マイケル・ブレッカー

(Photo by Y. Yoneda)

 

マイケル・ブレッカーMichael Brecker (1949 - 2007)

1949年3月米国ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。ニューヨークに進出後、伝説的なアルバム『ホワイト・エレファント』のセッションに参加。またスタジオ・ワークで数多く名演を残し、フュージョン・テナーの第一人者として知られる存在となる。75年、実兄ランディ・ブレッカーとともに“ブレッカー・ブラザーズ”を結成。ジャズ、ファンク、ロックの要素を取り入れた革新的なサウンドを確立。90年代からはストレートアヘッドなアコースティック・ジャズを展開し、シーンの最重要人物となった。いわゆるスタジオ・ミュージシャンやツアー・バンド・メンバーとしての活動も幅広く、特にスタジオ・ミュージシャンとしては、そのジャンルを問わない音楽性やテクニックからいわゆるファンクル、ジェームス・テイラー、ダイアー・ストレイツ、フランク・ザッパなど、関わった録音は多岐にわたり、その数は千枚を軽く上回るとされる。日本でも渡辺香津美、小曽根真 らジャズミュージシャンから野口五郎、SMAP、吉田美和、CHAKA、古内東子など様々なアーティストのアルバムに参加している。

 

2005年より骨髄異形成症候群を患い、07年1月13日、白血病のためニューヨークで死去。享年57。