デ・ラ・ソウル

ポス、トゥルーゴイ、メイスの3人からなる2MC/1DJのヒップホップユニット。80年代後半から活動を開始。ジャングル・ブラザーズやア・トライブ・コールド・クエストらとネイティブ・タン一派を構成し、1989年に独自のユーモアとセンス、緻密なサウンドで作り上げられた大傑作『スリー・フィート・ハイ・アンド・ライジング』で華々しくデビュー。

当時の主流であった「ゴールド」、「銃」などのマッチョイズム的HIP HOP感を排除し、よりコミカルで等身大の要素に重点をおいた歌詞とジャズ、ファンク、ディスコなどを多様なジャンルの音楽をサンプリングした、緻密でポップなサウンドで90年代に新たなHIP HOP=<ニュー・スクール>と呼ばれた新たなムーヴメントを牽引。日本でいう<文系/草食系ヒップ・ホップ>提示し、HIP HOPカルチャーの多様化を世界中に産み落としてきた。「マジック・ナンバー」、「ミー・マイセルフ・アンド・アイ」などの未だに語り継がれるヒット・シングルを多数残し、『デ・ラ・ソウル・イズ・デッド』、『ステークス・イズ・ハイ』など数々の名盤をリリース。名実共にHIP HOP界のレジェンド・トリオ。