気鋭の低弦プレイヤー、パール・アレキサンダーと、エンジニアでもあるオノ セイゲンによる
ジャンルを超えたDSDサウンド・トリップ・アルバムリリースと、
その音源を駆使したイベント「大恐竜人間博@大阪」開催!
オノ セイゲンは坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」や「音楽図鑑」などのレコーディング・エンジニアとしてキャリアを確立、自身の「Saidera Paradiso」スタジオを主宰する一方、アート・リンゼイやマーク・リボー、ジム・オルークなどと共演し、またモントルー・ジャズ・フェスにも招かれるほどの腕を持つギタリストとしても著名。若きコントラバス奏者パール・アレキサンダーは9歳よりコントラバスを学び、ミシガン大学でダイアナ・ガネット氏に師事。現代クラシック音楽の収録にも参加。2006年8月の来日以来、新潟県における即興活動を経て、2009年より東京在住。様々なジャンルの音楽家やダンサーと共演を行っている。二人は近年折に触れて共演を続けており、2015年初頭に渋谷パルコで行われた「大恐竜人間博」の音楽を担当。このアルバムはそのときの音楽がベースとなっている。それに加えて、オノと交流の深いアーティスト(アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、ビル・フリゼール、ナナ・ヴァスコンセロス、スーザン・デヒムetc…)の参加トラックも加え、オノのスタジオで1年にわたってじっくりと作られたスーパーハイクオリティDSDサウンドを、5.1chサラウンドマルチも再生可能のSA-CDハイブリッドでリリースします。アートワークは井上嗣也によるもの。また、DSD5.6/2.8、PCM24bit192kHz/96kHzでのハイレゾ配信もmora/VICTOR STUDIO HD Musicで行われます。 そのリリースとタイミングを合わせ、渋谷に続いて大阪・梅田LOFTにて「大恐竜人間博」の開催も決定(2015年8月22日~9月9日 梅田ロフト 5階ロフトフォーラム)
<大恐竜人間博@梅田LOFT情報>
恐竜制作をライフワークとする画家の下田昌克(1967年~、兵庫県出身)、写真家の藤代冥砂(1967年~、千葉県出身)、詩人の谷川俊太郎(1931年~、東京都出身)が手がけた書籍『恐竜人間』をテーマに、一大恐竜スペクタルが梅田ロフトに登場します。恐竜に対する果てなき憧憬と好奇心を持った3人のクリエイターが創り出す、オブジェと写真と詩による最も新しい恐竜たちの世界が展開されます。2015年1月に渋谷パルコミュージアムで開催され、盛況となった待望の巡回展です。音楽はオノ セイゲンが手掛けます。スペシャルイベントとして、トークショー(8月22日15:00~、整理券が必要)、写真撮影会(8月23日14:00~、参加費1000円)、恐竜雑貨のワークショップ(8月29日13:00~18:00、参加費1000円)が行われます。
【作品情報】
タイトル:Memories of Primitive Man
発売日:2015年8月12日(好評発売中)
品番:SICX10001
価格:定価3,000円+税
【ショートバイオグラフィー】
<オノ セイゲン Seigen Ono>
コンポーザー、レコーディング・エンジニア、音響空間デザイナーとしての活動のかたわら、ミュージシャンとして1984年にJVCよりデビュー。1987年に日本人として初めてヴァージンUKと契約。Seigen Ono Ensembleは1993年にスイス、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルほかに出演。1987年に川久保玲から「誰も聞いたことがない音楽、かつ洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼により作曲、制作した『COMME des GARÇONS SEIGEN ONO』『Bar del Mattatoio』ほか多数のアルバムを発表。ジャン・クリストフ・マイヨーの「モンテカルロ・バレエ団」、フィリップ・デュクレの「DCA」ほか、国内外のダンスカンパニーなどにも委嘱作品を提供。録音エンジニアとしては、1982年の『坂本龍一/戦場のメリークリスマス』にはじまり、ジョン・ゾーン、アート・リンゼイ、マンハッタン・トランスファー、オスカー・ピーターソン、マイルス・デイビスなど多数のアーティストのプロジェクトに参加。1996年サイデラ・マスタリング開設。レコーディング(ハイレゾ、1ビットDSD、高さ方向含む3D立体サラウンドなど)の専門家として名高い。音響空間デザイナーとして多数のプロジェクトをサポート。東京都現代美術館、シャルジャビエンナーレ11にて「Silent Spin」(坂本龍一+高谷史郎)を出展するなど、活躍の場を広げている。
<パール・アレキサンダー Pearl Alexander>
5歳より即興演奏を、9歳よりコントラバスを学ぶ。ミシガン大学でダイアナ・ガネット氏に師事。現代クラシック音楽の収録に参加したが、そのうちのひとつ、ウィリアム・ボルコム作曲による「Songs of Innocene and Experience」(レナード・スラットキン指揮)は、2006年にグラミー賞を受賞した。2006年8月の来日以来、新潟県における即興活動を経て、2009年に上京。坂田明、七尾旅人、ROVO、齋藤徹、中村としまる、カール・ストーン、坂本弘道、八木美知依、勝井祐二、巻上公一、山本精一、不破大輔、熊谷和徳などさまざまなジャンルの音楽家やダンサーと共演を行ってきた。2013年7月、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに「Seigen Ono Plus」のゲストミュージシャンとして参加。