TRACK 10.
メラニーC/ネヴァー・ビー・ザ・セイム・アゲイン
 スパイス・ガールズのなかで、一番最初にソロ活動を始めたのがメルCだった。ちょうどグループのメンバー2人の結婚、妊娠と多忙な私生活を理由に、グループの活動を休止させている時だった。スパイス・ガールズは、デビュー当初はキャッチーなポップ路線で、最新作『フォーエヴァー』ではR&Bを取り入れた音楽作りをしている。メルCは、初ソロ・アルバム『ノーザン・スター』で、グループとは違う、ロックという、自分の個性を明確に打ち出した。フィル・ソーナリーやビリー・スタインバーグといったロック系ソングライターと、収録曲の多くをコラボレート。デビュー前はLAに滞在し、地元ミュージシャンとギグを重ねることで、自分を磨いていった。その成果は、成長というカタチで、たった1回だけの日本公演にも表れていた。収録曲は、TLCのレフト・アイをゲストに迎え、彼女のラップをフィー >チャーしたもの。UKではシングル・カットされ(strikethrough: ている)、No.1を獲得した。

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