ゴシップ
The Gossip are...

Beth Ditto – vocals(ベス・ディトー、1981年2月19日生まれ)
Brace Paine – guitar, bass(ブレイス・ペイン)
Hannah Blilie – drums(ハンナ・ブライリー)

1999年、米国アーカンソー州,シアシーにて結成。
ボーカルのベス+ギターのブレイス+ドラムのハナで成り立つ3人組。

レズビアン/フェミニストの公表、ヌードでNMEの表紙を飾ったりと、常に反逆的な姿勢でシーンに一石を投じ続ける(vo.)ベス・ディットー。彼女のその強い意志は、ジャニス・ジョプリンやアレサ・フランクリンをも引き合いに出されるパワフルでソウルフルなボーカルとして、圧倒的な存在感で全世界を魅了し続けている。

人口約2万人という南部の小さな田舎町でデブであること、そしてレズビアンであることで差別を受けて育ったベスとバンドは同年に活動の場所を”ライオット・ガール”ムーヴメントの発信源としても知られるオレゴン州オリンピアへと移す。

”ライオット・ガール”ムーヴメントとは・・・90年代初頭、米ワシントン州オリンピアを発信源に登場した“Riot Grrrl(ライオット・ガール)”ムーヴメント。パンク・シーンでの性差別/ライブ会場での様々な暴行事件などをきっかけに、音楽/ファンジン/アートといったクリエイティヴな活動を通じて、フェミニズム思想を草の根方式で広げていった運動のこと。

大ヒットとなったアルバム・タイトル曲でもある「STANDING IN THE WAY OF CONTROL」は同性愛者に対する結婚の自由を否定した米ブッシュ政権へ対する反逆ソングで、英国を筆頭に大ヒット。アルバムは2005年の米リリース後、英インディ・チャートで1位を獲得、そして後にシングルの大ヒットにより英アルバム・チャートで7位まで上り詰め、ゴールド・ディスク獲得と言う快挙を遂げる。

同時に2006年の11月には英NME誌の『ロックで最もクールな人』に大抜擢されることによりその名を一気に世に知らしめ、翌年2007年にはボーカルのベスが衝撃のヌードで同誌の表紙を飾り世間を騒がせた。今やイギリスでは日々タブロイド誌に露出が出るほどの国民的キャラクターになり、3月には米コロンビア(SonyBMG)とのメジャー契約を発表。今回のライブ・アルバムのエグゼクティブ・プロデューサーでもあるリック・ルービン(現在プロデューサー業とSonyBMG社長業を兼任)も大絶賛したライブが完全収録されている『LIVE IN LIVERPOOL』はソニー移籍後のメジャー・デビュー・アルバムともなる。

ここ日本では2006年からクラブで「STANDING IN THE WAY OF CONTROL」が強力ヘビー・プレイ、今や確実に2007年を代表するクラブ・アンセムとなった。今年2008年には待望のメジャー移籍後【初】のスタジオ・アルバムを発表予定、メジャーを通しての本格的世界制覇が期待されている。

【オマケ:バンドの好きな食べ物】
ベス:ハンバーガー+フレンチ・フライ
ブレイス:タコ・ベルのソフト・タコス
ハンナ:寿司