ゼフィロ
ギリシア神話に登場するゼルフィスは優しい西風の神(イタリア語でゼフィロ)。1989年、ヨーロッパ屈指のオーボエ奏者のアルフレード・ベルナルディーニとパオロ・グラッツィ、ファゴット奏者のアルベルト・グラッツィがピリオド楽器オーケストラの卓越したプレイヤーに声をかけて設立されました。18世紀音楽の、特に管楽器のレパーリーを中心としたアンサンブルとして活躍を続けています。創立以来、ゼフィロはヨーロッパの主要な音楽祭をはじめ各国で演奏を続け、聴衆からもマスコミからも高評を得ており、またゼレンカのソナタ全曲、モーツァルトの管楽作品全集、ヴィヴァルディの管の協奏曲集(いずれもアストレ・レーベル)のレコーディングでグラン・プリ・デュ・ディスク(ディアパゾン)など数々の国際的な賞を受賞し、ピリオド管楽アンサンブルの世界のトップと評価されています。2005年1月に初来日し、モーツァルトの13管楽器のためのセレナード「グラン・パルティータ」の驚異的な演奏で熱狂的な賞賛を得ました(NHKで収録・放映)。