unaffected
2006.05.24
アルバム
¥2,913+税
AICL-1747
最先鋭にして、最ポップ!
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試聴

Goodies  f/ LISA

DISC 1

  • 1. Goodies  f/ LISA

  • 2. Believe  f/ MAY NAKABAYASHI

  • 3. 沈まぬ夕陽  f/ YUJI SAKAI (ゴスペラーズ)

  • 4. 声をかさねて...  f/ DAICHI MIURA

  • 5. Fresh, Reality, Specialness

  • 6. You Say  f/ RINO

  • 7. Midnight Wolf  f/ YASUYUKI OKAMURA

  • 8. What You Gon Give Me Now?

  • 9. Mama Told Me  f/ RINO

  • 10. Funny Money Girl  f/ VERBAL (m-flo)

  • 11. To Things Like That

  • 12. 大車輪  f/ YASUYUKI OKAMURA

  • 13. U Got Me  f/ RINO

超実力派アーチストajapaiが多彩なボーカリストを迎え、満を持して放つ極上パー ティーミュージック・アルバム、ここに堂々完成!!
参加アーチスト(参加順):LISA, 中林芽依, 酒井雄二(ゴスペラーズ), 三浦大知, RINO, VERBAL(m-flo) and more!


ライナーノーツ

最初にajapaiを知ったのは、こんな紹介からだった。 「ajapaiはね、世界に誇る2ステップ番長なんですよ」 いい響きだった。2ステップというのは、ドラムンベースとNY仕込みのハウスミュージックを融合し、そこにイギリスの好景気が合わさって何だかとてもバブリーかつスタイル先行で流行ったダンス・ムーヴメントだ。もっと違う見方もあるが、少なくともそう映っていた僕にとって、2ステップに「番長」という言葉を合わせる感じは、熱の通り方がほどよかった。実際に聴いてみると、繊細なサウンドときめ細かなリズムのアンサンブルが心地よくて、しかも美しくて、何が番長なのかはちっともわからなかったのだが――。

このアルバムは2ステップという川からポップ・シーンという外洋に飛び出したajapaiのデカい懐が、優雅かつ豪快に鳴っているアルバムである。もともと2ステップというジャンルは、リズムではなく「歌」に重心が置かれている、ポップ・ミュージックに寄った音楽だ(クレイグ・デイヴィッドが2ステップから輩出されたのがいい例だ)。そこで鍛えられて番長となったajapaiが、自らの音楽を確立せんと作品に向かった時点で、こういう「豪華絢爛ダンス・ポップ大全集」になるのは必然だったと思う。

NYを拠点に活動していたこと、および、そこでの坂本龍一やテイ・トウワとの出逢い、そして平井堅を始め異常に豪華なクレジットが集まるリミックス・ワークス等々、ajapaiの奔放さや確かなセンスを裏付けるものは事欠かない。しかし、話題や作品が何かに収束せずに散らばっていたことも、また事実である。 このアルバムは、ajapaiがダンス・ミュージックの狂気と華やかさでポップを自由に操れることを、がっしりと告げるアルバムである。そういうアーティストが他にいるか?——それはいる。いるよ。ファンタスティック・プラスティック・マシーン然り、モンドグロッソ然り、そしてテイ・トウワ然り。 しかし、実のところこの国はまだまだハウス・ミュージックやダンス・ミュージックをナメている。これらの音楽がポップ・フィールドでできることを勝手に決めつけてしまい、自ら枠を小さくしている。まだまだこんなもんじゃないし、もっともっと素晴らしいアーティストが登用されるべきフィールド、それがダンス・ポップ・フィールドだ。 今回のajapaiのスタンスは、今までの「ダンスとポップの融合」と比べて邦楽アーティストとのがっつりした関係が鳴っている。それは逆輸入アーティストとも言えるajapaiの邦楽シンガーへの信頼であり興味の表われなのだろう。そういう意味で、このアルバム以降のリズムと日本語メロディーの新しい地平線が、シーン全体を通して広がりそうな予感に満ちている作品でもある。

ajapaiは、何度目かの「夜明け」である。ここに収められた素晴らしく張りのある何人かのシンガーとのコラボレート・ソングスは、ajapai独自の「肝」によって作られた、洗練されたソウルの結晶である。世界中のハピネスが集まるに十分なメロディーとビートが、ここで気持ちよさそうに踊っている。
鹿野淳(FACT)


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