TOTOのギタリスト、スティーヴ・ルカサー初の自伝(日本語版)が登場!
今年でデビュー40周年を迎え、来年2月にはJAPANツアーも決定しているTOTO。『ローリング・ストーン』誌ヤン・ウェナー氏を筆頭に評論家からは「商業ロック」と軽視され、デビュー当時は酷評されまくった(その後4作目の『TOTO IV~聖なる剣』でグラミー主要部門を独占)TOTOでしたが、70年代後半から80年代のシーンの潮流をバックで支えたのは彼らだったということは、皆さんも既によくご存じのはず。そんなTOTOのギタリストにして、今も中心人物としてバンドを支えるスティーヴ・ルカサーの、初の自伝本が登場しました。
「俺たちはよく如才ない(スリックだ)って言われた。音程もテンポも守って上手にプレイするって意味だ。まるでそれが悪いことみたいに。俺たちのレコードは磨かれていた。今でもそうだ、俺たちはちゃんとした音楽にしたいからな。だが磨きすぎじゃなかった。俺たちの音楽を気に入っている人たちは、そういうのが好きなんだ」
と熱く語るルカサー本人が、“暴れん坊ルーク”のイメージそのままに綴った初めての自伝は、ファン待望の一冊でありながら、スタジオ黄金時代の貴重な資料にもなっています。
ジェフ・ポーカロの急逝、マイク・ポーカロのALS発症、親族の病気、自身のアルコール依存といった数々の困難を乗り越えてきたTOTOの物語だけでなく、記憶力抜群のルカサーが語るスタジオのドアの向こうの世界=彼の目から見た音楽界のレジェンドたちのユニークな創作過程を明かしてくれます。そこで語られる、クインシー・ジョーンズ、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、マイルス・デイヴィス、ドン・ヘンリー、ロジャー・ウォーターズ、アレサ・フランクリンといったレジェンドたちの素顔や数々の秘蔵エピソードに、読者はきっと魅了されることでしょう。また、ハリウッド育ちで、映画業界をはじめとしたセレブとの交流や、家族への愛など、ルカサーの明朗であけっぴろげな性格や語り口も清々しい内容になっています。目次で各章の見出しをぱっと観るだけでも興味を惹かれる本著から以下、一部をご紹介します。
第7章:『宇宙の騎士』リリース。酷評の嵐だったが、300万枚売れたぜ!
第12章:早朝、電話が鳴って、甲高い声が「ハロー」と言った。「くたばれ」と返して電話をガチャンと切った。マイケル・ジャクソンからだった。
第14章:『フットルース』ではなく、『DUNE(デューン)』を選んでDOOM(破滅)した俺たち
第23章:酒におぼれた10年間。結成30周年の年、TOTOは終わった
第24章:TOTOは40周年。俺は60歳。まだまだ現役で頑張るぜ!
あとがき :くそ(シット)、これも言っとかなきゃな!
|作品情報|
●『スティーヴ・ルカサー自伝』 福音書(ゴスペル)------TOTOと時代の「音」を作った男たち
●スティーヴ・ルカサー著/川村まゆみ訳/金澤寿和解説
●DU BOOKS刊
●A5版/並製/416ページ+カラー口絵16ページ/ 価格●¥2,800+税
●詳細:https://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK178
<40 Trips Around The Sun 2019 JAPAN TOUR>
【広島】2/14(木)広島文化学園 HBGホール
【金沢】2/16(土)金沢歌劇座
【福岡】2/18(月)福岡市民会館
【東京】2/20(水)日本武道館
【大阪】2/21(木)大阪城ホール
【盛岡】2/23(土)岩手県民会館
【名古屋】2/25(月)名古屋国際会議場センチュリーホール
【仙台】2/27(水)仙台サンプラザホール
公演詳細:https://udo.jp/concert/Toto