meister
Ryo Matsui(a/k/a meister)

1972/2/11生まれ、京都府出身 95年にギタリストとしてthe brilliant green結成。97年デビュー、その“和製ブリット・ポップ”とも称された洗練されたサウンドが話題を呼び、98年5月「There will be love there~愛のある場所~」がオリコン1位を獲得する大ヒットとなり、一躍注目のロック・ユニットとして脚光を集め、1stアルバムがミリオンを超えるヒットに、その後計4枚のアルバムをリリース。

meisterというプロジェクトの第1弾は自らのルーツとするミュージシャンやフェイバリット、これから台頭してくるであろうニューカマーも含め、すべて海外のアーティストとのコラヴォレーションする、という異色作であり、意欲作「I met the music」をリリース。参加アーティストは「松井が初めて手にした洋楽」カジャグーグーのニック・ベッグスをはじめ、ドラムはライドのロズ、ギターは単身イギリスに乗り込み「ギター一本さらしに巻いて勝負に出た」ケンジ・ジャマーことスズキ ケンジ(勿論、松井自身も弾きまくっているが)。さらにさらに、ヴォーカル陣が七色の素晴らしさ。ハワード・ジョーンズ、ブー・ラドリーズのサイス、リーフのゲイリー、ライドのマーク、エスコバ、そして女性としては何とあのマリア・ソルへイムやイーダ、そしてビスのマンダリンが歌っている。80年代ニュー・ウェイヴからシューゲイザー、そして王道ギターロックからオルタナティヴ、はたまたヒーリング系まで、そしてアートワークはあのブリティッシュ・シーンのデザインの方向性を決定づけた偉大なるグラフィック・デザイナー、ピーター・サヴィルによるものである。これは言わば「80年代以降ブリティッシュ・シーンの系譜をたどる果てしなき旅」のような作品である。

そして今回プロジェクトの第2弾となるコラボレーションはBONNIE PINKをヴォーカルに迎えて制作されたシングル。

今回、ペ・ヨンジュンの出演する「Sonyサイバーショット〔DSC-L1〕」のCM楽曲として書き下ろされた楽曲は、CMのイメージである「静と動」を音楽で表現





BONNIE PINK [Singer/Song Writer]

 京都府出身。大学時代のサークル活動がきっかけとなり95年「BlueJam」でデビュー。その歌唱力と作詞/作曲センスに注目が集まり、一躍全国FM局でのパワープレイが決定。その後アルバム「Heaven's Kitchen」「evil and flowers」では、スウェーデンの名プロデューサー、トーレ・ヨハンソンの参加でスマッシュ・ヒットを飛ばす。98年に渡米、99年末アルバム「Let go」では、エルビス・コステロ、チボ・マット、スザンヌ・ベガなどのプロデュースでも知られるミッチェル・フルームとの共同プロデュースで話題となる。その後「Take Me In」「Thinking Of You」「眠れない夜」と立て続けに3枚ものマキシ・シングルをリリース。そして5thアルバム「Just a Girl」では日本のクリエーター陣とのコラボレートを達成。

 2003年1月のシングル「Tonight,the Night」では、約5年ぶりにトーレ・ヨハンソンとの共演がロンドンで実現した。お互いの成長を確かめ合いながらのセッションは、必然的に最高の作品を生みだし、全国のFM局邦楽O.Aチャートで1位となり、J-waveにおいては総合チャートの中で1位を獲得。続くアルバム「Present」では共同プロデューサーに"OUT SIDE"のMatt Cooperを迎え、ドライでウエット、繊細で大胆、対極の表情が見え隠れする、BONNIE PINKの新境地とも言える作風をみせた。またこの年のライブを収録したDVD+CDを自らのレーベルPINXSTARから発売。

 2004年1月21日にリリースした、トーレとのコラボレート第2弾であるシングル「Private Laughter」はJ-waveで見事4週連続1位に輝いた。続く4月7日発売のシングル「Last Kiss」はジャンルを超えた大曲となった。そして5月12日に6年振りとなるトーレ・ヨハンソン、フル・プロデュースの7thアルバム"Even So" が発売される。互いに新たなる可能性を模索し、制作された作品群は今まで以上のしなやかさ、力強さを含有し、突き抜けたPOPSの開放感を存分に味わえる内容となっている。シンガーソングライターとしてのプライドを持ち、何処にも属さないオリジナリティを確立させたサウンドがここにある。



label official

http://wmg.jp/bonniepink/

management official

http://www.bonniepink.jp/








 
★ meisters ★
Drums: Laurence LOZ Colbert


RIDE/nowhere
WPCR-1329
tbgチームのFavoriteドラマー Ride→animalhouse→Free.
90年代初頭のギターバンドブームの牽引者。その気さく過ぎるキャラクターは今も健在。 松井のLONDON滞在時でOFF日で車が故障しているにも関わらずOXFORDからLONDONまで出向いてくれるほど。
Bass: Nick Beggs


KajaGooGoo/TOO SHY
TOCP-53049
ex) Kajagoogooのベーシスト、最近では元LED ZEPPELINのJOHN PAUL JONESのソロアルバムにキング・クリムゾンのロバート・フリップと共に参加。また、Stick Bass(8弦のベース)の第1人者としても有名。実は松井が初めて買ったレコードがKajagoogoo。感動の対面を果たす。
Guitar: KENJI JAMMER

KENJI JAMMER
/HULA-HULA DANCE 4 FULFILLMENT
2004/6/16・DDCU-2004
1964年、東京生まれ。ロンドン在住15年目。高校生の時から「天才ギタリスト」として名を馳せ、世界を舞台に活躍。坂本龍一、Stivie Ray Vaughan、Deep Purple、Golden Palominos、Jack Bruce(ex.Cream)、Seal、Annie Lennox(Eurythmics)、Bono(U2)、Michael Hutchence(ex.INXS)...と、とにかくその共演アーティストの名を挙げれば彼の凄さが伝わることでしょう!
最近ではシンプリー・レッドに参加、ロンドンのプロデューサー・チーム『Green Ginie』としてUAなどを手掛ける。よき先輩としてノリノリのリフをかましてくれました。
Vo: Sice


The Boo Radleys/WAKE UP!
ESCA-6183
1995年に「Wake Up Boo!」でスマッシュヒットを飛ばしたThe Boo Radleysのヴォーカリスト。後にEggmanというソロプロジェクトでも活動。その誠実すぎるキャラクターはレコーディング時にも表れており、何度も自らリテイクを申し込むが、コチラとしてはそれも完璧なものでプロフェッショナル感を感じさせてくれました。
Howard Jones


Howard Jones/HUMAN'S LIB
AMCE-3047
55年生まれ。"シンセサイザーの弾き語り"スタイルで、83年アルバム『かくれんぼ』でデビュー。この全英1位を記録したアルバムからは、「ホワット・イズ・ラヴ?」の超特大ヒットも生まれ、とにもかくにもハワード・ジョーンズは華々しいスタートを切った。初期においては、異様なまでの高音域を誇るヴォイス+キーボードの手腕を武器に、哀愁漂うエレクトロニック・ポップを展開していたが、80年代後半を過ぎるとサウンドは一転してオーガニックに変貌--。シンセに代わりピアノを多用し、ブラック・コンテンポラリー寄りの楽曲や、ノー・ギミックで温もりあふれるポップ・ソングを展開していったのだ。また、98年に発表された『People』では、ジャズの要素とエギゾチックなワールド・ミュージックのリズムを折衷させている。現在でも地道な活動を続けるジョーンズだが、ソングライティングにおいての抜きん出た才能は未だ評価されて然るべきものだ。一人で全ての楽器をこなすエレクトロニック・ポップの達人と言うことで、どこかmeisterと近いものを感じる。このアルバムではオルガンプレイでも参加。
Manda rin


bis/the new transistor heroes
SRCS-8264
グラスゴー出身の3人組bisの紅一点ヴォーカリストとして97年3月に、デビュー・アルバム『ニュー・トランジスター・ヒーローズ』をリリース。その後bisを解散。今回、ベーシックトラック録音のためLONDON滞在時に、女性ヴォーカリストの候補を思案中、滞在ホテルにて偶然Manda rinのマネージャーなる人物に遭遇。その後のオファーによりコラヴォレーションにいたる。
Gary Stringer


REEF/GLOW
ESCA-6579
REEFのヴォーカリスト。独特のだみ声シャウトが特徴。2003年REEF来日時に松井自らライブ開場へDEMOをもってオファー。快く承諾してくれる。野生児に異名をとる反面、相当なナイスガイで、レコーディングもほぼイッパツOKが出るほどプロフェッショナルでもあった。
Idha


Idha/Troublemaker
ESCA-6647
94年、『メロディ・イン』でデビュー。"ライドのギタリスト、アンディ・ベル(現オアシス)の妻"という話題の渦中、デビューを果たす。透明感に満ちたハイトーン・ヴォイス、切なげでありつつも力強く鳴らされるメロディ、60'sカントリー/ルーツ・ロックをベースとした温もりあるナチュラルなサウンド97年には、全てのナンバーを自らのペンで書き上げた『トラブルメイカー』を発表。最近アンディベルとの子供「リオン」君も生まれ幸せ一杯。
ESKOBAR


Eskobar/A Thousand Last Chances
DFCP-7
ご存じスウェディッシュドリーミーポップバンド。現在VAIOのCMでもO.A.中のその独特な浮遊感あふれる透明なサウンドと耽美で甘美な歌声が見事にマッチしました。
Maria Solheim


Maria Solheim/Maria Solheim
DFCP-4
ノルウェーの歌姫。天使の歌声を持つ彼女と楽曲が運命的出会いを果たし、コラヴォレーションにより楽曲の完成系を見ました。
Mark Gardener


RIDE/nowhere
WPCR-1329
90年代の代表的シューゲイザーバンド、Rideのヴォーカリスト。現在はソロアーティストとして活動中。同じく元RideのドラマーLOZとのコラボレーションの噂を聞いた彼が、来日時に松井をゲストギタリストとして指名。意気投合しそのまま1曲コラヴォレーションを行う。
*: Sir. Paul McCartney
コラヴォレーションしたわけではないが、ヴォーカルダビングの為、2度目の渡英時、我々が使っている隣のスタジオでなんとあのSir.Paulのレコーディングが!!! そうそう会うことも出来ないだろうと思いつつもなんと遭遇成功。しかもPaulの方から日本語で話しかけてもらう!!!
Tim Jensen
アメリカ、シアトル出身。the brilliant green時代から、英詞の監修やTranslationをやってくれた盟友。今作ではほぼずべての作詞を担当。そして、その風貌に似合わないセンチメンタルかつわびさびを取り入れた作詞がmeisterの作品と非常にマッチした。海外レコーディングではVocal Direction含め、通訳だけには留まらない、コミュニケーションも行ってくれて、松井の右腕として活躍。作詞、訳詞、Directionとしての代表作は→菅野よう子(アニメーション作品 COWBOY BEBOP, 攻殻機動隊, Wolf's Rain等) / SIAM SHADE(解散後HIDEKI, NATINのソロも)/ SUPER JUNKY MONKEY坂本真綾 / 平井堅 / NOKKO / NOBODY
Peter Saville
1970年代、美大在学中にファクトリー・レコードの専属デザイナーとなったピーター・サヴィル。ファクトリー・レコードの崩壊後も、ニュー・オーダー、ロキシー・ミュージック、スウェード、パルプなどのUKロック・バンドの一連のカヴァー・アートを手掛け、ヨージ・ヤマモトやディオール、ジバンシィなどのデザイナーとコラボレーションしたり、数々の伝説的な広告デザインを世に送り出している。現在グラフィック・デザインの第一線で活躍しているデザイナーズ・リパブリックやTOMATO、ミー・カンパニーらに多大な影響を与えたのもサヴィル。世界的なグラフィック・デザイン界のVIPと言う地位に甘んじることなく、現在も多方面で活動中。2003年には25年に渡る活動の軌跡を辿った大規模な回顧展『ピーター・サヴィル・ショー』を開催。 レコーディング終了後、アートワークをどういったものにしようかと考えていた松井は、やはり自らのFavoriteデザインである、スウェードやパルプを思い浮かべる、そういったタイミングになんと偶然にも『ピーター・サヴィル・ショー』が開催されていて、そのショーを見た松井は確信めいたものを感じる。1ヵ月後、マスタリングで訪れたLONDONにてPeterは松井自らのオファーに快諾。今作のアートワークを担当する。