ピンク・フロイド未発表音源「Nothing Part 14」のオフィシャル・ビデオが公開!名曲「Echoes」の元になったセッションより。
ピンク・フロイドの『The Early Years 1965-1972』より、ピンク・フロイドの名曲「Echoes」の元になったセッションからの「Nothing Part 14」のオフィシャル・ビデオが公開!クリエイティヴ・ディレクターはヒプノシスのオーブリー・パウエル。アニメーションは、昔からピンク・フロイドと関わりを持ってきたIan Emesが担当(彼は『狂気』の「Time」のアニメーションを担当した)。
http://www.ianemes.com/film/
この曲は『おせっかい(MEDDLE)』のレコーディングセッションの中で様々な曲の断片やアイデアをゆっくりとまとめていき、どの曲もそれぞれ「Nothing」という題名に加えて番号が振られ、整理されていた(たとえば「Nothing 1」、「Nothing 2」といった具合で、最後には「Nothing 24」まで行き着いている)。それらの一部はやがて『おせっかい(MEDDLE)』の中核を成す大作「Echoes」に組み込まれていった。のちに「Echoes」となる曲は正式な名前が決まるまでは「Son of Nothing」または「The Return Of The Son Of Nothing」と呼ばれていた。
ビデオのクリエイティヴ・ディレクターのオーブリー・パウエルはイアン・エムズについてこう語っている
『何年も前、イアンは私に1970年代に制作した実験的なアニメ映画を見せてくれた。これまで見たことが無いものだったので、私は「Nothing Part.14」で形になるかもと思い、ベニー・トリケットによる多少の編集や、いくつかのテレシネ(フィルムをビデオに変換する)復元によって、試してみる事にした。どうにか綺麗に楽曲のリズムにフィットし、イアンの想像力に富んだ、苦心のアニメの素晴らしい本質を表す事ができた。』
Credits:
Composed by David Gilmour, Nick Mason, Roger Waters & Richard Wright
Produced by Pink Floyd
Recorded as part of the ‘Meddle’ sessions, 1971
Animation by Ian Emes
Creative Director Aubrey Powell/Hipgnosis
●Pink Floyd - Nothing Part 14 (Official Music Video)