ウィリー・ネルソン

ウィリー・ネルソン/Willie Nelson

 

 ウィリー・ネルソン(1933年4月29日生)は1970年代から現在に至るまでカントリー音楽シーンを中心に、ポップスやジャズなど様々なジャンルの楽曲やアーティストたちとの交流で常に第一線の活動を続けながら、全米の農業従事者をサポートするチャリティ・コンサート「ファーム・エイド」の共同創設者として毎回出演するなど、社会的活動にも熱心なカントリー・レジェンドであり、アメリカを代表するシンガーソングライター。60年代から数々のカントリーの名曲のソングライターとして活動していたウィリーは、70年代それまでの伝統的なカントリー音楽へのアンチテーゼとして盛り上がった「アウトロー・カントリー」ムーヴメントの旗手の一人として、自らもシンガーとして大きくブレイク。70年代後半から90年代に在籍したコロンビア・レーベルから、カントリーだけでなく、スタンダード曲やポップ作品なども取り上げた数々の作品を発表、広い支持を得たウィリーはアメリカを代表するメインストリーム・シンガーとして押しも押されぬ地位を確立していった。2000年代以降も独自のスタンスでのカントリー作品を発表し続ける一方、ロックやジャズなど様々な分野のアーティストたちの敬愛を集めてのコラボ作品など幅広い分野での活動をしなやかに続けているウィリー。最近ではニール・ヤングのサポート・バンド、プロミス・オブ・ザ・リアルを率いる息子ルーカスをはじめ、ネルソン・ファミリーでの活動も行いながら、まだまだ現役としての存在感をシーンに示している。

 

 アメリカ南部テキサス州のアボットという小さな町で姉のボビーと共に育ったウィリーは、幼少時からカントリーのハンク・ウィリアムスやボブ・ウィルスといったレジェンド達の音楽に加え、フランク・シナトラやルイ・アームストロングらのジャズにも親しみ、ローティーンの頃から地元のホンキートンク(ライブハウス)で演奏するなど音楽に没頭していた。1960年にナッシュヴィルに移ったウィリーは、後にデュエットアルバムを録音することになるカントリーの大スター、レイ・プライスのバンドのベーシストとして活動しながら曲を書き、それらがカントリー・スター達に取り上げられるようになった。その代表作が若くして飛行機事故で夭折したカントリーの大スター、パッツィー・クラインの大ヒット・バラード「Crazy」(1961年全米9位、カントリーチャート2位)。

 このソングライターとしての名声をきっかけに自らも1961年にリバティからデビュー、いきなりカントリー・チャートトップ10ヒットを放つと1964年にはRCAヴィクターに移籍。同年にカントリー・ミュージックの殿堂、グランド・オール・オプリのメンバーに迎えられ名実共にカントリー・スターの仲間入り。70年代前半までRCAで10枚のアルバムを発表してカントリー・シーンでは一定の成功を果たした。

 そんなウィリーがカントリーの枠に留まらずメインストリームにもクロスオーバーしたのは、コロンビア移籍第一弾アルバム『赤毛のよそもの(Red Headed Stranger)』(1975)だった。妻とその不倫相手を殺めて逃亡者となった男の物語というこのコンセプト・アルバムから生まれた、彼にとって初のカントリー・ナンバーワンヒット「雨の別離(Blue Eyes Crying In The Rain)」がポップ・チャートでもトップ40入りし、初のグラミー賞を受賞する(最優秀男性カントリー・ボーカル部門)など、ウィリーの聴衆の幅は大きく広がることに。そしてこの頃から『激突!アウトローズ(Waylon & Willie)』(1978)といったアルバムで、彼のキャリアを通じての盟友となるウェイロン・ジェニングスとの活動を加速。そのウェイロンと共に、レーベル主導による伝統的カントリー・サウンドに反旗を翻して自らのクリエイティブ・コントロールの下、よりロックやブルースといった他ジャンルを取り入れたサウンドを推進する「アウトロー・カントリー・ムーヴメント」をリードして、70年代から80年代にかけ新しいカントリー・ミュージックの地平を切り開いていった。またその一方で、アメリカン・スタンダード曲集『スターダスト〜我が心のジョージア(Stardust)』(1978)で伝統的ポピュラー音楽の世界に挑戦し、レフティ・フリゼルやクリス・クリストファーソンらの同世代の優れたカントリー系シンガーソングライター達の作品を自らの解釈でカバーするなど、単なるカントリー・シンガーからアメリカン・ソングブック・シンガーとしての境地を見せ始めたのもこの時期だった。

 ウィリーの80年代は映画プロジェクトへの挑戦で始まった。『追憶』(1974)のシドニー・ポラック監督による、ロバート・レッドフォード、ジェーン・フォンダ主演の映画『出逢い』(1979)のサウンドトラック盤を担当した後、自らのファミリー・バンドを題材にしたような『忍冬(すいかずら)の花のように』(1980)では主演と音楽を担当、主題歌の「On The Road Again」はウィリーにとって最大のポップ・ヒット(20位)になった。ウィリーの80年代の快進撃はこれにとどまらない。エルヴィス・プレスリーのヒット曲のカバー「Always On My Mind」の大ヒット(1982年、全米5位)と第25回グラミー賞でのソング・オブ・ジ・イヤーを含む3部門受賞で、完全にメインストリーム・シンガーの地位を確立、スペイン・ポップの貴公子と言われたフリオ・イグレシアスとのデュエット「かつて愛した女性へ(To All The Girls I’ve Loved Before)」も大ヒット(1984年、全米5位)と、様々なジャンルを縦横無尽に股にかける身軽さで活躍。一方、この時期ウィリーはウェイロンとの『WWII』(1982)や『Take It To The Limit』(1983)以外にも多くのコラボアルバムを発表して様々なミュージシャンたちとの活動でその幅を広げた。自分のキャリアのスタートだったレイ・プライスとの『San Antonio Rose』(1980)、無頼派カントリーのマール・ハガードとの『心許す仲間へ(Pancho & Lefty)』(1982)そして『メキシコへの想い(Seashores Of Old Mexico)』(1987)、ウェイロン、クリス・クリストファーソンそしてジョニー・キャッシュといった大物達とスーパーグループ、ハイウェイメンを結成して発表した『ハイウェイマン:四人の男達(Highwayman)』(1985)そして『Highwayman 2』(1990)、クリストファーソンと共演の映画のサウンドトラック盤『ソングライター(Music From Songwriter)』(1984)といずれも評価の高い作品ばかり。もちろん自らの作品集や、『モナ・リザ(Somewhere Over The Rainbow)』(1981)や『枯葉(Without A Song)』(1983)などのアメリカン・スタンダード集、『City Of New Orleans』(1984)といった他のソングライター作品のカバー集など多様な作品もリリース、80年代のウィリーは脂の乗りきった円熟味と精力的な活動で、そのキャリアで最も多作で充実したキャリアの絶頂期を極めたと言っていい。

 音楽・映画活動の一方、80年代はウィリーが社会貢献活動に本格的に注力しはじめた時期でもあった。ボブ・ディラン、ニール・ヤング、ジョン・メレンキャンプらと全米の農業従事者のサポートのための年次チャリティ・コンサート「ファーム・エイド」を1985年に立上げ、以来現在に至るまでほぼ毎年開催のコンサートに、主催団体の代表として毎回出演し続けている。また、1984年、ハリー・ベラフォンテの呼びかけでアフリカ飢饉と貧困救済のために豪華ポップ・スター達が一同に会したシングル「ウィ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)」のレコーディングにも参加、マイケル・ジャクソンらのポップスター達とその一節のリードを分け合った。

 1990〜2000年代、還暦を過ぎなお精力的にレコーディング、ツアーに活動するウィリーは、ファーム・エイドでフィッシュやデイヴ・マシューズ・バンド、ウィルコといった若手のジャム・バンドやオルタナ・カントリー・バンド達と交流を深める。1993年の『Across The Borderline』を最後に長年所属したコロンビアを離れたウィリーは、1998年にはエミルー・ハリスやU2のキャリアを再定義した名プロデューサー、ダニエル・ラノワのプロデュースによる傑作『ティアトロ(Teatro)』をアイランド・レーベルから発表、オルタナ・カントリーの若手アーティスト台頭の中で確固たる存在感を示した。その後2002年にはオルタナ・カントリー・アーティストを多く擁するインディー系のロスト・ハイウェイに移籍、アメリカーナな作品を発表し続ける一方、従来からマリファナ合法化支持のウィリーらしく、レゲエのトゥーツ&ザ・メイタルズのアルバム『True Love』(2004)にエリック・クラプトンやキース・リチャーズらと客演すると、その翌年には自ら初のレゲエ・アルバム『Countryman』を発表。かと思うとジャズ・トランペットのウィントン・マルサリスとNYリンカーン・センターでのライブ『スターダスト(Two Men With The Blues)』(2007)で初共演するなど、齢70を超えてもその広範な音楽活動は留まるところを知らず。

 2011年東日本大震災直後にハワイで開催された被災者支援チャリティ・コンサート「コクア・フォー・ジャパン」にジャック・ジョンソンらと参加するなど、チャリティ活動に相変わらず熱心なウィリーは、2012年にソニー傘下のレガシー・レーベルと契約し古巣のソニーに復帰。その第一弾アルバム『ヒーローズ(Heroes)』(2012)には息子のルーカスとマイカやレイ・プライス、クリス・クリストファーソンら古くからの仲間に加えて、シェリル・クロウや何とスヌープ・ドッグまで参加し、パール・ジャムやコールドプレイのカバーも含むなど多様な内容で、ウィリーの新しい門出にふさわしい作品となった。このアルバムで表舞台に登場した息子のルーカスとそのバンド、プロミス・オブ・ザ・リアルは、2014年のファーム・エイドで共演したニール・ヤングと意気投合、2015年以降ニールのバック・バンドを務める一方、2018年のレディ・ガガとブラッドリー・クーパー主演の映画『アリー/スター誕生』の共同音楽監督として数曲を提供するなどウィリーの息子世代の活躍も増え、ネルソン・ファミリーは一大音楽ファミリーとして大きくなっていった。

 80歳の年に発表した、カントリー系中心に18人の女性シンガーとデュエットしたアルバム『デュエッツ(To All The Girls…)』(2013)はウィリーにとって30年ぶりの全米トップ10アルバムとなり、これをきっかけに2010年代には全米トップ10アルバムを4作放つなど、リスナー層が自分の子どもたち世代に交代した今も確実な支持を得ている。その一つの証左として、ジョージ・ガーシュインの作品を集めた『Summertime: Willie Nelson Sings Gershwin』(2016)や、シナトラ作品集の『My Way』(2018)などお得意のアメリカン・スタンダード集のアルバムは近年グラミー賞受賞の常連となっていて、最新作のシナトラ集『That’s Life』(2021)も今年2022年第64回グラミー賞にノミネートされている(通算53回目のノミネート)。

 最近ではLGBTQ運動を支持し、カントリーが保守的というイメージに反しトランプ政権を批判し、コロナ期間中もライブストリームでオンラインライブを発信してコロナで経済的ダメージを受けた人々のためのチャリティを推進し、姉や子どもたちを加えた自分のバンド、ザ・ファミリー・バンドによるアルバム『家族(The Willie Nelson Family)』(2021)でネルソン・ファミリーを再定義したウィリー。来年で90歳を迎える彼にはまだまだ「引退」の2文字はないようで、今年も72作目となるアルバムのリリースが予定されている。彼の壮大なキャリアの旅路がどこまで続くのか、そしてそのレガシーを子供たちがどう継承していくのか、アメリカを代表するアイコンの今後の活動に興味が尽きない。

ディスコグラフィ(カッコ内は原盤レーベル、- 以降は英米のチャート実績、USC=USカントリーチャート順位)

1,主なアルバム

1962年    『デビュー・アルバム(…And Then I Wrote)』(Liberty)

1963年    『ヒアーズ・ウィリー・ネルソン(Here’s Willie Nelson)』(Liberty)

1965年    『Country Willie – His Own Songs』(RCA Victor)- USC 14位

1966年    『Country Favorites – Willie Nelson Style』(RCA Victor) – USC 9位

              『Country Music Concert』(ライブ盤)(RCA) – USC 5位

1967年    『Make Way For Willie Nelson』(RCA Victor)– USC 7位

     『The Party’s Over』(RCA Victor) – USC 9位

1968年    『Good Times』(RCA Victor)– USC 29位

1969年    『My Own Peculiar Way』(RCA)– USC 39位

1971年    『Willie Nelson And Family』(RCA Victor) – USC 43位

       『Yesterday’s Wine』(RCA Victor) – USC 43位

1972年    『The Willie Way』(RCA Victor) – USC 34位

1973年    『Shotgun Willie』(Atlantic) – USC 41位

1974年    『フェイゼズ・アンド・ステージズ(Phases And Stages)』(Atlantic) – US 187位、USC 34位

1975年    『赤毛のよそもの(Red Headed Stranger)』(Columbia) – US 28位、USC 1位(5週、2xプラチナ)

              『What Can You Do To Me Now』(ベスト盤)(RCA) – US 196位、USC 5位

1976年    『テキサスのならず者(Wanted! The Outlaws)』(ウェイロン・ジェニングス、ジェシ・コルター、トムポール・グレイザーとの共演)(RCA) – US 10位、USC 1位(6週、2xプラチナ)

              『テキサスの凄い奴(The Sound In Your Mind)』(Columbia) – US 48位、USC 1位(8週、プラチナ)

              『トラブルメイカー(The Troublemaker)』(Columbia) – US 60位、USC 1位(3週、ゴールド)

1977年    『レフティへウィリーより(To Lefty From Willie)』(Columbia) – US 91位、USC 2位

              『Willie – Before His Time』(過去曲集)(RCA) – US 78位、USC 3位

1978年    『激突!アウトローズ(Waylon & Willie)』(ウェイロン・ジェニングスとの共演)(Columbia) – US 12位、USC 1位(11週、2xプラチナ)

              『スターダスト〜我が心のジョージア(Stardust)』(Columbia) – US 30位、USC 1位(11週、5xプラチナ)

              『ウィリー&ファミリー・ライヴ(Willie And Family Live)』(ライブ盤)(Columbia) – US 32位、USC 1位(2週、4xプラチナ)

              『Face Of A Fighter』(過去曲集)(Lone Star) – USC42位

1979年    『スイート・メモリーズ(Sweet Memories)』(カバー集)(RCA) – US 154位、USC 6位

              『ワン・フォー・ザ・ロード(One For The Road)』(レオン・ラッセルとの共演)(Columbia) – US 25位、USC 3位(ゴールド)

              『クリス・クリストファスンを歌う(Willie Nelson Sings Kristofferson)』(Columbia) – US 42位(プラチナ)、USC 5位

              『ウィリーのホワイト・クリスマス(Pretty Paper)』(Columbia) – US 73位(プラチナ)、USC 11位

              『出逢い(The Electric Horseman)』(同名映画のサウンドトラック盤)(Columbia) – US 52位、USC 3位(ゴールド)

1980年    『Danny Davis & Willie Nelson With The Nashville Brass』(過去曲集)(RCA) – US 150位、USC 14位

              『サン・アントニオ・ローズ(San Antonio Rose)』(レイ・プライスとの共演)(Columbia) – US 70位(ゴールド)、USC 3位

              『忍冬(すいかずら)の花のように(Honeysuckle Rose)』(同名映画のサウンドトラック盤)(Columbia) – US 11位、USC 1位(6週、2xプラチナ)

              『Family Bible』(Songbird) – USC 26位

1981年   『モナリザ(Somewhere Over The Rainbow)』(Columbia) – US 31位、USC 1位(3週、プラチナ)

              『The Minstrel Man』(過去曲集)(RCA) – US 148位、USC 39位

              『グレイテスト・ヒッツ(Greatest Hits (& Some That Will Be))』(ベスト盤)(Columbia) – US 27位、USC 1位(4週、4xプラチナ)

1982年    『青い影(Always On My Mind)』(Columbia) – US 2位、USC 1位(22週、4xプラチナ)

              『WWII』(ウェイロン・ジェニングスとの共演)(RCA) – US 57位(ゴールド)、USC 3位

              『The Winning Hands』(クリス・クリストファーソン、ドリー・パートン、ブレンダ・リーとの共演)(Monument) – US 109位、USC 4位

1983年    『心許す仲間へ(Pancho & Lefty)』(マール・ハガードとの共演)(Epic) – US 37位、USC 1位(8週、プラチナ)

              『テキサスの薔薇(Tougher Than Leather)』(Columbia) – US 39位、USC 4位

              『テイク・イット・トゥ・ザ・リミット(Take It To The Limit)』(ウェイロン・ジェニングスとの共演)(Columbia) – US 60位(ゴールド)、USC 3位

              『枯葉(Without A Song)』(Columbia) – US 54位(プラチナ)、USC 3位

1984年    『エンジェル・アイズ(Angel Eyes)』(Columbia) – US 116位

              『シティ・オブ・ニューオリンズ(City Of New Orleans)』(Columbia) – US 69位、USC 1位(12週、プラチナ)

              『ソングライター(Music From Songwriter)』(クリス・クリストファーソンとの共演)(Columbia) – US 152位、USC 21位

1985年    『Me And Paul』(Columbia) – US 152位、USC 3位

              『ハイウェイマン:四人の男達(Highwayman)』(ウェイロン・ジェニングス、ジョニー・キャッシュ、クリス・クリストファーソンとの共演)(Columbia) – US 92位、USC 1位(1週)

              『Half Nelson』(デュエット集)(Columbia) – US 178位(プラチナ)、USC 10位

1986年    『サムシング(Partners)』(Columbia) – USC 13位

              『The Promiseland』(Columbia) – USC 1位

1987年    『Island In The Sea』(Columbia) – USC 14位

              『メキシコへの想い(Seashores Of Old Mexico)』(マール・ハガードとの共演)(Epic) – USC 31位

1988年    『What A Wonderful World』(Columbia) – USC 6位

1989年    『音楽という名の奔馬(A Horse Called Music)』(Columbia) – USC 2位

1990年    『Highwayman 2』(ウェイロン・ジェニングス、ジョニー・キャッシュ、クリス・クリストファーソンとの共演)(Columbia) – US 79位、USC 4位

              『ボーン・フォー・トラブル(Born For Trouble)』(Columbia) – USC 31位

1991年    『Clean Shirt』(ウェイロン・ジェニングスとの共演)(Epic) – US 193位、USC 29位

1993年    『Across The Borderline』(Columbia)- US 75位、USC 15位

1994年    『ムーンライト(Moonlight Becomes You)』 (Justice) – US 188位、USC 37位

              『時の流れにいやされて(Healing Hands Of Time)』(Capitol) – US 103位、USC 17位

              『スーパー・ヒッツ(Super Hits)』(ベスト盤)(Columbia) – US 193位、USC 34位(2xプラチナ)

1996年    『スピリット(Spirit)』(Island) – US 132位、USC 20位、UK 78位

1997年    『Hill Country Christmas』(姉ボビーとの共演、クリスマスアルバム)(Finer Arts) – USC 60位

1998年    『VH1 Storytellers』(ライブ盤、ジョニー・キャッシュとの共演)(American) – US 56位、USC 25位

              『ティアトロ(Teatro)』(Island) – US 104位、USC 17位

2000年    『Milk Cow Blues』(Island) – US 83位

2001年    『Rainbow Connection』(Island) – USC 52位

2002年    『The Great Divide』(Lost Highway) – US 43位、USC 5位

              『Willie Nelson & Friends: Stars & Guitars』(ライブ盤)(Lost Highway) - US 133位、USC 18位

2003年    『エッセンシャル・ウィリー・ネルソン(The Essential Willie Nelson)』(ベスト盤)(Sony BMG) – US 179位(プラチナ)、USC 24位

              『ライヴ・アンド・キッキン(Live And Kickin’)』(ライブ盤)(Lost Highway) – US 42位、USC 4位

              『Run That By Me One More Time』(レイ・プライスとの共演)(Lost Highway) – USC 62位

2004年    『Live At Billy Bob’s Texas』(ライブ盤)(Smith Music Group) – US 168位、USC 27位

              『It Always Will Be』(Lost Highway) – US 75位、USC 12位

              『Outlaws And Angels』(ライブ盤)(Lost Highway) – US 69位、USC 10位

2005年    『Songs』(ベスト盤)(Lost Highway) – US 64位、USC 13位

              『Songs For Tsunami Relief: Austin To South Asia』(ライブ盤)(Lost Highway) – USC 57位

              『Countryman』(Lost Highway) – US 46位、USC 6位

2006年    『You Don’t Know Me: The Songs Of Cindy Walker』(Lost Highway) – US 114位、USC 24位

              『Songbird』(Lost Highway) – US 87位、USC 19位

2007年    『Last Of The Breed』(マール・ハガード、レイ・プライスとの共演)(Lost Highway) – US 64位、USC 7位

2008年    『Moment Of Forever』(Lost Highway) – US 56位、USC 8位

              『スターダスト(Two Men With The Blues)』(ライブ盤、ウィントン・マルサリスとの共演)(Blue Note) – US 20位

2009年    『Willie And The Wheel』(アスリープ・アット・ザ・ホイールとの共演)(Bismeaux) – US 90位、USC 13位

              『Naked Willie』(リミックス集)(Legacy) – US 193位、USC 29位『American Classic』(Blue Note) – US 43位、USC 14位

              『Lost Highway』(デュエット集中心のコンピレーション)(Lost Highway) – US 173位、USC 29位

2010年    『Country Music』(Rounder)- US 20位、USC 4位

2011年    『Remember Me, Vol. 1』(R&J) – USC 40位

2012年    『ヒーローズ(Heroes)』(Lagacy) – US 18位、USC 4位、UK 73位

2013年    『レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス(Let’s Face The Music And Dance)』(Legacy) – US 49位、USC 16位

              『デュエッツ(To All The Girls…)』(Legacy) – US 9位、USC 2位、UK 72位

2014年    『Band Of Brothers』(Legacy) – US 5位、USC 1位(1週)、UK 52位

              『ディセンバー・デイ(December Day: Willie’s Stash, Vol. 1)』(姉ボビーとの共演)- USC 26位

2015年    『Django & Jimmie』(Legacy) – US 7位、USC 1位(1週)

2016年    『Summertime: Willie Nelson Sings Gershwin』(Legacy) – US 40位

              『For The Good Times: A Tribute To Ray Price』(Legacy) – US 84位、USC 5位

2017年    『なんてこったい!(God’s Problem Child)』(Legacy) – US 10位、USC 1位(1週)、UK 64位

              『Willie And The Boys: Willie’s Stash, Vol. 2』(息子ルーカスとマイカとの共演)(Legacy) – US 134位、USC 19位

2018年    『ラスト・マン・スタンディング(Last Man Standing)』(Legacy) – US 14位、USC 3位、UK 46位

              『マイ・ウェイ(My Way)』(Legacy) – US 36位

2019年    『ライド・ミー・バック・ホーム(Ride Me Back Home)』(Legacy) – US 18位、USC 2位

2020年    『ファースト・ローズ・オブ・スプリング(First Rose Of Spring)』(Legacy) – US 49位、USC 5位、UK 76位

2021年    『ザッツ・ライフ(That’s Life)』(Legacy) – US 58位

               『家族(The Willie Nelson Family)』(姉ボビー、息子ルーカスとマイカ、娘ポーラとエイミーとの共演) (Legacy)

 

2,主なシングル

1962年     「Willingly」(シャーリー・コリーとの共演)- USC 10位

               「Touch Me」- USC 7位

1966年     「One In A Row」- USC 19位

1969年     「Bring Me Sunshine」- USC 13位

1974年     「Bloody Mary Morning」- USC 17位

               「After The Fire Is Gone」(トレイシー・ネルソンとの共演)- USC 17位

1975年     「雨の別離(Blue Eyes Crying In The Rain)」- US 21位、USC 1位(2週)

1976年     「Good Hearted Woman」(ウェイロン・ジェニングスとの共演)- US 25位、USC 1位(3週)

      「Remember Me (When The Candle Lights Are Gleaming)」- US 67位、USC 2位

      「I’d Have To Be Crazy」- USC 11位

      「お金があれば(If You’ve Got The Money I’ve Got The Time)」- USC 1位(1週)

1977年     「晴朗な日(Uncloudy Day)」- USC 4位

      「I Love You A Thousand Ways」- USC 9位

                「You Ought To Hear Me Cry」- USC 16位

1978年     「Something To Brag About」(メアリー・ケイ・プレイスとの共演)- USC 9位

               「ママとカウボーイ(Mammas Don’t Let Your Babies Grow Up To Be Cowboys)/ I Can Get Off On You」(ウェイロン・ジェニングスとの共演)- US 42位、USC 1位(4週)

                「君が彼女に触れたなら(If You Can Touch Her At All)」- USC 5位

                「我が心のジョージア(Georgia On My Mind)」- US 84位、USC 1位(1週)

                「Blue Skies」- USC 1位(1週)

                「All Of Me」- USC 3位

1979年      「Whiskey River」(ライブバージョン)- USC 12位

                「Sweet Memories」- USC 4位

                「September Song」- USC 15位

                「Heartbreak Hotel」(レオン・ラッセルとの共演)- USC 1位(1週)

                「Crazy Arms」- USC 16位

1980年     「ひとりぼっちの夜(Help Me Make It Through The Night)」- USC 4位

                「哀しみのヒーロー(My Heroes Have Always Been Cowboys)」- US 44位、USC 1位(2週)

                「Night Life」(ダニー・デイヴィス&ザ・ナッシュヴィル・ブラスとの共演)- USC 20位

                「Midnight Rider」- USC 6位

                「色あせし恋(Faded Love)」(レイ・プライスとの共演)- USC 3位

                「オン・ザ・ロード・アゲイン(On The Road Again)」- US 20位、USC 1位(1週)

                「Don’t You Ever Get Tired (Of Hurting Me)」(レイ・プライスとの共演)- USC 11位

1981年     「天使の誘惑(Angel Flying Too Close To The Ground)」- USC 1位(1週)

                「Mona Lisa」- USC 11位

1982年     「オールウェイズ・オン・マイ・マインド(Always On My Mind)」- US 5位、USC 1位(2週、プラチナ)、UK 49位

                「Just To Satisfy You」(ウェイロン・ジェニングスとの共演)- US 52位、USC 1位(2週)

                「Old Friends」(ロジャー・ミラー、レイ・プライスとの共演)- USC 19位

                「Let It Be Me」- US 40位、USC 2位

                「(Sittin’ On) The Dock Of The Bay」(ウェイロン・ジェニングスとの共演)- USC 13位

                「Last Thing I Needed First Thing This Morning」- USC 2位

1983年      「Everything’s Beautiful (In Its Own Way)」(ドリー・パートンとの共演)- USC 7位

                「Reasons To Quit」(マール・ハガードとの共演)- USC 6位

                「Little Old Fashioned Karma」- USC 10位

                「Pancho And Lefty」(マール・ハガードとの共演)- USC 1位(1週)

                「Why Do I Have To Choose」- USC 3位

                「Take It To The Limit」(ウェイロン・ジェニングスとの共演)- USC 8位

                「Without A Song」- USC 11位

1984年      「かつて愛した女性へ(To All The Girls I’ve Loved Before)」(フリオ・イグレシアスとの共演)- US 5位、USC 1位(1週、プラチナ)、UK 17位

                「City Of New Orleans」- USC 1位(1週)

                「Seven Spanish Angels」(レイ・チャールズとの共演)- USC 1位(1週)

1985年      「Forgiving You Was Easy」- USC 1位(1週)

                「Highwayman」(ウェイロン・ジェニングス、ジョニー・キャッシュ、クリス・クリストファーソンとの共演)- USC 1位(1週)

                「Me And Paul」- USC 14位

                「Desperados Waiting For A Train」(ウェイロン・ジェニングス、ジョニー・キャッシュ、クリス・クリストファーソンとの共演)- USC 15位

1986年      「Living In The Promiseland」- USC 1位(1週)

1988年      「Spanish Eyes」(フリオ・イグレシアスとの共演)- USC 8位

1989年      「Nothing I Can Do About It Now」- USC 1位(1週)

                「There You Are」- USC 8位

1990年      「Ain’t Necessarily So」- USC 17位

2002年      「Mendocino County Line」(リー・アン・ウーマックとの共演)- USC 22位

2003年      「Beer For My Horses」(トビー・キースとの共演)- US 22位、USC 1位(6週、プラチナ)

2006年      「Cowboys Are Frequently, Secretly Fond Of Each Other」- US 52位

2019年      「Have You Ever Seen The Rain」(娘ポーラとの共演)- USC 36位

 

* USでは、アルバム・シングル共にゴールド=50万枚、プラチナ=100万枚(2x=200万枚)の売上によりRIAA(アメリカレコード協会)が認定。UKでは売上によりBPI(英国レコード産業協会)が認定。いずれも2022年3月現在。