11/15発売 誰もが絶賛を惜しまないソヒエフ待望の新録音&来日記念盤、プロコフィエフ「キージェ中尉、古典交響曲&交響曲第7番」
2017年11月来日記念盤
「プロコフィエフはショスタコーヴィチと並ぶ20世紀ロシアの最も重要な作曲家」
と愛着ぶりを語るソヒエフ渾身のプロコフィエフ第3弾。
プロコフィエフ
キージェ中尉、古典交響曲&交響曲第7番
トゥガン・ソヒエフ
Prokofiev: Lieutenant Kije Suite & Symphonies Nos. 1 & 7 | Tugan Sokhiev
■品番 1CD:SICC-30464 ■発売日: 2017年11月15日
■定価: ¥2,500+税 ■Bluspec CD2 ■レーベル: Sony Classical
【収録曲】
プロコフィエフ
交響組曲「キージェ中尉」作品60
1 I.キージェの誕生
2 II.ロマンス
3 III.キージェの結婚
4 IV.トロイカ
5 V.キージェの葬式
6-9 古典交響曲(交響曲第1番ニ長調)作品25
10-13 交響曲第7番嬰ハ短調作品131
ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:トゥガン・ソヒエフ
【録音】2016年5月13日&14日(1-5)、2016年3月12日&13日(6-9)、 2014年11月13日~15日(10-13)、 ベルリン、フィルハーモニーでのライヴ・レコーディング
[レコーディング・プロデューサー&エディティング]ヴォルフラム・ネールス
[レコーディング・エンジニア]アンリ・タオン(1-5)、マルティン・アイヒベルク(6-13)
[技術]アミーナ・ラヴァル、イェンス・ミュラー、フェーリクス・ラウ(1-5)、ルーカス・レオンハルト、フェーリクス・
■現在トゥールーズ・キャピトル国立管音楽監督、またボリショイ劇場音楽監督として、同世代の指揮者の中で最も熱い注目を浴びているトゥガン・ソヒエフ。2015年度第53回「レコード・アカデミー賞」(声楽部門)を受賞した「イワン雷帝」、そして「交響曲第5番/スキタイ組曲」に続くベルリン・ドイツ響とのプロコフィエフ作品シリーズ第3弾となります。
■ソヒエフはベルリン・ドイツ響在任中さまざまなレパートリーを取り上げましたが、ロシア音楽のレパートリーは、マーラーの交響曲やベルリオーズなどと並ぶ定番で、特にプロコフィエフ作品は、ソヒエフ就任以来毎シーズのハイライトと位置付けられていました。
■今回は「キージェ中尉」「古典交響曲」「交響曲第7番」が収録されています。「キージェ中尉」はもともと、ユーリイ・トゥイニャーノフの同名映画のために作曲され、1933年の公開の1年後に、プロコフィエフが5曲を選んで組曲としたものです。「古典交響曲」は新古典主義的作品であり「ハイドンが生きていたら書いていたような作品」とシンプルな編成と構成の作品で、いたるところに粋なユーモア感覚が取り入れられています。「交響曲第7番」は、ソビエトの青年に捧げる意向であったためプロコフィエフ自身が「青春交響曲」と呼んでおり、現代風でありながら美しいメロディがちりばめられています。
■「プロコフィエフはショスタコーヴィチと並ぶ20世紀ロシアの最も重要な作曲家」と断言し、その「独自のメロディ、リズムや和声が魅力的」と作品への愛着を語るソヒエフ。ソヒエフはベルリン・ドイツ響のヴィルトゥオジティを全開にしてそれぞれの作品の性格を明解に描き分け、色彩感豊かでキャラクターに溢れた個性的なサウンドを理想的に再現し、作品に込められたプロコフィエフの人間性を明らかにしています。
■このシリーズ録音についてソヒエフは、「演奏者が同時に最大限のエネルギーを注ぎ、興奮とともに演奏す るだけのアドレナリンがセッションには不足する。演奏が帯びる“熱さ”をCDからも感じてもらうには、ライヴ録音しかありえない」と語っています。そのとおり、このベルリンのフィルハーモニーでの熱き演奏は、ソヒエフの持ち味や特徴が十全に発揮されており,細部に拘泥するよりも,作品に積極果敢にアプローチし,雄弁でスケール感のある演奏を指向しており,さらには探求心や好奇心とともに,刺激的で感興に満ちた作品の世界を描き出しています。
■なおソヒエフは2017年11月に来日しN響とともにプロコフィエフ作品による2プログラムを指揮する予定で、「イワン雷帝」のほか、当アルバムに含まれる「キージェ中尉」と交響曲第7番も取り上げられることになっています 。
2017年11月ソヒエフ来日公演
NHK交響楽団
第1871回 定期公演 Cプログラム
11月17日(金) 7:00pm NHKホール
11月18日(土) 3:00pm NHKホール
プロコフィエフ(スタセヴィチ編)/オラトリオ「イワン雷帝」作品116
指揮:トゥガン・ソヒエフ
メゾ・ソプラノ:スヴェトラーナ・シーロヴァ
バリトン:アンドレイ・キマチ
合唱:東京混声合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊
語り:片岡愛之助
第1872回 定期公演 Bプログラム
11月22日(水) 7:00pmサントリーホール
11月23日(木・祝) 7:00pm サントリーホール
プロコフィエフ/組曲「キージェ中尉」作品60、スキタイ組曲「アラとロリー」作品20
交響曲 第7番 嬰ハ短調 作品131「青春」
指揮:トゥガン・ソヒエフ
2018年3月
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
3月15日 (木) 19:00 開演 (18:30 開場) サントリーホール
3月21日 (水・祝) 19:00 開演 (18:30 開場) サントリーホール
Kajimoto ウエブサイト http://www.kajimotomusic.com/jp/artists/k=156/