映画「蜜蜂と遠雷」から各キャラクターに寄り添って奏でられた、インスパイアード・アルバムが9月4日に発売決定!! 音楽の神様に愛されるのは、誰か?
史上初の快挙となる<直木賞>(第156回)と<本屋大賞>(2017年)のW受賞を果たし、現代を代表する作家の一人、恩田陸の新たな代表作となった名作「蜜蜂と遠雷」が豪華キャスト、スタッフ陣により映画化され10月4日(金)に公開する。
この度、本作のインスパイアード・アルバムが9月4日(水)に発売されることが決定した!原作の繊細な“文章”による楽曲の表現に映像化不可能と言われていた原作を、日本最高峰のピアニストが、それぞれのキャラクターに沿った演奏で一音の妥協なく“音楽”を作り上げ映画化された。
松岡茉優演じる【栄伝亜夜】の演奏を担当するのは、感性豊かな音楽性と独創性で世界の数々の桧舞台で聴衆を魅了している実力派ソリストであり、昨今は後進の指導でもその多才ぶりを発揮する河村尚子。松坂桃李演じる【高島明石】には国内外のコンクールで活躍をみせ、2015年に行われたアイスショー「Fantasy on Ice」で羽生結弦と共演した実績を持つ福間洸太朗。森崎演じる【マサル・カルロス・レヴィ・アナトール】には自身もマサル同様に海外で育ち、その才能を幼いころから発揮させ、2018年には国際NGO「難民を助ける会」の創立40周年チャリティーコンサートにて、皇后さまの前で演奏もした金子三勇士。そして鈴鹿演じる【風間塵】には弱冠18歳にして第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し「青年批評家賞」、「聴衆賞」、「現代曲賞」の特別賞を受賞。2019年6月に行われた第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で第2位に輝いた藤田真央が参加。まさに映画史上最も贅沢な演奏陣が揃った。
今回発売となるインスパイアード・アルバムは、亜夜、明石、マサル、塵が劇中のコンクールで演奏する楽曲を収録した全4種類!それぞれのキャラクターに寄り添って奏でられる演奏の美しさに酔いしれること間違いなしの内容となっている。さらに、劇中で演奏されるコンクールの課題曲でオリジナルの楽曲である「春と修羅」もキャラクター別に収録されている。作曲を務めるのは国際的に評価の高い作曲家・藤倉大。藤倉は15歳で英国留学をし、現代音楽の作曲家としてロンドンを拠点に国際舞台で活躍している。
本物を追求したからこそ成し得た至極の“音”が響き渡る本作に是非ご注目いただきたい。
◆恩田陸さん コメント
この素晴らしい4枚のCDを作ってもらえただけでも映画化されてよかった!としみじみ思いました。
映画では一部しか聴けない4人の演奏を、ぜひフルバージョンでお楽しみください。
|映画情報|
映画「蜜蜂と遠雷」 2019年10月4日(金)全国東宝系ロードショー
ストーリー 芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まったピアニストたち。復活をかける元神童・亜夜。不屈の努力家・明石。信念の貴公子・マサル。そして、今は亡き“ピアノの神”が遺した異端児・風間塵。一人の異質な天才の登場により、三人の天才たちの運命が回り始める。それぞれの想いをかけ、天才たちの戦いの幕が切って落とされる。はたして、音楽の神様に愛されるのは、誰か?
松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン
鈴鹿央士(新人) 臼田あさ美 ブルゾンちえみ福島リラ/ 眞島秀和 片桐はいり 光石研
平田満 アンジェイ・ヒラ 斉藤由貴 鹿賀丈史
原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫) 監督・脚本・編集:石川慶
「春と修羅」作曲:藤倉大 ピアノ演奏:河村尚子福間洸太朗 金子三勇士 藤田真央 オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:円光寺雅彦)
©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
|商品情報|
タイトル:
●映画『蜜蜂と遠雷』 ~ 河村尚子 plays 栄伝亜夜
9月4日(水)発売〈デジタル配信も同時発売〉
定価:3,000円+税
品番:SICC-39031 ※Blu-spec CD2でのリリース
発売元:ソニー・ミュージックレーベルズ
【収録曲】
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻~第5番 ニ長調 BWV850
- プレリュード
- フーガ
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 作品81a「告別」~第1楽章
- リスト:メフィスト・ワルツ第1番 「村の居酒屋での踊り」 S.514*
- 藤倉大:春と修羅(栄伝亜夜ヴァージョン)*
ラヴェル:ソナチネ - 第1楽章 モデレ(中庸の速さで).
- 第2楽章 メヌエットのテンポのように
- 第3楽章 生き生きと
- メンデルスゾーン:厳格な変奏曲作品54
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番ハ長調 作品26~第1楽章*
- 〈ボーナス・トラック〉
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番ハ長調 作品26~第3楽章よりコーダ*
- ドビュッシー:月の光
- ショパン:前奏曲 第15番 変ニ長調 作品28-15 「雨だれ」
*映画「蜜蜂と遠雷」劇中使用曲
河村尚子コメント
この度は、このようなとても素敵で興味深い企画に参加することが出来て、大変光栄に思います。
映画では、物語と演技と音楽がとても良い具合に調和され、
3つの要素が交わることにより、より一層高揚していることに感銘を受けました。
この映画のために藤倉大さんが手掛けられた「春と修羅」ですが、
つい1週間前に作られた新作が、私自身の手によって、楽譜に書かれたおたまじゃくしが、
生きた音楽になっていく過程が大変新鮮で、わくわくしました。
※ナクソス・ジャパン、ユニバーサルミュージックからも同時発売!
【ナクソス・ジャパン】
●映画『蜜蜂と遠雷』 ~ 福間洸太朗 plays 高島明石
9月4日(水)発売〈デジタル配信も同時発売〉
定価:3,000円+税
品番:NYCC-27309 ※UHQ-CDでのリリース
発売元:ナクソス・ジャパン
【収録曲】
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 前奏曲とフーガ 第2番 ハ短調 BWV847
- 前奏曲
- フーガ
- シューマン:アラベスクハ長調 Op.18
シューマン:クライスレリアーナ Op.16 - 第1番
- 第2番
- 第3番
- リスト:パガニーニの大練習曲S.141 第6曲「主題と変奏」
- ラヴェル:水の戯れ
- 藤倉大:春と修羅(高島明石ヴァージョン)
- <ボーナス・トラック>
- ショパン:バラード第2番 ヘ長調 Op.38
- バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
福間洸太朗コメント
小説を読んだ時に、私は高島明石の音楽にかける想いや真摯な姿勢に心打たれ、さまざまなことを考えさせられました。
彼と私は境遇がかなり違いますが、私なりに想像をめぐらし、家庭を持つ社会人として、コンクールに挑戦する明石の音を追求してみました。
特に「春と修羅」では、カデンツァのメロディのヒントをくれた妻子に対する、明石の“無条件の愛”を意識しました。聴く人へ勇気と癒しを与えることが、明石と私の願いです。
【ユニバーサル ミュージック】
●映画『蜜蜂と遠雷』 ~ 金子三勇士 plays マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
9月4日(水)発売〈デジタル配信も同時発売〉
定価:3,000円+税
品番:UCCS-1252 ※SHM-CDでのリリース
発売元:ユニバーサルミュージック
【収録曲】
- モーツァルト: ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K. 333 (315c)から第1楽章
- ラフマニノフ: 絵画的練習曲《音の絵》 イ短調 作品39の6
- 藤倉大:春と修羅(マサル・バージョン)
- バルトーク: ピアノ・ソナタSz.80から 第1楽章
- バルトーク: ピアノ・ソナタSz.80から 第3楽章
- ショパン: ワルツ 第14番 ホ短調
- リスト:ピアノ・ソナタ(抜粋)
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16から 第1楽章抜粋
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16から 第2楽章抜粋
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16から第3楽章抜粋
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16から第4楽章
金子三勇士コメント
国際コンクールの本選には、まず選ばない難曲をあえてぶつけてきたマサル。彼に同化して弾いたプロコフィエフの協奏曲がどのような映像作品に昇華したのか、一番楽しみにしている一人です。
【ナクソス・ジャパン】
●映画『蜜蜂と遠雷』 ~ 藤田真央 plays 風間塵
9月4日(水)発売〈デジタル配信も同時発売〉
定価:3,000円+税
品番:NYCC-27310 ※UHQ-CDでのリリース
発売元:ナクソス・ジャパン
【収録曲】
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332 第1楽章
- サティ:ジュ・トゥ・ヴ
- ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
ドビュッシー:版画 - 第1番 パゴダ
- 第2番 グラナダ
- 第3番 雨の庭
- メンデルスゾーン:無言歌集第5巻 Op.62 - 第6曲イ長調「春の歌」
- 藤倉大:「春と修羅」(風間塵ヴァージョン)
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 BB127 - 第2楽章
- 第3楽章
藤田真央コメント
モスクワとは思えない強い日差しの中、滝のように汗を流しながらピアノを弾き、時おり聴こえてくる鳥の声にホッとし、壁にかかった作曲家の肖像画に語りかける……。
コンクール期間中、音楽院の練習室で過ごした日々を忘れることはできません。と同時に、練習室を一歩出ると、コンテスタントの友人とピアノや音響のことを話して励まし合い、見ず知らずの方に「昨日聴いたよ!次もがんばってね」と声をかけられる……。そんな勇気づけられる日々でもありました。いつもどおりに過ごそうと思いつつも、緊張しながら本番を迎えるのですが、舞台袖から一歩ステージに踏み出すと、早く弾きたい気持ちでいっぱいになります。ステージのピアノが輝いていて、ピアノに吸い寄せられるように、椅子に座って……。
「蜜蜂と遠雷」のような日々を過ごした今、あらためて映画になった“風間塵くん”のピアノ演奏を担当させていただいたことに、不思議な縁を感じています。そして僕も、“音楽の神様”に愛されるピアニストであり続けたいです。
映画『蜜蜂と遠雷』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=b9z6NcS5Wwc
|関連ウエブサイト|
映画『蜜蜂と遠雷』オフィシャル・サイト
https://mitsubachi-enrai-movie.jp/
映画『蜜蜂と遠雷』 ~河村尚子 plays 栄伝亜夜
http://www.sonymusic.co.jp/artist/HisakoKawamura/discography/SICC-39031
映画『蜜蜂と遠雷』 ~福間洸太朗 plays 高島明石
http://naxos.jp/special/nycc-27309
映画『蜜蜂と遠雷』 ~金子三勇士 plays マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
https://www.universal-music.co.jp/kaneko-miyuji/products/uccs-1252/
映画『蜜蜂と遠雷』 ~藤田真央 plays 風間塵
http://naxos.jp/special/nycc-27310