僕らの夏はいつも
あの日のまま。
夏の光、光る波しぶき。海沿いの街でうまれた僕らはいつもここで出会い、別れ、ここで語りあいここで笑った。
季節は巡った。そろそろ次のステージへ行かなくては。その先の風景を見てみよう。
旅立ちの朝たくさんの想いをこの海にぶつけて。
今、僕たちの旅が始まる。
これがオレ!?
取り憑かれたように愛したい
愛し方を知るより
「ロック イズ デッド!」
そう叫ぶ澤の言葉が耳にこびりつく。
4人で東京に出てきたのはいいけど半年でバンドはあっさり空中分解。
そんな澤から大知にひさびさに連絡がくる。どうやらみんな元気にやっているらしい。
そして澤達はついになにかを見つけたという。
「もう一度挑戦したい!」
大知はそんな泡立つような感情が押さえきれなくなった。
ルーレット回して進んでくゲームさ
10が出たなら ほら、一気に進む
人生は思いがけないことの連続だ。
お店でのステージにもなれた頃、図に乗った僕らは店長に無断でロックショー
こっぴどくおこられた僕ら、あとはお決まりの乱闘騒ぎ。店を壊して逃げたはいいが澤だけが逃げおくれる。始末が悪い相手につかまった。
俺たちに澤を助けられるのか,,,,,?
もうちょい飲んでから帰らないか
こんなにいい月が誘ってる
状況が全くつかめないまま謎のアフロマンに助けられた僕たちはなぜか一緒に飲みに行くことに。確かに今日はいろいろあった。まあいいや、とりあえず飲もう。
外見に似合わずやさしいアフロマンは僕たちにある提案をしてくる。
とんでもなく人生は奇跡の連続だ。
そして僕たちの旅はどうやらまだ始まったばかりのようだ。
「LIFE IS A MIRACLE」
黒猫チェルシー
3rd Album「LIFE IS A MIRACLE」
2017年2月22日発売
■NHK朝ドラ「まれ」劇中歌 ♪涙のふたり ♪また会おう
■アニメ「NARUTO~ナルト疾風伝~」エンディング曲
♪青のララバイ
■映画「新宿スワンⅡ」挿入歌 ♪海沿いの街
■TBSドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」劇中歌
ボーナストラック ♪抱きしめさせて~THE HEAD WINDS ver.~
/ 黒猫チェルシーwith チャラン・ポ・ランタン もも
【特典DVD収録内容】
● 「LIFE IS A MIRACLE」Short Movies
Ep1 海沿いの街
Ep2 Dark Night, Spot Light
Ep3 LIFE IS A MIRACLE
Ep4 飲みに行こう
Making Movie
● Music Video
「涙のふたり」
「グッバイ」
「青のララバイ」
「グッバイ」Making
「青のララバイ」Making
メンバー自身によるライナーノーツ
1. M-1589
冒頭を飾るインスト。これはプロデューサー湯浅さんのスタジオで一部のキーボードとギターを重ねた以外ほぼ自宅で録った状態なので、ベースやキーボードも俺が弾いている。謎のタイトルの意味も、考えてみて欲しい。(From. 澤 竜次)
2. スター・トレイン
ELOのロマンチックさにヘヴィロックをプラスしたような曲で、やりたい事を詰め込み、快感。
リズムのノリも細かくイメージを共有したし、初のツインドラムという事でけーちゃんはさぞ楽しかったであろう。(From. 澤 竜次)
3. Dark Night, Spot Light
80年代から90年代初頭辺りの底抜けに明るい時代のディスコチューンに、現代の疲弊したムードの社会に向けた詞を乗せた。メインリフはシンセも入っているが、ファズギターでシンセ感を出している。
(From. 澤 竜次)
4. 涙のふたり
不器用な人間二人の、不器用な恋の歌。ドラマの挿入歌として作ったが、今や黒猫のライブには欠かせない1曲。
普段ジジくさいと言われがちなぼくらの、ありったけの素直さとヤングな熱量で録音した傑作。(From. 渡辺 大知)
5. 恋するハイウェイ
この曲は尊敬する町田康氏の美学を自分なりに解釈し、作曲に落とし込んだものです。“細部のツボ”は全体を躍動させるカギになることがありますが、それが随所にちりばめられてあります。それは違和感の連打です。(From. 宮田 岳)
6. グッバイ
レーベル移籍第一弾シングル。黒猫チェルシーにとって間違いなく大きな武器になっていくと確信した曲。
バラードだけどロールしていくような、英国感漂うアレンジが気に入っている。(From. 澤 竜次)
7. また会おう
とにかくとことんシンプルに、いつでも、いつまでも歌いたくなる歌を目指した。
でも黒猫が演奏すると想像以上にゲキシブな音になり、それが可愛さと爽やかさと哀愁の気持ちのいいバランスを生み出している。(From. 渡辺 大知)
8. LIFE IS A MIRACLE
終始リフ責めの潔さ。「ロックバンドとはギターリフである。」というのは言い過ぎだが、こういう曲が流れる世の中であって欲しいと心の底から思う。
バリトンギターの野太さも効いている。(From. 澤 竜次)
9. 青のララバイ
スピード感とのびやかさを共存させた曲が作りたくて、夜の澄んだ道を歩きながら作った。
渡辺の歌詞が、僕がメロディを作った時の情景と重なるところがあって思わずうんうんと頷いた。(From. 岡本 啓佑)
10. ロックバラード
自由に曲をつけて欲しいと、渡辺から歌詞を受け取り作った曲。
個人的に初めての試みだったが、スッとメロディやアレンジが浮かび“ロックバラード”だけどバラードじゃない所も渡辺と合致し、気持ちの良い一曲。(From. 岡本 啓佑)
11. 飲みに行こう
この曲は僕にとってYOUNG BLUE以来の傑作です。4人の演奏の相互浸透は、スリルすら感じさせるものです。
僕は昔のアメリカの音楽を愛してやまないですが、そこにあるシンプルな力強さを表現できたのでは。(From. 宮田 岳)
12. 海沿いの街
この曲のメロディが浮かんだのは、長く住んだ街を離れる事を決めた頃。さみしい気持ちだった。結局は同じ街に住む事になるんだけど。
アウトロのギターソロ、プレイ的にも尺的にも弾きまくってくれて最高。(From. 岡本 啓佑)
13. 抱きしめさせて~THE HEAD WINDS ver.~
夜に聴きたい青いポップチューン。お正月に地元神戸で作った。このver.はチャランポのモモちゃんが歌うことで、想いを届けたい相手が自分の気持ちを代弁してくれているかのような優しさと切なさで溢れている。(From. 渡辺 大知)
Sony Music Records.
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