【バリー・ギブ・バイオグラフィー】
1946年9月1日マン島で生まれる。 1人の姉(レズリー 1945年生)と3人の弟(ふたごのロビンとモーリス 1949年生、アンディ 1958年生)がいる。うちバリー、ロビン、モーリスでビー・ジーズを結成。1963年オーストラリアでデビュー、1967年に英国へ移り、サクセスストーリーが始まる。
1967年には「ニューヨーク炭鉱の悲劇」メジャー・デビュー。その後「マサチューセッツ」「ホリディ」「獄中の手紙」「ジョーク」「傷心の日々」などヒットを連発し一時代を築く。その後、70年代中盤ディスコ・ブームの先駆けとなった「ジャイヴ・トーキン」「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」などで大ヒット。1977年公開映画『サタデー・ナイト・フィーバー』が大ブレイク。サントラ盤に収録されていた「愛はきらめきの中に」「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」など立て続けにヒットし、翌1978年のグラミー賞アルバム・オブ・ジ・イヤーを受賞。
2003年1月、モーリスが、2012年5月にはロビンが癌闘病を経て逝去。グループとしての活動は終焉を迎える。 バリー・ギブはビー・ジーズのほとんどのヒット曲を弟たちと書き、またソングライター、プロデューサーとしてバーブラ・ストライサンド、ディオンヌ・ワーウィック、 アンディ・ギブ、ケニー・ロジャース、クリフ・リチャード等のヒット曲を手がけている。
日本でも大ヒットを記録し(日本でのビー・ジーズ参照)、楽曲はたびたびCMにも起用されている。来日公演は1972年、1973年、 1974年、1989年の4回。
【世界でのビー・ジーズ】~記録づくめの大スーパーグループ
●トータル・アルバム・セールス:全世界2億2000万枚
*エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、マイケル・ジャクソン、ガース・ブルックス、ポール・マッカートニーに次ぐ史上6位の売上
*『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックは、4000万枚のセールスを記録。この記録はマイケル・ジャクソンの『スリラー』に抜かれるまで、史上最も多く売り上げたレコードだった。
<チャート記録>
●グループとして全米No.1獲得数史上3位(1位ビートルズ、2位シュープリームス)
●バリー、ロビン、モーリス、アンディとのギブ兄弟の作品は19作が全米No.1を獲得
●6曲連続の全米No.1獲得はザ・ビートルズに匹敵する快挙。
●1978年全米チャートTOP10中5曲同時にランクイン
●1978年3月には、全米チャートTOP5中4曲同時ランクイン(ビートルズが1964年の4月に上位5つ全てを独占した記録に次ぐ偉業)
●1977年12月24日から1978年9月2日までの37週のうち、27週もの間1位を記録
●1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、それぞれの4つの年代で1位を記録
●全英No.1獲得数史上2位(19曲No.1獲得。ビートルズの28曲に次ぐ2位)
<アワード・受賞歴>
●グラミー賞に16回ノミネートされ9回受賞
●1997年「ロックの殿堂」、1994年「ソングライターの殿堂」、 2001年「ボーカル・グループの殿堂」、2004年「ダンスミュージックの殿堂」入りを果たし、音楽史上初めて4つの殿堂入りを記録
●2015年にグラミー賞の生涯功労賞を受賞 ●アメリカン・ミュージック・アワードの生涯功労賞、BMIのアイコン・アワードの他、BMIソングライター・オブ・ジ・イヤーを4度受賞
【日本でのビー・ジーズ】~2つの大絶頂期あり!
●1960年代後半から1970年代頭・・・日本でもアイドル的人気。
*1968年「マサチューセッツ」が日本人以外の洋楽アーティストとして初のオリコン・シングルチャート1位獲得、50万枚の大ヒット!
*1971年映画『小さな恋のメロディ』が特に日本で大ブレイク。日本だけでシングル発売された「メロディ・フェア」が45万枚の大ヒット!(オリコン・シングルチャート3位)
*1972年、1973年、1974年3年連続来日公演あり
日本のアーティストとの関連性も
*当時(1968年頃)グループサウンズのタイガースが「ホリデイ」をカバーして歌う(これが後の『花の首飾り』につながったといわれている)
*また、タイガースはロンドンでビー・ジーズに会い、『スマイル・フォー・ミー』という歌をプレゼントされた
(1969年オリコン3位)
●1970年代後半から1980年頭・・・映画『サタデー・ナイト・フィーバー』~サントラ大ヒット!
*1978年『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラが大ヒット(50万枚。 オリコン・アルバムチャート1位)。
*シングル「ステイン・アライヴ」(21万枚)、「恋のナイト・フィーバー」(オリコン4位、37万枚)大ヒット!
*続くアルバム1979年『失われた愛の世界』も20万枚
*更にビー・ジーズ絡みの映画サントラが日本で続けて大当たり!
・1978年映画『グリース』のサントラ(バリー・ギブがプロデュース、及びタイトル・トラックを作曲)はオリコン1位、30万枚
・1983年映画『ステイン・アライヴ』(『サタデー・ナイト・フィーバーー』続編)のサントラがオリコン2位、21万枚