ドヴォルザーク:詩的な音画集
レイフ・オヴェ・アンスネス
ドヴォルザーク:詩的な音画集
レイフ・オヴェ・アンスネス
DVORÁK: POETIC TONE PICTURES, OP.85 | LEIF OVE ANDSNES
■品番 1CD:SICC-30700 ■発売日: 2022年10月26日
■定価: ¥2,860(税抜き¥2,600)
■日本盤のみ Bluspec CD2 ■レーベル: Sony Classical
【収録曲】
ドヴォルザーク
詩的な音画集 作品85 B.161
第1曲:夜の道(アレグロ・モデラート)
第2曲:たわむれ(アレグレット・レッジェーロ)
第3曲:古い城で(レント)
第4曲:春の歌(ポーコ・アレグロ)
第5曲:農夫のバラード(アレグロ・ジュスト)
第6曲:悲しい思い出(アンダンテ)
第7曲:フリアント(アレグロ・フェローチェ)
第8曲:妖精の踊り(アレグレット)
第9曲:セレナード(モデラート・エ・モルト・カンタービレ)
第10曲:バッカナール(ヴィヴァチッシモ)
第11曲:おしゃべり(アンダンテ・コン・モート)
第12曲:英雄の墓にて(グラーヴェ、テンポ・ディ・マルチア)
第13曲:聖なる山にて(ポーコ・レント)
【演奏】
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
[録音]2021年4月24日~28日、ノルウェー、トロントハイム、オラフ・ホール
[レコーディング・プロデューサー]ジョン・フレイザー
[レコーディング・エンジニア]
ハーヴァルド・クリステンセン、アーン・アクセルバーグ
[エディティング]ユリア・トーマス
ドヴォルザークの秘曲。心に刻まれる懐かしい調べ。究極の癒し。
■レイフ・オヴェ・アンスネスによる待望のソロ・アルバムは、ドヴォルザークの「詩的な音画集」。1889年、作曲者48歳の時に書かれたピアノ曲で、交響曲第8番や歌劇「ジャコバン党員」などと同じく渡米前に生み出された円熟作。1889年4月、久々に生地ネラホゼヴェスを訪れたことがきっかけとなり、その懐かしい思い出が反映したインティメートな音楽で、標題のついた13曲の宝石のような小品で構成されています。
■アンスネス自身が「19世紀ピアノ音楽の中で忘れ去られた大曲」と太鼓判を押すように、幼少時から作品に魅せられ、12歳で参加したピアノ・コンクールでも弾いています。コロナ禍によって演奏活動が制限される中でアンスネスは再びこの作品に向き合いました。音楽に盛り込まれた多様なニュアンスを汲み取り、磨き抜かれたピアニズムで描き出すドヴォルザークの世界はまるで万華鏡のよう。懐かしい調べが心に刻まれます。
■「《詩的な音画集》は19世紀ピアノ音楽の中で忘れられた大作なんです。これは大げさに聞こえるかもしれませんが、私はそのように確信しています。ドヴォルザークという優れた作曲家が、交響曲第8番、ピアノ五重曲やレクイエムのような傑作と同時期に、1時間という形式の中で書き上げた《詩的な音画集》は、そうした傑作と肩を並べる音楽です。とにかく私はこの作品が大好き。でも誰も演奏しない!いくつもの物語が含まれた曲集ですが、一つの大きな物語のようでもあります。冒頭は、語り部が、分厚い本を開いて、『さあ皆さま、私の話をお聞きください』と語り始めるかのようです。ドヴォルザークはこの作品で、ピアノから独特の音色を生み出し、自信をもってその幅広い音のレンジを使い尽くしています。」(レイフ・オヴェ・アンスネス)