これが私の生きる道!本当に自分達が愛する音を信じてずっと追い続け、リバプールの4人組をいつも夢見る、愛すべきバンド、スポンジトーンズ。
ノース・キャロライナ出身の4人組、ビートルズのエド・サリヴァン・ショーを見て衝撃を受け音楽に目覚め、バンド結成以来20年。60年代前半のリバプール周辺のサウンド、マージービートにこだわり続けて、初期〜中期ビートルズ音楽の「美しさ」と「誠実さ」を受け継いでいるメロディー&ハーモニー、覚えやすく誰もが歌いたくなるような3分間ポップ・ソングのマジック!を現在に甦らせてくれるような...そんなバンドがザ・スポンジトーンズなのです。
"マージー・ビートは自分たちの音楽を表現する手段なんだ。
絵を描く手段として油絵や水彩画があるようにね。・・・"
ビートルズ、デーヴ・クラーク・ファイヴ、ハーマンズ・ハーミッツ、ホリーズ、サーチャーズ、フレディ&ザ・ドリーマーズetc...、その後バッドフィンガー、ラズベリーズ、ELOからXTC、LA's、ジェリーフィッシュ、OASISなどなどへ受け継がれていく英国伝統芸的POP MUSIC。このスポンジトーンズもそんなPOP Childrenの一つなのですが、特に彼らのサウンドは、60年代前半の真っ正直なブリティッシュ・ビート・サウンドの影響を大きく受けていると言えるかもしれません。(ビートルズで言えば"1964年のビートルズ"!?)LovelyでストレートでPOPでキャッチーな楽曲の数々はきっとあなたのハートをくすぐることでしょう!
"僕らにとって[名曲]とは10年後にも聴きたくなるような曲なんだ。
ということは、やはりそれはポップでキャッチーでなければならないしね。"
今まで日本では「OH YEAH!/オー・イエー!」(日本発売95年9月)「TEXTURAL DRONE THING/スポンジ・ギター」(日本発売96年7月)「ODD FELLOWS/オッド・フェローズ」と3枚リリース、結成以来20年、ずっと変わらずにい続けているスポンジトーンズ。きっと彼らはビルボードのチャートをいきなり駆け登ったり、メガヒットしてビバリーヒルズに豪邸立てるのような。。。そんなことは決してないでしょう。でも自分たちが信じる音をずっと同じメンバーでやり続ける…これって、バンドとしては本当に理想的なことと思いませんか!? そんなスポンジトーンズのニュー・アルバムにちょっとだけでも耳を傾けていただいて、ちょっとだけでも愛していただけると幸いです。 |