スイス銀行にコツコツと500円玉貯金
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2004.11.27[20:31]
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24日、ゼップ仙台。ライブ。 ステージ上の空調が利きすぎでビックリする。 ライブ後、打ち上げを相当早くに切り上げて、ライン録りの音源を聴きながらディープな反省会をホテルの部屋にて独りで行う。 最近はデジタルで録音したラインの音を一旦マックに取り込み、i-Podに入れて聴いている。もの凄く便利。
己の課題が浮き彫りになる、ある意味非常に大切な夜になった。仙台のみなさん、有り難う。
25日、札幌に移動。 寿司を食って早めに就寝。
26日、ゼップ札幌。ライブ。 仙台での反省点や最近思っていたバンドの課題、そういうのをリハーサル時にメンバーに話す。基本的に空気が悪くなることは嫌なのだが、言いたいことも言えないのならやっている意味はないし、もっともっと良いバンドになりたい。どこまで届いたのかは知らないがとにかく話す。
仲が良いのと馴れ合っているのは違う。 良いライブだった。ありがとう。
終演後、ジンギスカンを食い、スタッフとバッティングセンターに行く。 バッティングセンターでは日本ハムファイターズの応援歌が何回も何回もリピートでガンガンかかっていたが、サビの一番最後以外はどう聴いても「ファイターズ」でなく「タイガース」に聴こえてしかたなかった。「滑舌悪いなぁ…」と思ったが、そんなこと偉そうに言えるほど俺の滑舌は良かったかと自分に問う。 ファイターズ、ダルビッシュ投手が来年は楽しみだ。
バッティッングはまあまあだったが、ストラックアウトは2枚しか抜けずに凹む。
27日、横浜戻り。 帰宅後、ドラゴンクエストを購入しに行く。 2時間で主人公が2回死ぬ。センスがまるでない。凹む。
そう言えば、札幌で食った「狼スープ」という味噌ラーメン屋が非常に美味しかったです。以前、掲示板に札幌の美味しいラーメン屋情報を書き込んでくれた人たち、ありがとう。
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ロールスロイス meets パールライス
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2004.11.23[22:29]
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22日、休み。 原稿を書いたりギターを弾いたり、ギターを弾いたりギターを弾いたりとミュージシャンらしく休日を過ごす。というのも宅録の機材が結構整ったので、さすがにアンプから音は鳴らすことは出来ないが、アンプシュミレーターを使ってギターを弾き、それを録音している。 まあ、アンプから鳴らす音には全然かなわないけれど、エレキギターを素で弾いて練習するほど切ないものもないので、自宅でということを考えると十分すぎるほど楽しめている。 そしてキョシーンに「そんなリズムパターンは糞だ」と言われることが明白なリズムパターンを打ち込んだり、ヤマーンが「無言で弾かない」という静かなる抵抗を食らいそうなベースラインを打ち込んだりしている。
こういう自己満足の極みみたいな時間と音楽。 最高。
23日、休み。 ストレイテナーのワンマンに行こうか行くまいかずっと悩んでいたが、体調のことを考えて行くのを止めた。明日が休みだったら完全に行っていたのだけど。
ということで、午前中はギターを弾く。 その後、散歩にでも行こうかと思い、近所の動物園にプラっと行く。園内では「コアラを探せ」という企画の真っ最中で、どうやら園内に隠れたコアラを探せということらしいので探してみることにした。 するとどうだろう、ロバの檻の中の木の真ん中あたりに、かなり強引な方法でコアラのぬいぐるみが縛り付けてあるではないか。ぬいぐるみのまぬけな感じ、そして縛り付けられている痛々しさ with ロバ、どれを取ってもシュールとしか言いようのない状態で笑わずにはいられなかった。
4体中3体しか見つけることが出来なかったが、どれもアブない隠し方をされていてウケる。 あと、個人的に思ったのだが、糞尿をまき散らしたり、投げたりする動物が多すぎる。迂闊に近寄れない。特にシロサイは後ろに向けて糞尿を発射するらしいので要注意。
そば屋で一杯やり、そばで締めて帰宅。 そしてまたギターを弾く。
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ソルファ全曲解説、番外編。「サイレン#」
サイレンは男性と女性の視点から同じシーンを描いた曲。女性側の視点からのサイレンはシングルに収録されている。
サイレンのカップリングは当初、インストにしようと考えていたのだが、「何かしらのボーカルを入れたい」ということで、スタジオに入っているうちに別メロディーがものの30分で出来たという、アジカンの曲の中でももっとも早くメロディーが出来た曲だ。 本当はもっとささやかに歌を入れる予定だったのだが、不思議とどんどんメロディーが出て来て自分でも驚いたのを覚えている。 メロディーを作るときに決めたルールは「叫ばない」ということと、なるべくシングルのサイレンの歌がない部分に歌を入れること。後記の部分については歌入れが盛り上がって、そのルールを守るのは無理だったので、構成的に1パートずつ歌をずらして入れてみることにした。
詩に関しては、この曲が表現しているシーンを映像として前々から想像していて、「掴まれた女の人のことを書きたいなぁ」と漠然と考えていたので、これもまた本当にスラスラと出て来たのを覚えている。 正直言って、ここまでの完成度になるとは自分でも思ってもみなかった。
トラックに関しては基本的にシングル曲と同じだが、キヨシのドラムとヤマのベースは完全に素材と捉え、エンジニアの高山さんの手によってバラバラに分解されている。ブレイクビーツ的な手法。 本当は4つのコードでベースラインは動いて行くのだが、「冷めている」感じを出すために1コードに変更した箇所がイントロと間奏にあって、狙い通り原曲のサイレンより冷たい感じを出せているところが気に入っている。 当初はシングル曲のサイレンと長さを同じにする予定だったが、イントロとアウトロが長くなってしまった。
この「サイレン#」の一連の作業は、メンバーをスタジオから追い出し、エンジニアとディレクター、俺の3人で行った。「切ったり貼ったり」をコンピューターでかなりやることが予想されたので、他のメンバーの各楽器へのこだわりを聴いていたら船が山に登るなと思ったのと、ただ単に一人で勝手にやってみたいという欲求から。 基本的に、演奏部分が出来あがっているところに歌をつけるという行為そのものも初体験だったし、メンバー抜きの作業も初体験だったので、かなりドキドキワクワクしたのを覚えている。
ミックスも同じくメンバーを呼ばずに行い、「買って聴け」と乱暴なことをメンバーに言っていたのだが、取材があったのでやむなく大阪でメンバーに聴かせた。本当はマスタリングまでは最低でも内緒にしておきたかったのだが。
2曲で1つのシーンを現している曲だけれども、片側からみた世界のみというのがどっちの立場からしても現実なので、アルバムに入れることにした。ただ、全部ではないにしろ薄く「サイレン#」が入っていほうがより現実という感覚に近いと思ったので、イントロ部分のフェイクと間奏部分に「サイレン#」の歌を入れてアルバムバージョンを作った。
夏あたりに向けて、以前のシングルが通常CDとしてリリースされ直すということらしいので、普段シングルを買わない人も機会があったらこのシングルだけは聴いて欲しいな思ってます。
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リーボックのバッタ物に気をつけろ
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2004.11.21[20:35]
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17日、休み。だと思ったらマザーミュージック。 LOST IN TIMEの海北君がスタジオに来て弾き語り。本人は「間違えてすいません」と何度も言っていたが、そんなことは問題ではない。非常に熱く、伝わるものがいっぱいあって、本当に素晴らしかった。 何度も言いますが、LOST IN TIMEのアルバム「きのうのこと」は本当に素晴らしいので、気になった人は是非。
18日、名古屋ダイアモンドホール、初日。行きの新幹線でシンペーDEATHに会う。 名古屋のお客さんは非常に熱い。「床抜けるぞ」というくらい飛び跳ね、大盛り上がりだった。 キョシーン・イヂチ曰く「今日、俺最高だった」とのこと。あいつは終演後、自分のことばっかり言ってるが、確かに出来が良かったよ、キョシーン。
MISO煮込み祭り。
19日、名古屋「ダイアモンドだね〜」ホール2日目。 ホテルの部屋でTVを観ていたら、「東京ラブストーリー」最終回。「バイバイ、カンチ。」と書かれたハンカチに涙しそうになる。センチメンタル過剰。
ライブは前日に引き続きスパークする。バンドの出来がかなり良かったし、何より歌うことが楽しかった。声も出た。自分の演奏というか、ライブという行為そのものに、やっている本人でも鳥肌立つ瞬間が訪れる夜が年に何日かあるが、そういう日だった。
ただ序盤は倒れる人が多くて、多少気が散った。押し合いへし合いは「盛り上がるため」の手段であって、「押し合いへし合い」するのが目的だったら本末転倒。怪我だけはしないようよろしく。 そして倒れたやつを起こしてあげたり、脱出するのに手を貸したりしていた人、有り難う。君らみたいなロックファンを愛しています。
TEBA先祭り。
20日、名古屋戻り。 名古屋駅でシンペーDEATHに会う。会い過ぎ。 「名古屋一番」という駅弁を食ったが、ヤマーンがもの凄く考え抜いて買ったコーチンのすき焼き丼がもの凄く旨そうだった。無念。 移動時の駅弁、空弁にかなりハマっている。
帰宅後、キョシーン以外とZEPP東京にくるり、ハナレグミ、バックホーンという豪華メンツなライブを観に行く。 シークレットアクトとして、YAZAWAが登場し、会場はヒートアップ。勿論、メンバー一同も非常に盛り上がった。問答無用の「何か」を持った人っていうのはやっぱり凄い。白いマイクスタンドさばきも凄かった。
お腹いっぱいになったのでアンコールは観ずに退散。というか、くるりが凄かったのでアンコールが観たかったのだけど、混む前に退散。
アンコールを観られなかった想いを焼き肉にぶつけて帰宅。
21日、休み。 勿論、ウイイレ。 最近ではカレー屋の前に飾ってある「カレー」というのぼりが裏になっていると「カフー」に見えて仕方がない。重傷。
浦和レッズファンではないけれど、J2降格の屈辱からここまで来るのは大変だったろうなと思う。サポーターもそれは嬉しいだろうと思っていたら、ニュースから昨日の浦和駅周辺の映像が…。日本とは思えないけど、一人のサッカーファンとして嬉しい。 来年は1試合くらいサッカーを観に行きたい。思えば、土砂降りのコンフェデ杯、オーストラリア対日本以来観に行ってない。Jリーグだと川崎フロンターレ対横浜FCの試合を観に行って以来の話だから、かなり観に行っていない。
野球も観に行きたいんだよなぁ。
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名古屋より
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2004.11.19[11:39]
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音楽でもロックでも、と言うか何かを好きということに男も女も関係ないというのは、いちいち言うまでもなく至極当たり前のことでしょう。今までたくさんインタビューを受けたり、日記を書いてきたけど、「女性はライブ来るな」とか言ったことも思ったこともないし、逆にそういうことを思ってるような人間だと想像されてるのなら悲しいなと思います。
音楽やパフォーマンス、芸術でも何でも良いのだけど、本人自ら表現することには少なからず性別としての「セックス」というものはついてくると思います。それを最大限に使う人、逆手に取る人、なるべく「セックス」が存在しない表現を目指す人。 やってる本人に肉体的な意味もしくは精神的な意味で性別があるのだからそれは仕方のないことだし、逆にそれが多かれ少なから存在するからこそ、表現する側と受け手側になんらかのやりとりが(感情の面で)発生する気がしています。勝手な持論だけど。
だから、好きとか嫌いとかそういうことに性別は全く関係ないけど、感じ方は性別や環境、その日の気分みたいな些細なものも含めて、個々で違ってあたり前だと思います。 だって、俺は女性はおろか俺以外の人間になったことがないから、いろんなものが本当に自分と同じ色やかたちに見えているのか怪しいと思っているし、音だって耳の形が違えば別の音に聞こえるんじゃないかと思いさえするしね。 ましてやこれに、「考え方」っていう一番やっかいなものが乗るのだからね。
そういうこと考えつつも、やっぱり同性に「格好良いですね」って言われると嬉しいのは事実なんでどうしようもない。 それはやっぱり俺が音楽やるうえで、悶々としていた10代から20代の頃の俺自身が「メチャクチャ格好良い!」って、上大岡の赤い風船のチケットぴあに朝から並んでしまうバンドでありたいと今でも思うから。 勿論、今の自分が興奮できることでなければ続けられないし、10年経って振り返っても良いものでありたいとも思うけど、やっぱりバンド始めたときの自分の気持ちというか、あの頃の自分を裏切ったら何もかも終わりだと思っているから、ライブにそのくらいの男の子が居ると、あの中に何年か前の俺がいるかもなと思って嬉しくなるのです。
話は変わって、日記を読んで反応してくれるのは嬉しいのだけど、俺の日記そのものの意味とか考えたりどういうことを言ってるのか想像する前のリアクションや、俺の日記より掲示板の他の書き込みや雰囲気にかなり引っ張られるかたちで発言している人とかみると、「?」こういうマークが付きます。
別に誉め讃えてくれとは微塵も思わないけど、誉めるにしろ批判するにしろ自分の考えを書くにしろ、考えたり想像したりして下さい。 ニュースとかを見たり聞いたりするときでも同じ。受け取った情報について考えないと何も見えなくなってしまいますよ。「このニュースは本当か」とか「事実の何割くらいに相当するのか」とかイメージしなかったら、マインドコントロールされてるのも同じです。
あと、想像力の豊かな人は他人の痛みにも敏感だしね。 その点、俺はいつも言葉足らずで人を傷つけるし、まだまだ全然想像力が足らないのだけど。 自分の直したいところの一つです。
そんな想像力の足らん書き込みで傷ついた人がいるなら謝ります。 だけど俺は、男女差別は断じてしていないからね。そこだけは譲らんよ。
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リードするときに「リーリーリー」って言うな
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2004.11.17[12:27]
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久々に写真付きの日記にしてみた。 どこかのラジオ局にて「月9」のポスター前で撮影したもの。ケンスイとユウジ☆オダって似ているように普段思うのだけど、こうしてポスターの前にならんでみると、それほど似てないなと思う。 勝手にポスターの写真を使ってみたのだけど、ポスターの写真を撮って載せた場合って、「肖像権!!」とか言って怒られてしまうのか心配。 あくまで背景のつもりですが、関係者の方、何かありましたら削除しますので、ご連絡ください。
ドラマっていうか、最近TVはたまにしか見ないなぁ。
15日、休み。 原稿を書いたり、携帯を購入したりする。 その携帯のデータの移し替えを全て手で入力していたら、あっという間に夜遅い時間になってしまう。よって、日記を延期して就寝。
16日、横浜ブリッツでライブ。 地元横浜のライブは盛り上がるメンズが沢山いるように見え、非常に楽しかった。レイディースのみなさんには悪いが、やっぱりロックバンドはメンズに受けたいとやってる人は皆思っている。 でも、レイディースのほうがチケットを取るのがウマイのも事実。自分もチケット争奪戦は昔から惨敗続きだ。
ライブ終了後は中華街の例のウマイ店で打ち上げ。 個人的に喉の調子がイマ4くらいだったので、酒は一滴も飲まずにメンバーを残して先に帰宅。イソジンでウガイをして就寝。
ライブについて。 ZEPP福岡のライブがブロック指定だったということを終わってから知りました。「安全のため」ということで、ZEPP福岡の公演は基本的にブロック指定にしていると、イベンターからの説明をマネーシャーを通して聞きました。 この件については「今後は、ブロック指定以外の、安全が確保できるかたちで」と、お願いしておきました。好きな場所で見るのが一番ですし、それゆえにスタンディングのライブハウスを選んでいるわけですから。
ただ、やっぱり事故とか怪我とかには十分注意して下さい。 調子が悪くなったら周りの人に助けを求める。そして、困っている人がいたら助ける。モッシュとか多いに結構と思うが、楽しみながらもそういうことも頭に入れておいて頂けると非常に嬉しい。
やっぱり、良い空間を作りたい。 俺も昔、ライブハウスでダイブして頭から落ちたとき「死ぬか」と思ったけど、周りがすぐさま「大丈夫ですか!?」みたいな感じで助かったのを覚えている。あれ以来、ダイブ止めたけど。
残りの公演、来年のツアー。参加される方、よろしく。
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ソルファ全曲解説、その7。サイレン。
この曲はヤマーンのが持ってきたコード進行のネタを進化させて作った曲。最初に聞いたときはヤマーンの「なんて言っていいかわからんがこの感動を伝えたい」的な説明がイマイチ理解できなかったので、全く持ってアレンジが進まなかったのを覚えている。というか、曲になると思っていなかった。
ただ、ヤマーンは非常に執着心が強い。「一回だけやってみそ」と何度も言ってしつこいので、皆でセッションしてみることにした。それを何回が繰り返すうちに、イントロ後半のオクターブカッティングの部分とイントロのリフができ、ドラムパターンもヤマーンのイメージ通りのものになり、とりあえずイントロ部分が完成した。 とは言っても、当時はリハのない夏フェスの、オープニングのインスト曲として制作していた。
ただ、夏フェスが終わってスタジオに入っていると、そのインスト部分が恐ろしく良いことに皆で気づき、アレンジの作業を再開することにした。 個人的には演奏部分はかなり突っ込んだものが出来る確信があったので、あとはどういうサビをつけるかというところで少し迷いがあったのだが、結果、かなり良いものが作れた。
構成はイントロの部分を最大限に生かしつつリズムで変化をつけて、比較的尺の長い曲の新鮮さをどうやって保つかというところがポイントで、キヨシのドラムがかなり活躍している。 ともあれ、ギターは「君繋」の時に「リズム隊に負けてるね」とふたりで悔しい思いをしたので、今回はリズム隊が魅力を十分に発揮した上でどうやって鳴らすか、そして主役の座をどうやって奪うかということをかなり考えた。 シンプルなフレーズばかりだけど、「千年先を」のブリッジとその前の間奏、そしてもちろんイントロも自分で聴いて鳥肌が立つギターアレンジが出来た。ケンスイのギターも勿論素晴らしい。
アジカンの曲の中でも、最高傑作だと思う。
それから、この曲には同じタイトルで同じシーンを別の視点かた歌ったものがあるので、次回はそちらを解説します。 ちなみに、シングル「サイレン」のカップリングです。
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レーズンが靴下の中にギッシリ
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2004.11.14[20:17]
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10日、夕方から取材。 駅でもの凄いビックウェーブが巻き起こり、たまらずトイレに駆け込む。駅のトイレだけではなく、公共のトイレなんかは大体の場合、ジャパニーズスタイルであることが多い。基本的にジャパニーズスタイルは足腰の鍛錬でもさせられてる気分になるので嫌い。 そして、たまに枠からはずすヤツがいるのも嫌い。ありえないもん、普通。
実家は生まれたときからヨーロピアンスタイル。 落ち着く。
取材後、マザーミュージック生放送。 来週はLOST IN TIMEの海北君がゲストで、なにやら生演奏をするらしい。楽しみ。
11日、休み。 電気屋に行く。そして携帯電話を物色する。 店員さんは言ってることはわからないがとにかくすごい自信で、そんなに凄いなら買うしかあるまいという気分になるが、最近の携帯はデザインが丸っこくて好きではないので、好みのタイプの携帯が出るときまで我慢することにした。
何故に携帯電話の角は丸くなっていくんだろうか? 空気抵抗とか一切関係ないんだから、角とかアメ車みたいにカクカクしてたっていいじゃないかと個人的に思っている。そういうのを発売して欲しい。
デジカメを購入し、ラーメンを食って帰宅。
12日、福岡でライブ。 AXのイアン・ブラウン状態を経て、かなりディープに悩んでいたが、もの凄いテンションのもの凄いスイッチが入り迷いが消える。 福岡の皆さんありがとう。 もの凄い良いきっかけを個人的にもらった素晴らしい夜だった。
あまりに素晴らしいので、水炊きを白☆星と談笑しながら食う。旨い。
13日、広島でライブ。 福岡の夜のおかげで、最初からもの凄く良いテンションで演奏できた。思えば、何故かは分からないが広島はいつも調子が良い。不思議だ。
終演後、お好み焼きなどを鉄板焼きの店で食う。広島在住の幼なじみと再会し、談笑する。 打ち上げ終了後、何故かモニターPAのチーニイの部屋で「チーニイを囲む会」が催され、爆笑のうちに幕を閉じる。
14日、広島から横浜に戻る。 自宅に帰宅してから、宅録機材のノイズを取っ払うべく、ローランドお客様相談室からのメールや、フジモトというA-BOY仲間の協力を得て努力を重ねる。そして完全にノイズが消えた。俺よりフジモトが喜んでいたのが印象的だった。
というわけで、新曲をモリモリ作ろうと思っている。
ソルファ解説は明日やります。
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馬VS俺
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2004.11.09[23:14]
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8日、渋谷AXにてライブ。 久々のAXには魔物がいて、途中2度ほど「イアン・ブラウン」状態に陥った。こんなん滅多にない。完全に耳がイった。 演奏自体はライブを重ねる度に締まっている。ギターの音は最高だった。 まだまだこれからライブを山ほどやる。死にもの狂いでやる。 そうやってちょっとずつバンドは伸びる。一気に2歩も3歩も進まないから、1歩1歩。 心が燃え上がる。
AXに来てくれた人、熱い夜をありがとう。良い夜でした。
ライブ後、ストレイテナーのホリエール隊長とエルレガーデンの高田君を交えて鍋料理を食いながら打ち上げ。話のネタは地方でいかに変なタクシーに乗ったことがあるか対決と野糞の話。爆笑の連続。
日付が変更されたので帰宅。
9日、休み。 次のツアーのTシャツをデザインする。久々にフォトショップ&イラストレーターと全力で格闘した。こういうアートワークと言うにはおこがましいが、クリエイティブな作業は楽しい。鼻と口の間にエンピツを挟んで「ウーン」とか考えるってのは、「脳みそ使ってます」って感じで身体に良い気がする。
夕方から家具を買いに出かける。 そのまま中華街で中華を食って帰宅。うまいみせ知ってるぜ。へへ。
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ソルファ全曲解説。補足。
ラストシーンは「逢瀬、舞う合間」と歌っています。 ただ「逢瀬」は「オウセ」と本当は読むのですが、「アウセ」のほうが音が良いので間違った読み方だけどそっちを採用しています。 これも一連の、「仮歌で出てきた語感を全面的に信用する」という信念から、こういう音を選びました。 歌詞カードには載せなくて良いかなと思っていたのですが、反響が大きかったので今回書いてみました。
「アウト、セーフ、マグワイア」って母音だけ考えたらパーフェクトに合ってるんですよね。でも残念。 それじゃ意味がチンプンカンプンですから。
斬り。
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くのいち忍法帳
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2004.11.07[20:36]
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6日、休み。 宅録機材をいじったり、原稿を書いたりした以外は比較的のんびりと過ごす。そして夕方から散歩に出かけ、スーパーや百円ショップに行って買い物。 自然派食品の店に「それ、逆に不自然ですよ」というくらい、もの凄い行列ができていて驚く。その自然派食品を使った料理の隠し味に、化学調味料を使っている人が多そうな気がするのは自分だけか。
7日、都内で軽めのリハーサル。 シェルターや関東学院でのライブを踏まえて微調整をしながら、非常に充実したリハーサルを行う。ヤマーンの新品のアンプが眩しい。 そう言えば、風邪を移したらしく「鼻水がとまらん」とヤマーンはマスク着用でちょっとキツそうな顔をしていた。そのマスクがあまりにしっかりとした分厚いもので、しかもカラスマスクのようなくちの周りをスッポリと覆う形だったものだから、「それはマスクではなくブラジャーの片側ではないか?」という疑惑が巻き起こる。 真相は不明。
久々にウイイレをやった。 アドリアーノとジブリル・シセの2トップ。右にだけウインガーとしてC・ロナウドを使っている。これにより爆発的に攻撃力が上がった。 ムンタリというディフェンシブハーフの選手が若いのに結構使える。 4-3-3を変則的にしたフォーメイションが1番使い勝手が良い。
続きをやるのでソルファの解説は休み。 「♪ホップ、ステップ、マ〜グワイア」っていうラストシ−ンのコーラス予想、笑えました。勿論、違います。
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知床半島の民宿
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2004.11.05[17:37]
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4日、関東学院大学でライブ。 良いと悪いを行ったり来たり、上がったり下がったりと感情の起伏の激しいライブだった。母校のホールで演奏することになるなどとは、在学中に考えたこともなかったことで、嬉しくも照れくさい気分だった。
たくさんの後輩の前で演奏できたことが嬉しかった。だけど、MCで学生時代の話をしてしまったので、「あいつらアホや」と思った後輩もたくさんいるだろうなと思う。 実際、大学時代はどうしようもないことばっかりしてた記憶がある。
久々に行った関東学院大学は設備が豪華になっていて驚く。「今は構内にスポーツジムもあるんですってよ、奥さん。」と井戸端会議の話題を独占したかは知らんが、ダイエット中の主婦もうらやむほどの設備らしい。防音のスタジオも6室。
アジカンが練習してた部室&スタジオがなくなってしまったのがちょっと悲しい。
5日。海外逃亡用のパスポートを受け取りに行く。 パスポートの写真が結構男前に撮れている。こういった類の証明写真はいつもいつもブッサイクになってしまって、飲み会での笑いのタネにもならない酷さだったので良かった。
運転免許証なんかはピンボケの写真を使っている。 思えば警察署で1000円払って撮影したのにピンボケなのは今考えるとおかしい。500円とかの簡易証明写真機みたいなやつではないんだから。ある種ボッタクリだよなと思う。 いざ捕まって、「これ本当に君?」って言われたら、「そうだと思うんですが…」って自分でも本当に自分か不安になってしまうほどのピンボケ。
来月中に免許の更新があるので、今度は気合いを入れて撮影に挑みたい。
帰宅後、宅録機材を繋ぎ各種設定する。 友人のアドバイスにより、無事に音がでるようになったので、早速いろいろイジり倒す。そして新曲の原案などを作成。 鍵盤を触っていたら手がつったので今日の作業は終了。
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ソルファ解説、その6。ラストシーン。
この曲は前回のツアー中、リハーサルの時に僕がずっと練っていたコード進行を弾いていて、「新曲だろうな、あれ」と思ったケンスイが途中から高音のギターをあわせてセッションしていたのが原型となって、制作がスタートした。
基本的にはそのコード進行がベースとなっていて、普通のパワーコードとはちょっとずらした変則的な押さえ方をAメロやイントロで使用し、サビのみパワーコードで演奏している。もうひとパターンのコード進行はBメロと間奏やアウトロで使用。非常にシンプルな構成になっている。
この曲は1曲を通してノイズギターを入れてあり、基本的にはケンスイがギターを滅茶苦茶に弾いているとなりで、僕がエフェクターをいろいろいじりながら何パターンら録音した。 この作業の際、「もう少し意外性が欲しいね」ということでキヨシがギターに挑戦したのだが、「できるだけありえない演奏方法で」というリクエストに対し、キヨシはギターと添い寝をし愛し合うという演奏方法で応え、スタジオ内は全員爆笑。
本当は「サイレン」のラストシーンとして曲を作ったのだが、あまりに悲しいのでこの曲はサイレンの前にして、新たに書いたサイレンの次の曲が「Re:Re:」。
ソルファはここから3曲、「線路沿い」がモチーフになっている。
コーラスは全部自分で歌った。ケンスイではありません。コーラスパートの歌詞は 秘密。
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補足
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2004.11.05[00:10]
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インディーの頃から、いろいろな場所に観に来てくれる人とか、本当に心から嬉しいし、有り難いという気持ちは変わりません。
「君繋」が売れた時、正直戸惑いました。 あまりの周りの加熱・加速の様に驚き、何がなんだか訳がわからないような状態になってしまいました。「売れる=媚びてる」そういう目で皆が見てるんじゃないかといったような自意識過剰の状態にも陥りました。 そういう気持ちや考えは、ツアーでいろいろな街の会場で、僕らの音楽を愛してくれている人たちの顔を見ながら演奏をすることで、吹っ飛んでしまいました。
実際、今年の頭のツアーが大きくて、僕は冷静になれたし、ソルファの作業にも没頭できたし、いろんな意味で大きな経験だったと思っています。 そういう経験があったから、「やっぱライブだ」と思ったし、なるべく多くの街に出かけて、その街のライブハウスで、その街に住んでいる僕らの音楽を愛してくれる人の前で演奏したいと思って、来年のツアーを50本くらいの大きなツアーにして下さいとスタッフにお願いしました。
そういうこともあって、ラジオにて「なるべく地元で観て欲しい」という発言をしました。 僕の発言が稚拙な表現だったために多くの人を不快な気分にしたし、傷つけもしたと思います。本当にすみません。 実際、行けない街もあるし、「自分の地元以外はダメ」とかそういう意味ではなく、「あなたの街(最寄りの地域)に行きますので、どうぞよろしく」という気持ちがそこには乗っかっています。
「ソルファ」を出して、またちょっとどうかと自分で驚いてますが、こうやって毎年全国のライブハウスを回っているうちは、良い音楽活動が出来ると、そう思うくらい僕はライブというものを信用しています。
長くなってすいません。
本当に言いたいことは2つだけです。
馬鹿げた発言で嫌な思いをされた方に謝ります。すみません。 そして、今やっているツアと来年のツアー。みなさんの前で演奏することが、僕は本当に楽しみで仕方ありません。
僕はたまにこうやって、「どうかと思う」発言をしてしまいます。そういう時は「何を言うとんねん」とバッチリ突っ込み入れてください。間違ってたら、謝りたいですし、ファンの人から「アホか!」と言われることは「ゴッチ最高!アジカン最高!」となにを言っても言われるより、健全なコミュニケーションだと思っています。
おやすみなさい。
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クイックモーションで盗塁を阻止
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2004.11.04[11:51]
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まずは謝罪します。 「行脚」のことがBBSで話題になっていますね。ラジオなどでの「節度を持って…」といった発言は、すごく言い方が悪かったと思います。申し訳ありません。 また、取りようによっては僕らの音楽を愛してくれている人の、僕らの音楽への接し方にまで言及しているような言い方で、自分で今頃考えても「何様だよ」と思うに至りまして、今回、こうやって日記にてお詫びしている次第です。 本当に申し訳ありません。
「Re:Re:」はかなり狭いライブハウスも回ります。 アジカン周りの加熱する状況などに多少戸惑ったりして、変なこと言ってしまいましたが、いろいろな街に行って演奏できることを楽しみにしています。
各県に1つくらい(例えば県庁所在地とかに)、500〜1000人くらいまで収容できるライブハウスかスタンディング形式のホールがあったらいいのにと、切実に思ってます。
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2日、ツアー初日。下北沢シェルター。 ツアー初日は出来がイマイチで凹むことが多いが、今回は最高に興奮したライブだった。出来不出来の前に、演奏することが楽しくて仕方ない。 見に来てくれた人に感謝したい。ありがとう。 チケット取れなかった人、またシェルターでやることが必ずあるので、また抽選とかに応募して下さい。ありがとう。
3日、日中は休み。 ヨドバシにPC周りの機材を買い込みに出かける。Macからの派遣店員さんは何でも知っていて助かる。惚れそうになる。
その後、松尾スズキ監督の映画「恋の門」を観る。 非常に情報量が多く細かい。色々な局面で登場人物のセリフが面白ろ過ぎる。期待通り、松尾スズキワールド炸裂できっちり笑えた。 個人的に片桐はいりと田辺誠一のシーンが特に笑えた。
その後、帰宅してPCをイジる。
23時からのマザーミュージックはゆらゆら帝国を特集した。
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ソルファ解説。今回は休み。 明後日あたりに書きます。
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カマキリ男爵
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2004.11.01[21:11]
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28日、都内にてリハーサル。 このリハーサルスタジオのご飯が結構ウマくて気に入っている。ただ、量が多いので、リハーサル直前にガツガツ食うと演奏に支障をきたす。よってスープなどの汁ものは残す。
リハ終了後、下北沢にテルスターのライブを見に行く。 アグレッシブで熱いステージだった。やっぱり俺はテルスターが好き。普通に大ファン。
29日、引き続き都内でリハーサル。 体調が最悪で全くバンドについて行けず、フラストレーションが溜まって爆発しそうなリハーサルだった。完全に風邪をひいた模様。
リハーサル後、ラジオ生出演。 風邪の為、テンションヌが上がらなかった。 スペイン坂などのサテライトスタジオでの公開放送はあまり好かない。動物園の檻の中にいるような気分になる。
30日、広島市民球場にて奥田民生さんのライブを観る。 三塁側のベンチで観たのだが、まわりには有名なアーティストが結構いて緊張する。今年大活躍の広島カープ・嶋選手に会えたのがかなり嬉しかった。 そして何より、民生さんが我々の曲「君という花」を歌ったことに驚き、そして感動した。
中学生の時からの憧れの人が、自分の作曲した曲を演奏し歌っている。これは「事件」にも似たもの凄い出来事だと、今になって込み上げてくるものがある。本当に嬉しい。 近所中、一軒一軒報告して回りたいくらいだが、気味悪がられそうなのでやめる。
駅弁「あなごめし」が売り切れ。無念。
31日、休み。 風邪を治すためにほぼ1日中寝る。
1日、都内でリハーサル。 体調は回復に向かい、軽めではあるがなかなか内容の濃いリハーサルだった。特にギター陣はイイ音が出ていたと思う。 今回のツアーは2台のアンプを曲によって変えながら演奏する。両方ともフェンダー製。 フェンダーのアンプはジャキっと弦を弾くと、ほとんどタイムラグなくジャキっとアンプから音が出る。非常にタイトで好き。
明日からツアーということで、焼肉屋でにんにくを食って帰宅。 おかげかは知らないが、屁がプリップリ出る。屁は無臭。口が臭い。
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ソルファ全曲解説。その5「夜の向こう」
この曲はライブで1曲目の前にやる「イントロ的な楽曲」が欲しいと、皆でジャムセッションしながらイントロ部分を作成。当初は本当にこのイントロ部分しかなく、渋谷AXでのライブのときに一度演奏したことがある。 勿論、あまりに良いイントロだし、もったいないと言うか曲にすべきだと思ったので、このイントロをかなり生かす形で作曲とアレンジを進めた。よって、最後のサビ(毎夜、毎夜の部分)はこのイントロの上に歌メロを乗っけて作った。
構成はAメロ→Bメロ→Aメロ→高音Aメロ→Bメロ→サビ。2回目のAメロでオクターブ音程を上げるやり方はアメリカのパワーポップなどでよく聴くやり方で、1番2番の繰り返しかと思わせて「なぬ?」っと思わせることが出来るので気に入って良く使う。こうすることで構成に少し変化をつけられる。 そして、最後にサビが1回だけ。というかBメロをサビかと思わせて、最後に本当のサビを入れるというやり方も好き。
この曲の仮歌は、洋楽を意識した英語のようなメチャクチャな言葉で歌ったので、最終的に詩を書く時にかなり苦労したのを覚えている。
演奏的には、キヨシが16ビートで叩いているところと、ケンスイのサビ裏のギターがかなり面白いと個人的に思っている。あと、イントロで弾いているDのコードを変形させたパターンは自分でも良く考えたなと思って満足している。
タバコをやめてそろそろ一年。そのせいか知らんが、声がだんだん高くなっていることが分かる1曲。
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