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Pink Floyd -- David Gilmour, Nick Mason and Rick Wright

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( Photo L to R: N.Mason, D.Gilmour, R.Wright )

プログレッシヴ・ロックの代表バンド、ピンク・フロイド。もともとは'60年代半ば、サイケデリック・ロック・バンドとして、天才シド・バレット(G, Vo)を中心に結成された。他のメンバーは、ロジャー・ウォーターズ(B)、リック・ライト(Key)、ニック・メイソン(Dr)。バンド名は、ピンク・アンダーソン、フロイド・カウンシルという2人のブルースマンから取られている。'67年、2枚のシングルをヒットさせたあと、ファースト・アルバム『夜明けの口笛吹き』を発表。高い評価を得たこのアルバムは、シド・バレット色のが濃い内容だった。翌年頭に、デイヴ・ギルモア(G)がバンドに参加。一方、シドは精神に不調をきたしており、実質的にバンドを首に。ピンク・フロイドはそれまでの実験的な面に、長い楽器パートを含んだ曲構成を取り入れ、のちにプログレッシヴ・ロックと呼ばれる体裁を徐々に整えていった。そして彼らの音楽が最高の形で実を結んだのが'73年の『狂気』。楽曲、演奏、精神、録音、すべての面において成功したアルバムといっていいだろう。全米No.1を獲得し、チャート内に741週とどまるという記録を打ち立てた。いまだに、最も売れたロック・アルバムの1枚である超ロングセラーを記録したアルバム。アメリカのビルボード200位以内に15年間チャートインした怪物である(レコード発売数をカウントされるようになってからの最高売り上げ枚数はマイケル・ジャクソンの『スリラー』だが、それ以前に発売された為正確な枚数はわからないが、歴史上最も売れたアルバムとされている。近年のメンバーのインタビューによると、3000万枚という発言も出て来ている。しかしながら、これが正式な売上枚数かどうかは不明である)。

その後も'75年『炎〜あなたがここにいてほしい』、'77年『アニマルズ』、'79年『ザ・ウォール』と傑作アルバムを連発していく。'86年に、ロジャー・ウォーターズはバンドを脱退。83年『ファイナル・カット』をリリース後実質的に活動停止。'86年に、ロジャーはバンドを脱退するが、ギルモアを中心とした他のメンバーとの法廷闘争まで発展。結局ギルモア中心のフロイドとして継続。87年に『鬱』を発売、その後のツアーも大成功。94年の『対(TSUI)』を最後にオリジナルは発売されていないが、2005年夏に行われた「LIVE 8」にてあのロジャー・ウォーターズが復活し一夜限りの再結成を果たし全世界的に話題となった。

 2006年デヴィッド・ギルモアは22年ぶりのソロ作「オン・アン・アイランド」をリリース。全英初登場No.1、USツアー、ヨーロッパツアーは全てソールドアウトと大成功を収める。また、一方ロジャー・ウォーターズはソロツアーを敢行。7月1日のロンドン、ハイドパークでは『狂気』全曲演奏を行なうことも発表されている。
全世界で1億7千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”ピンク・フロイド。最近のギルモアのインタビューでは今後フロイドをやるつもりはないという発言もあり、今作がもしかしたらピンク・フロイドの最後の作品になるかもしれない。しかし一発逆転、4人が揃う日もいつの日か来るかもしれない。今後の動向は目が離せない・・・??


歴代メンバー

シド・バレット Syd Barrett ...Guitars & Vocals 1946年1月6日生まれ
ロジャー・ウォーターズ Roger Waters ...Bass & Vocals 1944年9月6日生まれ
リチャード・ライト Richard Wright ...Keyboards & Vocals 1945年7月28日生まれ
ニック・メイスン Nick Mason ...Drums & Percussions 1944年1月27日生まれ
デヴィッド・ギルモア David Gilmour ...Guitars & Vocals 1946年3月6日生まれ

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