レニー・クラヴィッツ

全世界のトータル・アルバム・セールスが4,000万枚と、90年代以降で最も成功した男性ソロ・ロック・アーティスト、レニー・クラヴィッツ。64年ニューヨーク出身。父はTVプロデューサー、母はバハマ出身の女優。

89年のデビュー・アルバム『レット・ラヴ・ルール』で彗星のごとく登場し、まるで60年代からやってきたようなサイケデリックでヒッピー風ファッションと、60-70年代の香りが充満したロックンロール、ソウル、ファンクのエッセンスを全面に打ち出したヴィンテージ感溢れるサウンドでシーンに衝撃を与える。2ndアルバム『ママ・セッド』(91年)で早くも世界的にブレイク、93年の3rdアルバム『自由への疾走』(原題:ARE YOU GONNA GO MY WAY)では表題曲の大ヒットにより、日本だけで40万枚以上の大ヒットを記録する。続く4thアルバム『サーカス』(95年)がオリコン週間アルバム・ランキング(総合)で1位に輝き、前作をゆうに超える50万以上のセールスを記録するなど、時代の寵児となる。ヴィジュアル面においても“ドレッド・ヘアにフライングVギター”というかつてない個性的なスタイルで強烈な存在感を放ち、以来、ジャンル、スタイル、人種、国境を越えたロック・スターとして唯一無二の地位を確立している。これまで9枚のオリジナル・アルバムを発表、グラミー賞では98年から01年にかけて4年連続で「最優秀男性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞」を受賞している。デビュー25周年を迎えた今年、自身のレーベル「ロキシー・レコーズ」を立ち上げると同時に各国の発売レーベルを一新、日本はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより移籍第一弾アルバム『ストラット』を9月24日に発売する。