とすら、今まで思いもしなかった自分が恐ろしい。
何を言っているんだ、俺は。


追伸、この日記や掲示板、ある特定の文字を打ち込むと、cgiに投稿した後で文字が誤変換されます。管理者の方、改善して頂けるとありがたい。
例えば、「のみたい」→「胃たい」

ちくわをメガネのフレームに? 2005.03.07[00:45]
2日。美容院にて散髪。なんとなく長い髪にも飽きたなと思い、かなり思い切って短い髪型にする。トム・ヨークのようになったら良いなと淡い期待を抱いていたが、それには程遠く、美容師さんのセットしたときは格好良く見えたものだが、次の日からの自分のセットでは上手い具合に髪の毛が立たず、和田アキ子のような感じになってしまった。メンバーは「気難しそうに見えないから、話しかけやすい」と言っている。以前までは話しかけにくかったとのこと。
その後、MM。

3日。スタジオで新曲作り。キヨシが風邪のため早めに終了。

4日。レコーディング。新曲の録音がこの日で終了。リリース形態も含めて、かなり楽しいことになりそうなので、楽しみにしていて下さい。発表がいつかは自分でもわからんのですが、シングルではありません。秘密。

5日。都内でツアーリハーサル。前日の作業が終わって、寝たのがほとんど朝という時間だったので、頭がボーっとしてあまり良い演奏が出来なかった。睡眠はやはり重要だ。夜更かしが続くと変な吹き出物が出来たりする。俺的にはそれをニキビと呼びたいが、「その年になると吹き出物ですよ」と誰かに言われた記憶がある。ニキビでもええやんけと、関西人でもないのに心の中でそうつぶやいた。

6日。リハーサル at 都内のスタジオ。
リハーサル後、ハスキングビーの解散ライブを観に行った。関係者受付は長蛇の列で、入るまでに30分もかかってしまった。それくらい、観たい人が沢山駆けつけたということ。本当は最後の曲になるはずだったであろう「WALK」で泣きそうになった。メンバーも含め会場にいる人々のハスキンへの愛に溢れた良いライブだった。俺の後輩にはハスキンが大好きな奴らが沢山いるので、そいつらに見せてやりたかったなと、帰りの車の中で思った。

ミュージックで蕩けたい。

よっちゃんいかを箱買い!しかも辛口!! 2005.03.02[00:04]
本日はblurの「PARKLIFE」というアルバムを聴きながら日記を更新している。懐かしい。そして、昔聴いていたときよりも良く聴こえる。当時、blur VS oasisという争いの構図が演出され、ブリットポップというブームが作られた。そのお陰で、いろいろなバンドのいろいろなCDが飛ぶように売れた。勿論、俺もそのブームにどっぷりと浸かり、そしてoasisにかなり肩入れしていた。ということが懐かしく思える。「The Great Escape」というアルバムはやっぱりあまり好きではないけど、この「PAKELIFE」というアルバムは泣ける。浪人時代にかなり聴いた一枚。

28日。ツアーのリハーサル。
終了後、中目黒のお洒落バーにて堀江アッシー、エルレガーデンの細美君、UBU君、ユーちゃん、アジカンのズック(俺)、ヤンマー、ケンシンで飲み会。言い出しっペの細美君は2時間の遅刻(レコーディングがらみのことなので仕方ないけど)。男が7人集まったならY談しかあるまいがっ!!と言いたいところだが、実際のところは音楽の話オンリーでかなり盛り上がる。非常に楽しい飲み会だった。さながら、NANA-IRO ERECTRIC TOURの打ち上げのようだった。

3月1日。リハーサル。
最近、アジカンの中ではインディーという名の自主制作時代に作った音源をもう1度演奏してみるというのがブームだ。もう、本当に凄く楽しいし、稚拙なアレンジも多々あるが、思っていた以上に楽曲が良い。思えば、昔はせっせと自主制作CD−Rをライブ会場で販売して、その売り上げでチケットの赤字分や駐車場代、横浜からの高速代金にあてていた。会計は火の車であったが、売れたときはもの凄く嬉しかったし、興奮した。インディーという言葉が独り歩きしてから随分経つが、本当の意味でインディペンデントな活動だったと思う。それを7年もやった。それは俺らの血肉になっているし、誇りに思っている。
来年は結成10年目。アッという間に時間は過ぎる。

そう言えば、俺らの自主制作音源をオークションなどで売っている輩が最近いるらしい。俺は喧嘩や暴力は嫌いだし、人の悪口を言うのも悲しい気分になるけど、人が心血注いだもので不当な金儲けをしようという、そういう汚いヤツは許せん。「どんなんだろ?」とかそう気持ちもわからなくはないが、心ある皆さんにはそういうところで購入するのはやめて欲しい。

話は変わって、台湾版「亜細亜功夫世代」の「功夫楽章(ソルファ)」のキヨシの表記が伊地知集になっていて笑った。キヨシのことをシューちゃんと呼んだりしてからかっている。そして、亜細亜功夫世代はタイでかなり好評を頂いている模様。これは非常に嬉しい。いつかタイや台湾でライブが出来たら良いなと本当にそう思う。

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