イム・ヒョンジュ
2003年、韓国で社会現象を巻き起こした“奇跡の歌声”イム・ヒョンジュ。幼少の頃から世界を舞台に活躍することを夢見るようになる。名門ジュリアードの予備学科で声楽を学ぶ一方で、国内を中心にシンガーとして活動を続け、2003年1月に満を持してアルバム『Salley Garden』を発表する。クラシック作品や伝承歌、民謡などを瑞々しく現代的なタッチで取り上げたそのサウンドは評判を呼び、たちまち韓国内で25万枚を超える空前のスマッシュ・ヒットを記録する。同アルバムはクラシック・チャートで実に27週に渡り1位を独走、2003年における屈指のヒット作となった。

2003年2月には盧武鉉大統領の就任式の際、愛国歌(韓国国歌)を歌うという大役に抜擢されて評価をますます高めると、その直後の6月には初の単独コンサートをソウルで、さらに同年夏にはニューヨークの名門、カーネギー・ホールでのリサイタルを成功させている。その独特の存在感と圧倒的な歌唱力は老若男女から幅広い支持を受けており、ソロ・コンサートのチケットは常に入手困難だという。現在はソウルと、フィレンツェを拠点に活動している。