TRACK 12.
クレモンティーヌ クレモンティーヌ/男と女
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 「私にとって、なぜという質問が難題。直感で動くタイプだから。でも、今度は何をやるかというのは、自分の中に潜在するアイディアが導かれるようにして出てきて、これは本人にしかわからないことだけれど、今が絶好のタイミングだって思うの。理論派ではないけれど、チャンスは絶対に逃さない自信はあるの」。以前インタビューした時、クレモンティーヌは、どうして?という質問に、こんな風に答え、笑った。89年のデビュー以来、愛するジャズとブラジル音楽を核としつつも、毎回異なるテーマ、アプローチで作品を作ってきた。組むプロデューサーも多彩だ。ゴンチチや大沢伸一らと制作したアルバムもある。収録の『男と女』は、有名なフランス映画のテーマ曲のカヴァー。それをUKのクラブシーンのヒットメーカー、レイ・ヘイデンのプロデュースで、ラップを挟み込んだ、ヒップなボッサ・ファンクに仕上げている。このあたりにもクレモンティーヌのセンスを感じる。

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