日記
2人組のダフ屋 2004.02.27[21:51]


ZEPP楽屋に突如現れたホリエテナーと町田ヤンキーこと日向秀和。「無いなら買うよ〜」と訳のわからないセリフを連発していたので撮影してみた。肖像権の問題がオーケーかどうか良くわからなかったので、目を黒く塗り潰しておいた。いわゆる自主規制というやつで、この二人が何か犯罪行為を行ったという訳ではないので安心して欲しい。

ZEPP公演は大盛況で終了。
ウィーザー、ナンバーガール。思えばゼップで見たアーティストというのは僕にとっても大きな存在であるこの2バンドだ。ちょっと前まで客席で汗まみれとなり、ほぼ半泣きでライブに参戦していたことを思い出して、最後の1本締めの際には少しウルっときた。


26日はAXにZAZEN BOYSを見に行き、脳内が電気ビリビリする。本当に素晴らしいステージだった。会場限定のニュージングル「半透明少女関係」がまたバリヤバでウナる。開演前、楽屋にお邪魔させて貰ったが、肝心のラジオコメントのお礼を向井さんにし忘れたのを思い出して凹んでいる。


今日はラジオ収録。
その後、横浜にてスケジュールの打ち合わせをメンバー全員でしたあと、CATSとふたりで今年と来年のおおまかな予定について話す。次のツアーはもっと本数を増やして細かく回りたいという趣旨の会話がその内容の80%を占めていた。やっぱり生でなるべく多くの人の前で演奏したい。


明日からは、2ndアルバム用楽曲のアレンジをしに合宿に出かける。原曲がかなり溜まっているのでしんどい作業になること間違いなし。だが燃えている。燃えまくっている。

白黒つけたぜっ!! 2004.02.24[20:51]

今日はライブ前日で「体を休めろ」とのことで1日のんびりする予定だったが、週末の伊地知チラシのハッチャケぶりが脳裏をよぎり「負けてなるものか!」と根っからのインドア派の僕は電車でちょっとのところにある映画館に行くことにした。

観に行ったのは「ゼブラーマン」だ。

感想はなんというか期待して持って行った自分の「気持ち」、その焦点がどこにあるかによって楽しめるか楽しめないかが決まってしまう気がした。
というのも僕は監督/三池崇史、主演/哀川翔で昨年Vシネで発表された「牛頭」や名作「DEAD OR ALIVE」のイメージが強く、それに宮藤官九郎の脚本が…みたいな感じて予備知識を持ち込み過ぎた。もっとフラットな気持ちで行けばもっと楽しめたかなと思っている。
まあ、何はともあれ面白い映画だった。久々にサンバルカンとかダイナマンとかを見ていた頃の熱い感覚が蘇って興奮した。

せっかくなので看板と記念撮影をして帰る。
明日はZEPPにてライブなので今日は早めに就寝しようと思う。

ラーメンいんぱくと 2004.02.23[22:42]


いろんな意味で「いんぱくと」のある張り紙を発見。
本当に従業員を探す気があるのか見ているこっちが不安になってしまった。
まだ一度も食べたことがないので、今度食べに行ってみたい。

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今日はサイレンのマスタリングを行った。
マスタリングとは、トラックダウンを行った音源を、工場に出す前の微調整とでも言ったところの作業。バンド自体の演奏の音の音量バランスが直接変わるというわけではないが、聞こえ方が随分変わることもあるので、もちろん重要な作業だ。
敏腕マスタリングエンジニア、原田氏の活躍により無事に終了。

その後、都内スタジオにてリハーサル。
「事実上のセミファイナル」という意気込みで、本番さながらの演奏を1時間30分。本番以上に体に疲れがくるのは、本番の場合はお客さんがいてその盛り上がりによって自分も上がるわけで、そういった相乗効果みたいなもの抜きにストイックにやるからだと思う。だが、練習はストイックならストイックなほど良いと僕は考えている。

一昨日、ラジオ収録がなかった伊地知チラシはこの週末休みだった。
今日は会うなり顔が明らかに焼けていたので問いつめたところ、スノーボードに行っていた模様。休みとなると満喫せずにはいられないところがチラシの良いところでもあり悪いところでもある。
僕にはそういったアクティブなところが全くないので激しく嫉妬している。

写真付き日記 2004.02.22[21:15]


なにやら写真や画像をつけてもオッケーということらしいので、携帯カメラからメモリースティックに画像を取込み、そしてPCに繋ぐ機器を購入してみた。今後はおもしろ画像があったら随時アップしていくのでよろしく。
当面は僕が勝手に撮りためてあったやつから公開していきます。

今回はとあるセルフサービスのベトナム料理屋にあった客と従業員兼用のゴミ箱。
なにをどっちに捨てたらいいのか全くわからんかった。

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昨日は午前中に歯医者へ行く。例によって口の中が血まみれになる。
午後からラジオ収録。

今日は渋谷にて買い物。ビックカメラにて。
その後、近所のファミレスに行くが恐ろしい程混んでいて、しかも店員の数が足りず、空気が殺伐としていてヘコたれる。ビールが「ほぼそれ食後です」というタイミングで出て来てびっくりした。「まずはビールを出す」これはお食事処に勤めている方には徹底的に守って欲しい事柄のひとつである。
帰宅後、貰い物のプレステXを設置した。

大阪より帰還 2004.02.21[10:02]
17日はBAHAMAにてライブ。
関西AM5局にて応募者を募った完全招待制のライブで、お客さんは100人くらいであった。ライブハウスには柵もなく、およそ50センチ前にはお客さんがいるという近い距離感で、最前の人は皆どこかはずかしそうな顔をしていて僕も少し照れた。
狭いライブハウスでのライブは非常に楽しい。

18日は取材。
上方落語、タコヤキを習う。

19日、BIG CATでライブ。
前回のクワトロにての体調不良の反動で必要以上に燃える。燃え過ぎてギターをミスしたりもしたが、今回はテンションを優先させることをテーマにしていたので気にせず飛ばした。おかげで終演後は非常にすがすがしい気持ちになった。このテンションに技術がついてくるようにするのが今後の課題だ。

打ち上げでは元バービーボーイズのエンリケさんと久々に遭遇。いろいろなおもしろトークを聞く。

20日は午前中の新幹線で横浜に帰る。
個人的な用事を済ませたあとは疲れがどっとでて激しく寝る。ストレイテナーのワンマンに行きたがったが、激しい眠気に負けた。12時間爆睡。

TD終了 2004.02.17[11:35]
六本木にて夕方より「サイレン」トラックダウンの作業を行う。
日記を何日か前から読んでる人の中には「何回サイレンのミックスをやっとんねん」と慣れない関西弁でツッコミを入れたくなっている人もいるであろうので解説すると、「サイレン」は特殊なシングルなのである。2曲入って「サイレン」なのだ。

というわけで、昨日は2曲目の作業を行った。
今日は僕以外のメンバーはお休みだったので、ドラム・ベースを「この恨み晴らさでおくべきかっ!」というほど解体したり、フィードバック以外ほとんど役に立っていなかったマイギターが唸りを上げたりと、大変ではあるが非常にワクワクドキドキしながらの良い時間であった。
夜中の2時過ぎに完成。

本当にのりピー語録で言うところのマンモス素晴らピー作品に仕上がった。中村君のジャケット、2曲のサイレン、これがすべて絡み合って「サイレン」という作品を成している。
実際に手に取ったときにビックリしてもらいたいのであとは秘密。


今から大阪に向かう。

ズレている 2004.02.16[12:23]
レコーディングやTDがある時は作業が深夜までおよぶことが多く、どうしても次の日の午前中に前日の日記を書くということになってしまう。というわけで昨日の日記を書く。

まずは昼から都内のスタジオでアーティスト写真の撮影。台の上から後方にダイブするところを撮影したのだが、あまりの自分のへっぴり腰に腹が立ち精神的にかなり落ちた。撮影は無事終了。

その後、六本木でカレーうどんをメンバーと食べる。最近のカレーうどんはチーズや牛乳なんかが入っていたりと随分お洒落な食い物になってしまったが、僕的は「そばつゆ meets カレー」というような昔ながらのカレーうどんのほうが好きだ。

その後、我々の後輩がやっているゲイニンバンド、通称「GB」とかいうお笑い芸人がやっているバンドのCDを貰う。

そのままスタジオに入り、コーラスのレコーディングとサイレンのトラックダウンを行う。本当に素晴らしい音源が出来た。

レコーディング&TD 2004.02.15[12:13]
昨日は新宿ロフトプラスワンで行われた「マスザワヒロユキ独り喋り」にゲスト出演してきた。主にブリットポップムーブメントについておもしろおかしく振り返る内容であった。現在、アジカンの登場SEに使用されているストーンローゼスのボーカリスト、イアン・ブラウンが見せたラストライブでの超絶映像に驚愕した。

そして4/14発売の「サイレン」関係のレコーディングと5月発売予定の「ループ&ループ」という曲のトラックダウンを都内のスタジオにて行う。
空き時間にAXのビデオを見ながらお互いのミスを責め合う醜い会合をメンバー全員で行う。伊地知チラシとケンスイがコントのような言い争いを繰り広げていた。個人的には「遥か彼方」の時にタカ山田に当たったハレンチなピンスポットがツボに入った。
個人的にもいろいろな課題を発見した。


ゼブラーマンを見に行きたい。


AX 2004.02.14[10:17]
2000人を前にしてのワンマンはお客さんの熱気が凄くとても楽しいライブだった。演奏に関してはまだまだだと思う。アジカンはハマったときとハマらなかったときの差がまだまだ激しい。そのあたりを今後、徹底的に練習し倒してもっと良いバンドになっていきたい。

今日は今から都内某所にて行われるマスザワヒロユキ氏(テルスター/ガールハント)のトークライブをひやかしに出かけ、その後TDとレコーディングを行うためにスタジオに行く。帰ってくるのが遅くなりそうなので朝から日記を書いている。

ミュージシャンは夜型と勝手なイメージを僕も昔は持っていたがそんなことはない。なぜなら僕はよっぽどのことがなければ朝8時半には起きて24時には寝る。そんな僕のせいでアジカンリハは朝10時半とかから行われることが多い。僕以外のメンバーは最初の30分くらいは寝ぼけマナコで楽器を弾いていることが多い。

本日の日記 2004.02.12[22:44]
今日はTFMにてラジオ収録。

打ち合わせ中に何度か対バンしたことのあるフジファブリックの「アラモルト」というメジャーデビュー盤CDを頂く。電車の中で聞いたが素晴らしい。「茜色の夕日」は名曲だ。

それから渋谷で伊地知チラシ、タカ山田と三人でショッピング。アーティスト写真(よくCDのチラシなどに使われている写真)用の服を購入。アジカンにはスタイリストが付いていないので、いつもこうやって服は自分で買っている。よってダサイ服を買った場合は自分の責任になってしまうので毎回適当に選ばないように注意している。
パンツを1本、ランドリーにてTシャツを2枚購入。ランドリーのTシャツはナイスなデザインのやつが多いので気に入っている。

松屋で豚めしを食う。
牛でも豚でもあんまり変わらないのではないかと率直に思った。つまり結構出来が良いということである。
ともあれ吉野屋のわけわからんドンブリ名を見聞きする度にいい加減悲しくなってくるので、早く牛肉の安全性が確認されることを祈っている。

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ライブについて。
モッシュやダイブはオールスタンディングのライブハウスでは起こりうることのひとつだと僕は思います。
思えば僕が高校生のころはライブというと恐いパンク兄ちゃんたちが殴り合ったり蹴りあったりと今のモッシュとかそういうレベルより壮絶だったと記憶しています。(実際恐ろしくて数回しか行ったことがなかった。)
それがわりと安全な形に変換されて、フジロックフェスティバルやハイスタをはじめとするメロディックパンクブームで一気に日本中に広がり、今日ではモッシュという言葉が普通に使われるようになったと思います。全国の主要都市にも大きなスタンディング形式のライブハウスが次々できているし、バンドもホールではなくてライブハウスをツアーするようなバンドが多くなりました。それゆえにあんまりライブに慣れてない人が来場する機会が良い意味でも悪い意味でもあたりまえに増えたと思います。

僕はそういう変化をすべてとは言わないまでも少しは観客として見てきて思うのですが、ライブにルールはないと思います。もしひとつだけあるとしたら「困っている奴がいたら助ける」くらいでしょうか。
モッシュやダイブを喰らったり押されたりするのが嫌な人や体力に自信がない人はそういう行為のない安全な場所で見るとか、良い音で聞きたい人は前ではなくてPA卓の近くに行ってみるとか、自分が楽しめるポジションは自分で探せと僕は思います。
実際、僕は押し合いへし合いがキツイ年齢なので、いつも一番音の良さそうなところに移動して見ます。また、背もかなり低いので毎回ちゃんとステージの見える場所を見つけるのにも苦労しています。(背の高い人に阻まれてたまに見える程度ということが多い)
でも自分の体調以外の理由で楽しめなかったことは一度もありません。

あまりに長く書いているので、段々何を言ってるのかよく分からなくなってきましたが、「困っている人がいたら助ける」と「自分が楽しめる場所は自分で探せ」このふたつにつきると思います。前者はライブというよりは人として当たり前のことですが。

それから僕はアジカンライブでの皆さんの楽しみ方をどうのこうの言うつもりはありません。皆さんが見に来てくれるからこそのライブですから。
ただ、ケガをする人が出るとしたら公演を中止しなければならないですし、ケガ人が出ること自体を悲しく思います。それだけはどうか起こらないように協力して下さい。

ツアー後半 2004.02.12[13:04]
各地でたくさんの人にあたたかく迎えてもらい、ライブは非常に盛況で嬉しかった。
それから、ライブ当日の午前中はその土地の観光名所を巡る散歩をツアー中は日課としているので、福岡の太宰府天満宮、広島の宮島、松山の道後温泉などに行った。
大阪、名古屋は体調が優れず散歩ができなかった。

2日連続公演が2回あり、8日間も家に帰らないツアーは思った以上に体力が必要だということを痛感した。
まだまだミュージシャンとして青い自分に腹が立つ。

ボイストレーニング 2004.02.02[17:50]
都内にてボイストレーニング。歌は上手いに越したことはない。

帰りにレンタルビデオ屋に寄って会員カードの更新。しかしながら最近ほとんどレンタルビデオを利用していない。DVDが安価になったからというのもあるし、ビデオを観ている暇がほとんどないというのもその理由だ。また、映画は映画館でなるべく観たいとも思っている。

レンタル屋に関して不思議なことがひとつある。
映画などは公開そしてロードショーが終わりしばらくしてからビデオ化されてレンタルが開始されるのに対して、音楽CDに関しては映画だと公開にあたるリリースから貸し出しまでの期間が短い。不思議である。(ちなみに洋楽の場合は僕が中学生のころから発売より1年経たないとレンタルできない。)

思えば自分でお金を稼ぐようになってからは(浪人時代以降)CDをアホみたいに買うようになった。単純に自由になるお金が増えたというのもあるし、96年から2000年あたりまでは絶対手にしたいCDが山ほどリリースされた時期だったと思う。CD屋はパラダイスだった。

そういう時期というか時代がもう一回来て欲しいと心から思っているし、そうなるような予感みたいなものを最近のCD屋で感じるようになってきた気がする。
あの頃のCD屋にあたような「手に取りたくなる作品」を僕らは作っていきたい。
実際のところどんな「問題」にブチ当たってもミュージシャンにできるのはこれしかないと僕は思っている。


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以前、豊田監督に頂いたまま忙しくて見れていなかった「アンチェイン」というドキュメント映画を観た。
切なくそしてあたたかい、そんな映画だった。僕は格闘家ではないが、劇中のリングに己の立つステージがだぶった。


明日から福岡。

横浜初ワンマン 2004.02.01[12:13]
アジカン結成の地である横浜でのワンマンライブは非常に感慨深いものだった。思えば初めてのライブの時、メンバーたっての願いにより僕のギターはアンプにつながっていなかった。当時はアジカンはギターが3人いて、「3本は多い」みたいな感じで僕だけアコースティックギターを持たされてステージに出た記憶がある。前述の通りアンプにもラインにも繋がれずにそれはただの飾りとして持っているのに等しかった。
その後「ギターをおけ」と散々いろんな人から言われた記憶もあるが、僕は断固としてギターを持ってステージにずっと今でもあがっている。自分の作った曲は自分で演奏して自分で歌いたい。それができないとなると僕にとって音楽を作る意味がなくなってしまう。それはきっと今後もかわらない。


ライブ後は大学時代に一緒に腐っていた友人やケンスイ、タカ山田、タンクトップ課長、藤本’鉄っちゃん’功一などと食事をして飲む。爆笑飲み会だった。

そして本日は休み。
のんびりしている。

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