TRACK 5.
	ジャネット・ケイ/ラヴィング・ユー
鳥のさえずりのような、ハイトーンのラヴリーなヴォーカル。その声の魅力を最大限に引き出しているのが、この『ラヴィング・ユー』だろう。もともとは、77年にレコーディングされたが、日本で大ブレイクとなったのは91年のこと。80年代は、ほとんど音楽活動をしなかったジャネット・ケイが、91年に突然ベスト盤『LOVIN' YOU〜BEST OF JK』をリリース。収録曲は、そこからのリーダートラックとして、ＦＭを中心にラジオでヘヴィー・オンエアーされ、それが爆発ヒットにつながった。このヒットをきっかけに、ＵＫを代表するラヴァーズ・ロックのディーヴァの名前は、日本でも広く知られるようになった。それ以降は、アスワドのメンバーや大沢伸一らと組み、コンスタントにアルバム作りをしている。素顔の彼女は、非常に多趣味な人。編み物や刺繍はプロ級で、そちらの方も忙しそう。そして、ご主人と子供に囲まれての生活を心から愛しているお母さんでもある。

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